Date archive for 2020
金正恩の影
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 『荘子』(中国戦国時代の思想家で、道教の始祖の1人とされる荘子の著書)の漁夫編に影の話が登場する。 「ある人が自分の影に怯え、自分の足跡がつくことが嫌で、これを取り去ろうと走り始…
米中新冷戦、韓国外交の生きる道
韓国紙セゲイルボ 名分と実益の均衡が課題に 米国と中国、G2(主要2カ国)間の覇権戦いが激しい。新型コロナウイルスの起源論争で触発された米中対立は政治・経済・外交・軍事など全方向へ拡散している。果たしてコロナ発新冷戦で…
少しホッとする外出の光景-米国から
地球だより 米国で外出制限の緩和が進む中、徐々に外出する人が増えてきている。 筆者の住むバージニア州北部は、経済活動再開の第1段階に入った。小売店は入場制限した上で開店できるほか、飲食店は屋外席で客にサービスを提供し…
ブラジルが感染爆発の中心に 新型コロナ
新型コロナウイルスのパンデミックの中心は今、中南米に移っている。中でも、70万人以上の感染者を出しているブラジルでは、経済を優先するボルソナロ大統領が隔離政策を重視する地方自治体を批判して混乱を引き起こしており、国内の…
北メディア 後継指す?「党中央」表記
金正恩氏 妹を念頭か 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は10日付の記事「主体朝鮮の絶対兵器」の中で、「偉大な党中央と思想も志も歩みも共にし、祖国繁栄の燦爛(さんらん)たる明日を前倒ししていくわれわれ人民の前進を遮る力…
コロナ流行起源 昨夏説含め独立検証を進めよ
中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染について、米ハーバード大学医学大学院は昨年8月から広がっていた可能性があるとの調査結果を発表した。中国は直ちに否定したが、むしろ今後の防疫に資するため積極的に起源解明に…
米有人宇宙船打ち上げ成功に日本の長期構想明確化求めた産経、日経
◆9年の空白に終止符 米国の宇宙企業スペースXが開発した有人宇宙船「クルードラゴン」が先月30日、打ち上げに成功した。国際宇宙ステーション(ISS)に向けて民間の有人宇宙船が打ち上げられたのは初めてである。 コロナ禍…
図書館は学生時代から好きな場所の一つだ…
図書館は学生時代から好きな場所の一つだった。授業の合間の時間をそこで過ごし、家で書いたリポートを清書したのもそこだった。地元の図書館は仕事でも使うことがある。新聞や雑誌に目を通すことができるからだ。 だがここしばらく…
コロナ禍の中で デモがある世界、ない日本
60年前の今月、学生の安保闘争で日本は大揺れ。国会前デモで死者も出た。 大学1年生の私も誘われてデモに行ったら、警官隊の背後に屈強な暴力団員が樫(かし)の棒を手にズラリ並んでいる。恐かった。日米安保条約問題もよく判(…
高雄市長リコール 中国の台湾戦略転換に要注意
台湾南部の主要都市・高雄の韓国瑜市長がリコールされた。韓氏は台湾で初めて、リコールにより市長職を罷免される。 市長失職に伴う補欠選挙では、民進党の陳其邁・行政院副院長(副首相)が有力視される。医師出身の陳氏は新型コロ…
沖縄県議選、与党が辛うじて過半数を維持
任期満了に伴う沖縄県議選(定数48)は7日、投開票され、共産、社民両党など米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古キャンプ・シュワブ沖への移設に反対する玉城デニー知事の支持派が過半数を維持した。一方、自民が議席を伸ば…
観光客の激減で行き場を失った壺屋焼
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 新型コロナウイルスの感染拡大で、国内外からの観光客が激減したことに伴い、売り上げが落ち込んでいる壺屋陶器事業協同組合(島袋常秀理事長)はこのほど、インターネットを通じて資金を募るク…
現代の「専門知識」信仰を省みては? Blinded by science: Why modern faith in ‘expertise’ should be tempered
今日の米国で、最も敬われているのは、技術者である。そういう人たちは、えてして、シリコンバレーやボストンに住み、ワシントン・タイムズ本社近くのメリーランド州モンゴメリー郡にも住んでいる。彼らの働き方は、ピンからキリまでで…
病院に足を運ばなくても、パソコンやタブレット…
病院に足を運ばなくても、パソコンやタブレット、スマートフォンを通じて医師の診察を受けられる「オンライン診療」。政府が初診でも可能にする措置を取ったことで、これを導入する医療機関が急増している。 政府の5月半ばの公表に…
日本経済の前途は問題山積
鈴木政経フォーラム代表、経済学博士 鈴木 淑夫 大型措置の副作用に注意 非製造業の生産性向上を図れ 日本経済の激しい景気後退が進んでいる。昨年10~12月期には、景気後退の気配が広がる中で、消費税率引き上げを強行し、大…
国民は都市封鎖を支持-イタリアから
地球だより 6月に入り、新型コロナウイルス感染がピークアウトしたことを受け、欧州では3月中旬から施行してきた規制を緩和し、国境制限も段階的に解除する国が増えてきた。一時期、欧州最大の感染地だったイタリア北部ロンバルディ…
コロナ禍後の社会騒乱懸念―フランス
フランスでは封鎖措置緩和第2段階に入り、1週間が経(た)つ。移動制限が解除され、観光業が活気を取り戻す一方、黒人差別の警察への抗議運動が起き、ストレスを抱えた社会的弱者による社会的混乱への懸念も高まっている。経済回復に…
国会最終盤 対中国政策で集中審議を
日本や米国はじめ各国が新型コロナウイルスへの対応に追われる間隙を突き、中国が「コロナ後」の海洋覇権拡大を狙い、わが国の領海侵犯をより強硬に行うようになった。南シナ海でも挑発的な行動を活発化させ、日米主導の「自由で開かれ…
北海道・白老東高校、「地域学」開設で郷土愛育成
北海道が進める「OPENプロジェクト」の一環 開かれた学校教育が叫ばれる中、学校と地域の連携は緊急の課題になっている。とりわけ、地方において地域を支える若い人材の養成が求められている。そうした中で北海道では今、高校生が…
コロナ禍は世代交代の契機になるか?
新型コロナウイルスの感染拡大は、私たちの日常を大きく変えた。最も目に付くのがインターネットを通じた人間関係が多様化したことだ。コロナ以前もインターネットはメールやチャット、写真や動画の交換を通じ、プライベートやビジネス…
「9月入学」見送りに至る一連の経緯を歪曲し安倍首相を批判する朝日
◆高校生の発信が契機 全国紙の電子新聞(デジタル版)は沖縄を除く全ての地方版を読めるので重宝している。朝日の福島版(6日付)にこんな記事を見つけた。 安倍内閣の支持や安倍首相の好感度を尋ねると、会津若松市は福島県下の…
散歩コースにある公園の皐月(さつき)の…
散歩コースにある公園の皐月(さつき)の生け垣は、緑葉の中に濃いピンクの花が咲き乱れて引き立っている。だが、それより目を奪われるのは生け垣の周りで地面に這(は)って白十字の白い星を散らしたように咲く花である。やや濃い緑葉…