Date archive for 2020
来年度予算案に各紙社説は「膨張」「たが外れ」「野放図」など批判の連呼
◆コロナ禍で予算膨張 22日付読売「借金頼みの財政膨張は危うい」、朝日「財政規律のたが外れた」、毎日「コロナに乗じた野放図さ」、産経「財政悪化の現実忘れるな」、日経「財政規律の緩みを隠せぬ来年度予算案」、東京「膨張し過…
「砂漠には何の障害物もない。無限と、…
「砂漠には何の障害物もない。無限と、静寂とがある。座るだけで安らぎを得られる」と、フォトグラファーの小松由佳さんは著書『人間の土地へ』(集英社)で、シリアで体験した砂漠の素晴らしさを記す。 小紙で書評を書いてきて、今…
2020年の世界 理解し難い変なこと
今年、世界で起きた変なことを六つ選び、主観的にコメントしたい。 (1)「米大統領選の大混乱・弟子も泣きたくなる」 トランプ候補に投票した者の73%が「不正選挙でなければ勝っていた」と信じているとか。選挙後そんな大きな…
上皇陛下 87歳に
コロナ禍 深く案じられる 上皇陛下は23日、87歳の誕生日を迎えられた。3月末に上皇后陛下と26年余り過ごした皇居・吹上仙洞御所から東京都港区の仙洞仮御所に転居したが、新型コロナウイルスの感染拡大で、生活は当初の想定か…
変異種拡大で英仏物流停止
新型コロナ 英側にトラック長蛇の列 新型コロナウイルスの変異種の発見で世界40カ国以上が英国への渡航を停止する中、フランスが20日に英国との国境を48時間閉鎖した結果、英仏海峡を通過する貨物トラックが英ドーバーで足止め…
来年度予算案 コロナ克服と経済に万全期せ
2021年度の政府予算案が決まった。規模を示す一般会計総額は106兆6097億円。前年度補正に続き、新型コロナウイルス克服に向けた対策費を盛り込み、当初予算段階で9年連続の過去最大更新となった。 コロナの影響もあって…
中国による有事を想定、日米が合同演習を実施
大規模図上演習「ヤマサクラ」を米軍キャンプや健軍・朝霞駐屯地で 陸上自衛隊西部方面隊と米陸軍・海兵隊が参加する日米共同指揮所演習「ヤマサクラ」が12月2日から14日まで健軍駐屯地(熊本市)や朝霞駐屯地(東京都練馬区など…
振り返る「コザ暴動」、無視された米兵の善行
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 沖縄県民が米軍基地の不条理を訴えて暴動を起こした「コザ暴動」が発生してから、20日で50年を迎えた。当時、米兵が県民を巻き込んだ交通事故を起こしたことがきっかけに、一部の県民の間に…
「不法移民ゼロ」移民を歓迎するバイデン氏 Illegal no more: Joe Biden readies an immigration welcome mat
「1人も違法ではない」というのは、流行のTシャツ・スローガンの上を行くものになろうとしている。ジョー・バイデン次期大統領の公約、「公正で人道的な移民制度」創設が実施されるということは、この錯乱したスローガンがいずれ事実…
製造に早くて3年、普通10年はかかると言われ…
製造に早くて3年、普通10年はかかると言われた新型コロナウイルスワクチンだが、欧米では米ファイザー社開発のワクチン接種が始まり、日本でも来春、開始があり得るという。驚くほどの展開だ。 小紙21日付「アメリカ保守論壇 …
大統領選後の米政界再編を占う
エルドリッヂ研究所代表、政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 民主「極左」が新党結成へ 共和・民主両党の中道は合流か 以前に当欄で書いたように、2016年の米大統領選の予備選の時から不正を繰り返した民主党全国委員会は…
AI面接官に戸惑う就活生ー韓国から
地球だより 今年はコロナ禍で新卒の就活が深刻だという。各企業とも収益ダウンで雇用枠自体を減らしているが、そもそも韓国はもう何年も就職難が続いている。学生にとっては弱り目に祟(たた)り目だ。あるニュース番組では金融機関を…
米宇宙軍兵員は「ガーディアン」
昨年12月に発足した米宇宙軍の兵員を「ガーディアン(守護者)」と呼ぶことが18日、発表された。ペンス副大統領が発足1周年を祝うホワイトハウスでの式典で明らかにした。 ペンス氏は「宇宙空間で国を守り、価値観を守るため、…
英国でコロナ変異種拡散の懸念 EU各国、往来を次々禁止
ワクチン接種も前倒しへ 英国で新型コロナウイルスの変異種が発見されたことを受け、欧州連合(EU)加盟国の多くが20日、英国との往来を禁止する措置を打ち出した。 フランス、ドイツ、イタリアは英国からのフライトを停止した…
朝鮮半島2020年回顧 「左派独裁」邁進の文政権、北は経済三重苦に直面
今年、朝鮮半島は新型コロナウイルスの感染拡大でその対応に追われた一方、為政者たちの行き過ぎた言動などが国内外に波紋を広げた。韓国では文在寅政権による「左派独裁」とも呼ぶべき強権政治が続き、北朝鮮はいわゆる経済三重苦に見…
金沢発祥の伝統集団演技「若い力」を全国に配信
石川県金沢市では、市内の小学校で70年以上受け継がれている集団演技「若い力」をネット配信し、「コロナ禍を乗り越える元気を全国に届けよう」というプロジェクトを起こした。映像には、ご当地アイドルグループを起用し、彼女たちの…
家事・育児に関わる父親像について考える機会を
厚生労働省が先月末に公表した調査によると、子供が1人以上いる夫婦では休日に夫の家事・育児の時間が長くなるほど、第2子が生まれる割合が高くなる傾向があった(第8回21世紀成年者縦断調査)。 例えば、夫が休日に家事・育児…
トランプ氏 再投票へ戒厳令検討か
米ニューヨーク・タイムズ紙などは20日、トランプ大統領がホワイトハウスで大統領選の結果を覆す方法について18日に会議を開き、戒厳令を発動し、選挙をやり直す案が話し合われたと報じた。 会議の場で戒厳令を提案したのは、1…
原発処理水 早急に海洋放出の決定を
東京電力福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含んだ処理水について、政府はいまだに海洋放出する方針を決定していない。 処理水が保管されている原発敷地内のタンクは、2022年秋にも満杯になる。早急に決定する必要があ…
座間事件裁判、「罪と罰」から逃避し死刑判決への意思表示をしない朝毎
◆極刑以外の結論なし 「罪と罰」は古代からのテーマだ。紀元前17世紀のハムラビ法典には「目には目を、歯には歯を」とある。奪ったものと同じものをもって報いる。これが罪刑法定主義の起源とされる。ロシアの文豪、ドストエフスキ…
1年のうちで夜が最も長くなる今年の冬至は…
1年のうちで夜が最も長くなる今年の冬至は昨日だった。北半球での太陽の高さが最も低くなる日である。古代中国では太陽の力が最も弱まり、万物が衰えるこの日から新年が始まった。 西洋でも、冬至は新年の始まりであり、復活の起点…
日本的個人主義のススメ
NPO法人修学院院長 久保田 信之 関わり合い深め自由確立 慈愛と感謝で寄り添う関係を 私は長年、家庭裁判所の調停委員として、多くの夫婦間のトラブル、さらには親子や親族間の争いを「傍観者とは違う調停者の立場から」深刻に…
急がれる「防災・減災」対策の強化ー専門家と県知事が提言
日本は今、新型コロナウイルス感染拡大防止に最優先で取り組んでいるが、一方で、いつ大規模な自然災害が起きてもおかしくない災害大国でもある。それ故、緊急事態に備えた防災・減災対策の強化も急がねばならない。そこで、濱口和久拓…