Date archive for 2019

安倍晋三首相とプーチン・ロシア大統領の…

 安倍晋三首相とプーチン・ロシア大統領の25回目となる会談が開かれたが、北方領土問題での進展は見られなかった。むしろロシア側の主張は、ますます強硬になっている。ラブロフ外相など北方領土が第2次大戦で合法的にソ連領になった…

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歌で日韓の懸け橋に

歌人生 歌手 半田 浩二氏に聞く  『済州エアポート』で歌手デビュー(1988年)を果たした半田浩二(はんだこうじ)氏は、韓国からも出演オファーがきた。当時は韓国で日本の曲を日本語で歌うことは許されていなかった。だが結局…

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選挙中、ニセの検問に注意

地球だより  フィリピンでは5月の中間選挙に向け、徐々に緊張を帯びてきた。日本でも選挙に演説合戦などは付き物だが、フィリピンでは銃弾や手榴弾(りゅうだん)が飛び交う選挙戦が繰り広げられるため、地域によっては治安が著しく悪…

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ポル・ポト政権崩壊40年 カンボジア、民主主義の危機

 カンボジアは昨年、国連カンボジア暫定機構(UNTAC)による総選挙が行われてから25周年を迎えた。その四半世紀を経て、カンボジアの民主主義は危機を迎えている。(池永達夫) フン・セン首相、開発独裁へ総仕上げ  シハモニ…

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ベネズエラの国会議長が暫定大統領に

マドゥロ政権は米と断交  反米左派のマドゥロ大統領による強権政治が続いている南米ベネズエラで23日、野党指導者のフアン・グアイド国会議長(35)が暫定大統領就任を宣言した。支援者が集まった首都カラカスの集会で行ったもので…

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岐路に立つ韓国経済、既存政策に拘る文政権

韓国紙セゲイルボ  最近、米国と中国は貿易戦争を交渉で解決しようとする動きを見せている。だがこれは両国が自国の被害を防ぐための一時的な収拾にすぎず、先端技術と経済覇権をめぐる貿易戦争を終わらせるものではない。  構造的に…

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驚くべき海軍増強ペース

米中新冷戦 第3部 識者インタビュー (16) 米戦略予算評価センター上級研究員 トシ・ヨシハラ氏(下) 中国は米国に代わる世界の超大国の座を目指しているのか。  少なくとも中国は米国をアジアから排除しようとしていること…

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ベラルーシ吸収、ロシアの孤立が深まるだけだ

 旧ソ連解体で離別したロシアとベラルーシが、実質的な連邦国家の創設に動きだすのではないかとの噂(うわさ)が昨年末以来、広まっている。  それもウクライナ南部クリミア半島併合と同じパターンで、人口数や国土面積などで断然優位…

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小林秀雄(文芸評論家)、大岡昇平(作家)…

 小林秀雄(文芸評論家)、大岡昇平(作家)、江藤淳(文芸評論家)の3者の間には、戦後文学史上の多くの問題点を含む不思議な因縁がある。大岡は江藤に、小林論の執筆を勧めた。資料の提供も惜しまなかった。『小林秀雄』と題された江…

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イスラエル、シリアのイラン武器庫を空爆

軍事プレゼンス確立を懸念  シリアでのイランの軍事プレゼンス確立を懸念するイスラエルは、シリアのイラン関連施設を攻撃したと発表した。トランプ米政権がシリアに駐留する米軍部隊約2000人の撤収を開始したとされる中、イランに…

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北の非核化問題で外交力失う韓国

韓国紙セゲイルボ 希望論に安住、共感得られず  第2回朝米首脳会談のための高位級会談が差し迫ってきた。会合自体に意味があり、原則と方向の確認に終わった第1回会談の時とは全く違う雰囲気だ。北朝鮮の非核化と制裁緩和の本論を扱…

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車の運転は危険がいっぱい

地球だより  アラブ音楽を学びに定期的にやって来る邦人ミュージシャンの一人が先日、「エジプトで運転しているなんて、尊敬しちゃいます」と褒めてくれた。  確かにエジプトの交通事情は日本からは考えられないほど危険に満ちている…

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御代替わりの年に思う

哲学者 小林 道憲 国民の営み映し出す天皇 日本の共通意志を代表し統合  今年は、天皇の退位と即位のある記念すべき年である。やがて新元号も公布され、平成も終わりを告げる。  思えば、波乱の多い平成であった。特に、わが国は…

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日立英原発事業凍結で原子力の人材・技術維持に強い危機感の保守系紙

◆輸出案件ゼロの公算  日立製作所が、英国で進めてきた原子力発電所の建設計画の凍結を決めた。安全対策などで事業費が想定を上回る3兆円規模になり、同社が事業継続の条件とする出資集めのめどが立たなくなったためで、同事業の売却…

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貿易戦争は戦略的ツール

米中新冷戦 第3部 識者インタビュー (15) 米戦略予算評価センター上級研究員 トシ・ヨシハラ氏(上) 米国の対中政策は、トランプ政権下でどう変化したか。  対中政策の基本的な前提が劇的に変わった。ニクソン政権以来、対…

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梅だよりは立春のころから聞かれるのだが…

 梅だよりは立春のころから聞かれるのだが、今年は暖冬で、茨城・水戸市の偕楽園では今週に入り、白難波や八重寒紅など、早咲きの花が70本以上開花したという。静岡県の熱海梅園では1月5日から梅まつりが始まっている。  熱海は冬…

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アルバイト風景

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  数年前のことだ。大学に入った息子が家の前のチキン店で働き始めた。1週間に4日、1日7時間のアルバイトだ。仕事がある日は夜の12時を過ぎて帰ってきた。疲れているはずなのに表情はいつも…

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北方領土交渉、成果を焦って禍根を残すな

 安倍晋三首相はモスクワでロシアのプーチン大統領と会談した。北方領土問題をめぐっては、外相、外務次官級の交渉をそれぞれ2月に行うことを確認するにとどまった。  首脳会談では進展なし  両首脳は昨年11月、歯舞群島と色丹島…

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国際メディアにあふれ続ける 「強制」「性奴隷」「奴隷労働」

 仏誌ルモンド・ディプロマティクの最新朝鮮特集号を読み、考え込んでしまった。「国際有力メディアでこうなら、歴史戦の壁は本当に高いな」  同誌は定評ある国際問題誌だ。特集号は20世紀初め以来の半島の歴史を、27の小論文でた…

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コンゴ エボラ封じ込めで住民の不信感が障害に

隣国への拡大懸念  アフリカ中部コンゴ(旧ザイール)東部で流行しているエボラ出血熱は当初の勢いを失っているものの、感染地域は南へと移動し、隣国ルワンダへの拡大が懸念されている。政情不安に伴う治安の悪化や住民の政府への不信…

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共産党の本質見誤った米

米中新冷戦 第3部 識者インタビュー (14) 元ロサンゼルス・タイムズ紙北京支局長 ジェームズ・マン氏  「新冷戦」の様相を呈する米中対立をどう見るか。識者に聞いた。  (聞き手=編集委員・早川俊行) 2007年の著書…

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代替フロン、温暖化防止へ回収率向上を

 エアコンや冷蔵庫などの冷媒に使われる温室効果ガス「代替フロン」の排出を抑えるため、政府は業務用の使用済み機器からのフロンガス回収を強化する方針を決めた。  地球温暖化を防止する上で、温室効果の極めて大きい代替フロンが大…

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沖縄にも大規模地震が来る! 県民の意識と備えが不十分

福和伸夫・名古屋大減災連携研究センター長が予測 那覇で災害危機管理シンポジウム  年間の観光客が900万人を超える沖縄県で大規模な災害が発生した場合、どう乗り切るのか。空港や港が使えず、他県からの支援が容易に得られないこ…

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