国際メディアにあふれ続ける 「強制」「性奴隷」「奴隷労働」


山田 寛

 仏誌ルモンド・ディプロマティクの最新朝鮮特集号を読み、考え込んでしまった。「国際有力メディアでこうなら、歴史戦の壁は本当に高いな」

 同誌は定評ある国際問題誌だ。特集号は20世紀初め以来の半島の歴史を、27の小論文でたどる。冒頭は当然日本絡みだが、論文は一つ。表題は「日本の凶暴な植民地化」で、筆者は、慰安婦問題など日本の戦争責任を激しく追及してきた林博史・関東学院大教授である。05年の同誌既出論文の改訂版で、まるごと日本糾弾だ。


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