御代替わりの年に思う


小林 道憲

哲学者 小林 道憲

 今年は、天皇の退位と即位のある記念すべき年である。やがて新元号も公布され、平成も終わりを告げる。

 思えば、波乱の多い平成であった。特に、わが国は、大地震、台風、豪雨など、たびたび自然災害に見舞われ、大変な困難に面してきた。その間、両陛下は、たびたび被災地に出向かれ、心から被災者を見舞われ、お励ましになってこられた。その思いやりの深い労(いたわ)りのお言葉によって、被災者がどれほど励まされてきたか計り知れない。両陛下は常に国民の安寧と平安を祈り、国民の思いに寄り添ってこられたのである。


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