Date archive for 2月, 2019

核不拡散条約が有効であるかのように主張する朝日の空想的平和主義

◆中国の軍拡に対処  「自由を与えよ、然(しか)らずんば死を」。アメリカ独立戦争の指導者パトリック・ヘンリーの言として知られる。  「鎖と隷属の対価で購(あがな)われるほど、命は尊く、平和は甘美なものだろうか。全能の神に…

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やや暖冬と言われる今年でも、冬は冬である…

 やや暖冬と言われる今年でも、冬は冬である。老身にはこたえる寒の間、外の風の冷たさに身を縮ませて過ごすうちに、はや2月も昨日は立春。「一月往(い)ぬる、二月逃げる、三月去る」と韻を踏んで言い表す、時の流れの速さに改めて驚…

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左傾化民主にシュルツ氏反旗

アメリカ保守論壇 M・ティーセン 大統領選出馬を検討 中間層が置き去りに  スターバックスのハワード・シュルツ前会長が、独立系候補として大統領選に出馬する可能性を示唆したことに民主党が怒っている。反トランプ勢力が分断され…

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中国は「無神論者の独裁」

関係深めるバチカンも批判 香港の枢機卿に「トルーマン・レーガン自由賞」  米非営利組織「共産主義犠牲者追悼財団」はこのほど、首都ワシントンの連邦議会で、自由と民主主義の促進に貢献し、共産主義に反対してきた個人や団体に贈ら…

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レーダー照射事案に思う

元統幕議長  杉山 蕃 不審な韓国艦艇の行動 監視活動の行動基準整備必要  昨年12月中旬、日本海の我が国の排他的経済水域(EEZ)内で生起した海自哨戒機(P1型機)に対する韓国駆逐艦による火器照準電波発射について、双方…

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いずも「空母化」どう進める

狙いは太平洋の防空強化 広大な空域にプラットホーム  昨年の12月に「防衛計画の大綱(防衛大綱)」と「中期防衛力整備計画(中期防)」が閣議決定された。中でも注目を集めているのは、海上自衛隊の「いずも型」護衛艦の改修だ。事…

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海・空自衛隊に多くの宿題

 香田洋二・元自衛艦隊司令官の話 現代の軍事作戦において航空戦力は必須。その選択肢の一つとしての、STOVL機の艦上運用という意味では評価できる。  ただ現段階では、現場の海・空自衛官の声が十分に反映されていないように思…

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中国に「宣戦布告」した米

米中新冷戦 第3部 識者インタビュー (25) 拓殖大学海外事情研究所教授 澁谷司氏 米中新冷戦は、どの程度続くことになるのか。  短期で終わると思う。昨年10月4日のペンス米副大統領の演説は「現在版ハル・ノート」だった…

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千葉小4死亡、最悪の事態は防げたはずだ

 千葉県野田市の小学4年、栗原心愛さんが自宅で死亡し、父親が傷害容疑で逮捕された。  心愛さんは父親から日常的に暴力を振るわれていたとみられている。 父にアンケート回答渡す  心愛さんは2017年11月、学校のアンケート…

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平成経済30年史をひもとくエコノミスト、日本の生存戦略を探る東洋経済

◆拭えぬ将来への不安  2012年12月に誕生した第2次安倍政権が打ち出したアベノミクスによる景気拡大が戦後最長を記録しつつある。これまで長期にわたる景気回復は“いざなみ景気(02年2月~08年2月)”の73カ月と言われ…

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通常国会の施政方針演説で、安倍晋三首相は…

 通常国会の施政方針演説で、安倍晋三首相は少子化対策の一つとして、3歳から5歳までの全ての子供たちの幼児教育を無償化することを掲げた。「子供たちを産み、育てやすい日本へと大きく転換していく」という。  演説の中で、直接出…

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国連「敵国条項」と日中関係

日本大学名誉教授 小林 宏晨 削除には応じない中国 救済措置は「集団的自衛権」  第2次世界大戦終結直前に国際連合が成立した。国連は戦争の、つまり第2次世界大戦の、しかも戦勝諸国の産物である。この事実を象徴する国連憲章が…

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科学強国・中国は人類の悪夢

米中新冷戦 第3部 識者インタビュー (24) 評論家 黄文雄氏 米中関係は、これから新冷戦時代を迎えることになるのか。  冷戦という言葉は、的確ではない。米中は互角のパワーを所持しているわけではないからだ。米国の力は圧…

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東京一極集中、国力損なう極端な人口格差

 東京の過密、地方の過疎化が一層顕著になってきた。総務省が発表した2018年の人口移動状況によると、東京圏(東京、埼玉、千葉、神奈川)は転入者が転出者を上回る「転入超過」が前年より1万4338人多い13万9868人。東京…

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文政権の左派イデオロギーに触れず日韓悪化の表面なぞったクロ現

◆「中立」報道を装う?  「一衣帯水」と表される日韓関係は今「最悪」だ。あらゆるメディアがいわゆる「従軍慰安婦」をめぐる問題、「元徴用工」判決、そして火器管制レーダー照射問題を中心に、両国関係を憂慮する報道・解説を行って…

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中絶反対派がロー対ウェイド判決の「法典化」を進める州に反発 Pro-life backlash hits states ‘codifying’ Roe

 アンドリュー・クオモ・ニューヨーク州知事は、全面的なリプロダクティブ・ヘルス(性と生殖に関する健康)法で人工妊娠中絶をめぐる議論を呼び起こしている。この法律は、他州の同じような法案の推進力になる一方、プロライフ(中絶反…

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「春そこに来てゐる如き水辺かな」(高浜年尾)…

 「春そこに来てゐる如き水辺かな」(高浜年尾)。先日帰宅する時、雪が夜の闇を斜めに切るように降っていた。  春間近と思っていても、雪で電車のダイヤが乱れ、入試の開始時刻が遅延することも多々ある。  暦の上では、2月から春…

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自衛隊配備増強の議論を 地元の雇用生み税収増も

自衛隊配備増強の議論を 地元の雇用生み税収増も

《 沖 縄 時 評 》 危険な石垣住民投票 戦後74年の“節目”に  300×400  新しい年を迎えた。今年は御代替わりの年であり、戦後74年という節目の年である。74年という中途半端な数を“節目”としたのには理由があ…

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元駐アフガン大使、タリバンとの交渉を非難 Trump negotiating U.S. ‘surren der’ in Afghanistan, former ambassador says

 クリントン、ブッシュ、オバマ政権で米国の主要大使ポストに就いてきた元外交官が、トランプ政権のアフガニスタン反政府勢力タリバンとの交渉の進め方を非難し、アフガン政府の「正統性を奪い」、米国は「降伏」することになると訴えた…

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中国のサイバー軍事利用

 米国国防情報局(DIA)が1月に出した中国軍事力報告書によると、人民解放軍(PLA)の指導部は敵側に匹敵する軍事力を誇っている。  中国の2018年度軍事予算は2000億ドルを超え、02年比3倍の増額だ。2000年から…

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作家の故安岡章太郎の随筆は、自然な語り口で…

 作家の故安岡章太郎の随筆は、自然な語り口で文章が流れていくのが魅力だ。疲れた時は、読みながら肩をほぐされているような感覚を味わう。  しかし、最晩年の「カーライルの家」(「群像」2002年1月号)はやや散漫で、重要な地…

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重要性増すインドの役割

米中新冷戦 第3部 識者インタビュー (23) 米ハドソン研究所研究員 長尾賢氏 米中対立の中でインドの役割をどう見る。  インドの存在は、日米にとって中国との軍事バランスを維持する上で有益な側面が三つある。一つは、日米…

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沖縄戦史捏造の原因 『鉄の暴風』をうのみに

歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (41)  1970年9月、赤松嘉次氏と元部下の沖縄訪問から半年後、大阪のホテルで一つの会合が開かれた。第3艦隊の報告会であった。そこで曽野綾子さんは、初めて事…

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