国際
先入観に基づいた弾劾 Impeachment prejudice
美は見る人次第で違ってくるというのは、当然である。しかし、意味も聞く人次第なことも、記憶を呼び戻そうとする人は覚えておく必要があるかもしれない。なぜなら、先入観という心の中の世界でフィルターにかけられた言葉には、驚くべ…
ホームシックは国民病?
地球だより スイスに関するニュースや情報を発信しているウェブサイト「スイスインフォ」によると、ホームシックはスイス人の200年前の国民病だった。「牧人の歌に故郷への思いを馳せ、スイスの代表的児童文学作品『アルプスの少女…
米の「航行の自由」作戦の意義
日本大学名誉教授 小林 宏晨 「開かれた海」の原則堅持 南シナ海を舞台に中国と対決 長年にわたる自制の後、アメリカは、2016年1月22日、南シナ海で「航行の自由」作戦を実行した。その3週間後、オバマ米大統領は、東南ア…
パリの治安悪化に懸念広がる
フランス・パリ首都圏で今年に入り、スリ被害が急増している。外国人観光客だけでなく、パリ市民も被害に遭っており、深刻さを増している。暴力事件も増加して治安が悪化する一方、移民流入への反発から極右の台頭現象が起きており、社…
私立高の祈祷を拒否した地裁判決を破棄 Court overturns dismissal of private school prayer case
連邦高裁は今週、フットボール選手権の試合の前にスタジアムの放送設備を通じて祈祷をすることを求めたキリスト教系高校2校の信教の自由を侵したとしてフロリダ州当局者らを訴えた裁判で、訴えを棄却した地裁判決を覆す判断を示した。…
1年を切った米大統領選挙
エルドリッヂ研究所代表 政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 改革できず苦境の民主党 トランプ氏の再選が濃厚に 来年11月3日に行われる、4年に1度のアメリカ大統領選まで1年を切った。候補者の数や発言、激しいやりとり…
韓国の最新「広場の政治学」
「中高年」と「壮年」の競い合い 集会参加者は発表の10分の1 「書を捨てよ、町へ出よう」と寺山修司は言った。最近のソウル市内を埋めるデモ群衆を分析してみると、若者が少ないことが分かった。若者は何処(いずこ)へ行ったのだ…
イランの挑発的記念日 Iran’s anniversary provocation
イランには特に悪いことに対する長年の記憶―1979年のテヘランの米国大使館への襲撃と、444日間の人質危機の勃発―がある。現行の(イスラム聖職者)ムッラーによる政権は、あの騒がしかった日の40周年記念日を、米国その他、…
魅力ないと言われた2人
韓国人は盧武鉉型を好む 韓国では文在寅大統領が11月10日、任期の折り返し点を過ぎて、早くも次期大統領候補の話題がメディアで取り上げられるようになっている。5年単任制の宿命と、権力の在り処に敏感な韓国人の性格から、もう…
GSOMIA 破棄撤回へ韓国に再考求む
北朝鮮の核・ミサイルをはじめ北東アジアの軍事的脅威に対抗する上で不可欠な日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)が今月23日に失効するのを前に、米国が失効を回避するため、韓国に協定破棄の撤回を繰り返し求めている。日米…
満天の星と蛍の乱舞
地球だより 東南アジアのラストフロンティアとされたのは、ベトナムとミャンマーだった。今ではベトナムにもとっくに先を越され、ロヒンギャ問題などで制裁を受け、1周遅れで走っている感のあるミャンマー。ただ、ミャンマーを訪れる…
トランプ氏 バイデン氏調査に関心
ウクライナ疑惑で初の公聴会 米議会下院は13日、トランプ大統領のウクライナ疑惑をめぐり初の公聴会を開いた。証言したテイラー駐ウクライナ臨時代理大使は、ソンドランド駐欧州連合(EU)大使が、トランプ氏はウクナイナ支援より…
メガネをかけた女性
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 メガネがいつ誰によって作られたかは明確でない。11世紀ヨーロッパの修道士たちが文章を読むために発明したともいい、中国で初めて使われたという主張もある。視力矯正用のメガネはだいたい1…
オリーブ漬けに挑戦
地球だより オリーブ収穫の季節がやって来た。アラブ地域に入ると道端や店先で、黄色いポリタンクに入れられた搾ったばかりのオリーブオイルや漬物用の青いオリーブの実が大量に売り出されている。 イスラエル北部のアラブ地域では…
“嫌韓”と“嫌日”誘発する報道は自制を
韓国紙セゲイルボ 両国首脳が対話継続の意思 先月、東京のあるレストランで昼食をしている時、テレビを見るとずっと韓国関連のニュースをやっていた。この日、曺国前法相夫人のチョン・ギョンシム東洋大教授が令状実質審査を受けるた…
米議員、中国製アプリで新兵募集に懸念
安全保障への脅威 米共和党のシューマー上院議員は12日、中国企業が展開する短編動画アプリ「ティックトック」を使ってソーシャルメディアに通じた人材を募集する陸軍の計画に懸念を表明した。 シューマー氏は、マッカーシー陸軍…
ノーベル賞に恨み節
地球だより 今年も日韓で明暗が分かれたノーベル賞受賞者の発表。リチウムイオン電池の開発で旭化成名誉フェローの吉野彰氏が化学賞を受賞して喜びに沸く日本を横目に、韓国では恒例(?)となった「なぜ取れないのか」の分析に余念が…
反日親北を自画自賛、韓国・文政権が任期折り返し
韓国の文在寅政権は10日、5年の任期を折り返した。戦後最悪と言われる日韓関係や一向に非核化に導けない対北朝鮮政策への反省や軌道修正は見られず、文氏をはじめ政権幹部らは自画自賛を繰り返すだけだ。雇用悪化や曺国法相の任命強…
モラレス氏亡命、ボリビアに公正な大統領選を
南米ボリビアの大統領選挙で一方的に4選目の勝利宣言をしたモラレス大統領が、辞任に追い込まれた上、メキシコに亡命申請した。 開票作業で不正が疑われる展開があり、これに怒る国民の抗議行動の影響が軍、治安当局まで広く波及し…
建国70年迎えた中華人民共和国
平成国際大学教授 浅野 和生 党と軍最優先の習演説 国民の自由や人権は後回し 1949年10月1日の読売新聞は朝刊1面に「多難な中國の前途/内戦で十年逆行/中共 都市経営では失敗」と題する記事を掲載し、「毛沢東(マオ・…
ボリビアの反米左派モラレス大統領辞任
国軍が反旗 不正疑惑に国民反発 南米ボリビアの反米左派モラレス大統領(60)が10日、選挙不正疑惑が高まる中で辞任を表明した。国軍の最高司令官や与党政治家もモラレス氏に反旗を翻しており、強権的な政治手法に国民が拒否の姿勢…
特攻の歴史語り継ぐ 台湾・新竹の地元有志
NEWSクローズ・アップ 太平洋戦争末期に旧日本軍の特攻隊が出撃したのは日本だけではない。台湾の航空基地からも特攻隊員が飛び立ち、散華した。台北から約60キロ離れた台湾北西部の新竹市には、特攻隊員が出撃前夜に「最後の晩…
インド土地争い、懸念される宗教対立の激化
インド最高裁は、多数派ヒンズー教徒と少数派イスラム教徒の対立の一因となってきた北部アヨディヤの宗教施設の土地をめぐる訴訟で、イスラム教徒に代わりの土地を与えるように命じ、ヒンズー教徒側勝訴の判決を言い渡した。イスラム教…