中国
かつて自由な「革命拠点」 今 言論弾圧の対象に
中国共産党100年 香港 皮肉な巡り合わせ 【香港時事】中国共産党創立100年の節目を7月に控え、習近平政権に対する異論排除の動きが加速している。香港では民主活動家の実刑判決が相次ぎ、中国政府に批判的な香港紙・蘋果日報…
中国軍 共産党に忠誠 進む兵器近代化 米軍を脅かす
中国共産党100年 【北京時事】中国軍(正式名称・中国人民解放軍)は、急速に実力を向上させている。7月1日の共産党創立100年式典では第5世代ステルス戦闘機「殲20」が編隊飛行する見通しだ。兵器の近代化が進む一方で、共…
抗日戦、歴史認識で残る溝 譲らぬ正当性、打算の「和解」
中国共産党100年 中国共産党と台湾国民党、内戦から75年 【台北時事】7月に創立100年を迎える中国共産党と、現在台湾最大野党の国民党は、75年前の1946年6月26日、当時の中国大陸で全面的な内戦に突入した。敗れた…
独裁維持へやまぬ人権弾圧 文革の「過ち」封印
中国共産党100年 【北京時事】7月に創立100年を迎える中国共産党は独裁維持のため国内の異論を抑圧し続けてきた。「建国の父」毛沢東が発動し多くの国民の命を奪った文化大革命(文革、1966~76年)は党として人権弾圧を…
海洋覇権目指す中国 「民族的屈辱」が原点
中国共産党100年 【北京時事】中国共産党は7月、1921年の創立から100年を迎える。かつて山中で敵から逃げ回っていた共産党が率いる中国は世界第2位の経済大国となったが、歴史観は「民族の屈辱」に根差している。「屈辱」…
香港紙発行停止、言論の自由を潰す中国の暴挙
中国が香港の「一国二制度」を無視して制定した国家安全維持法(国安法)によって、言論の自由を本分とする新聞社「蘋果日報」(リンゴ日報)を発行停止に追い込んだ。中国に不都合な言論活動を取り締まり、報道の自由を力ずくで潰(つ…
チベット侵略を正当化する中国
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ ギャルポ 「白書」発表し必死に弁明 近代化強調も目的は支配強化 世界が中国の正体に目覚め、今や中国は世界中から警戒される対象となっている。つい1年ほど前まで日本では世界日報など限ら…
中国軍 核先制不使用を放棄か、指揮管制システムを拡充
米国防大学の中国軍問題研究センターのフィリップ・ソーンダース所長は、米連邦議会の米中経済安全保障見直し委員会で、増強が進む中国の核ミサイル、爆撃機、潜水艦の指揮管制システムをめぐって証言、新システムの下で中国が、核先制…
「自由な香港 取り戻せ!」 在日関係者ら都内でデモ
香港で反政府デモのきっかけとなった「逃亡犯条例改正案」に反対する「100万人デモ」から今月9日で2年。これを受けて、在日香港人らは12日、東京都新宿区で中国政府に抗議するデモ行進を行った。通行人らは足を止め、耳を傾けた…
「天安門を忘れない」在日中国人ら 都内で抗議
中国共産党が学生らによる民主化運動を武力で鎮圧した天安門事件から32年を迎えた4日、都内で在日中国人らが虐殺事件の真相究明などを求めて抗議活動(主催=民主中国陣線など)を行い、「われわれは天安門事件を忘れない!」と抗議…
中国「海警」112日連続航行 沖縄・尖閣沖 接続水域で過去最長に
「先を見据えた対策準備を」元海将・香田氏 沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で4日、中国海警局の「海警」4隻が、領海外側の接続水域を航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺で中国公船が確認されたのは112日連続で、…
人権外交 対中圧力強化へ法整備進めよ
自民党外交部会の「人権外交プロジェクトチーム(PT)」が、菅義偉首相に人権を重視した外交の強化を求める提言を手渡した。 日本は民主主義や人権などの価値観を共有する欧米と連携を深め、人権外交を展開して中国への圧力を強め…
武漢研究所で「危険な実験」、流出説めぐり注目高まる
新型コロナウイルスの起源をめぐり、中国の武漢ウイルス研究所(WIV)からの流出説の信憑(しんぴょう)性が高まってきた一因に、そこで行われていたウイルス実験に伴うリスクへの認識が広がってきたことがある。WIVの研究には、…
ABM実験成功を誇示する中国
拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 核軍縮に引き込む契機に 米中軍拡競争への発展避けよ 中国紙「環球時報」(2月5日付)は中国の地上配備型弾道弾迎撃ミサイル(ABM)の実験成功を直後の4日深夜に発表したと伝えた。実験成功を深…
人権弾圧めぐり少数民族らデモ 国会議事堂前
今国会で中国非難決議成立を 中国による少数民族に対する人権弾圧や政治的圧力に対して、国会で非難決議の成立を求めるデモが19日、東京・永田町の国会議事堂前で行われ、約300人(主催者発表)が参加し、「今国会で非難決議の成…
中国の宗教弾圧、共産党による統制を許すな
米国務省は世界各国の信教の自由に関する年次報告書を発表し、中国政府が新疆ウイグル自治区などでイスラム教徒らの弾圧を続けていると非難した。 中国では共産党による宗教統制が進んでいる。信教の自由を認めず、宗教を弾圧するこ…
成功しているか、中国のワクチン外交
山田寛の国際レーダー 昨年11月に中国のワクチン外交が始まってから半年、それは一応の戦略的効果を発揮している様だ。だが成功と呼ぶのはまだ早い。 3月下旬、王・中国外相は「中国はワクチンを80カ国に援助し、47カ国に輸…
中国ロケット 安全軽視の宇宙開発を許すな
中国が4月下旬に打ち上げた大型ロケット「長征5号B」の残骸が、制御不能状態のまま大気圏に再突入してインド洋に落下した。人的被害などは報告されていないが、陸地に落下すれば甚大な被害が生じる恐れがあった。安全を軽視した中国…
中国海上安全法 日本は尖閣の実効支配強化を
中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会が、海上交通の安全管理を担当する海事局の権限を強化する改正海上交通安全法を可決した。 中国が一方的に領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島周辺で海事局が活動するためのも…
習主席に毛沢東の呼称「舵手」、権力基盤強化の一環か
国内で権力固めを進める中国の習近平国家主席は、かつて毛沢東に使われ、最高権力者を意味する「舵手」という呼称を自らに付けさせていたことが、米情報当局者の証言で明らかになった。 国防情報局(DIA)のスコット・ベリエ長官…
中国 スリランカに5億ドル融資
中国は先月、財政難にあえぐスリランカへ5億ドル(約540億円)を追加融資した。ユーラシア経済圏構想「一帯一路」の海の要衝をめぐり、中国に対抗する安全保障メカニズム「日米豪印戦略対話(クアッド)」を牽制(けんせい)する思…
外交青書 強い危機感で対中政策進めよ
2021年版外交青書が茂木敏充外相によって閣議で報告された。東・南シナ海での中国による膨張政策に対して「安全保障上の強い懸念」と明記。強い危機感を背景に踏み込んだ表現となった。 海警法に「深刻な懸念」 沖縄県・尖閣諸…
中国チベット弾圧にも関心を 亡命政府首相
50万人が徴用施設に チベット亡命政府のロブサン・センゲ首相はワシントン・タイムズとのインタビューで、中国は新疆ウイグル自治区のイスラム教徒を弾圧するのと似た手法で、チベットとチベット仏教徒を抑圧し、同化政策を推進して…