人権弾圧めぐり少数民族らデモ 国会議事堂前


今国会で中国非難決議成立を

 中国による少数民族に対する人権弾圧や政治的圧力に対して、国会で非難決議の成立を求めるデモが19日、東京・永田町の国会議事堂前で行われ、約300人(主催者発表)が参加し、「今国会で非難決議の成立を」と声を上げた。

ウイグル、チベット、南モンゴル、香港、ミャンマー

 

 集会は、ウイグル、チベット、南モンゴル、香港、ミャンマーの各団体の呼び掛けで開催された。参加者は「中国の人権弾圧にNO」などと書かれたプラカードやそれぞれの民族の旗を掲げ、「中国の弾圧を許すな」とシュプレヒコールを上げた。

 「Stand with HK@JPN」のウィリアム・リー氏は「香港ではこの2年間で1万人以上の人が逮捕された。香港は民主化を求める土地ではなくなってしまった」とし、「日本の国会の中で、人権弾圧に対する制裁などが議論されていない状況は、香港人として心が痛い」と訴えた。