アジア・オセアニア rss

中国の覇権主義はアジア最大の不安定要因 李登輝氏

日本台湾平和基金会・日本李登輝友の会晩餐会 スピーチ 李登輝元台湾総統  先月2年ぶりで来日し、沖縄を訪れた台湾の李登輝元総統が6月23日、糸満市のホテルで開かれた「日本台湾平和基金会・日本李登輝友の会晩餐会」で行ったス…

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路上取り締まりで物議

地球だより  ドゥテルテ大統領の鶴の一声で始まった「タンバイ」の取り締まりが物議を醸している。タンバイとは無職を意味する「スタンバイ」という言葉から生じたもので、転じて路上でたむろしたり暇つぶしをしている人々を指すように…

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米朝会談にほくそ笑む中国

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 米軍との直接対峙回避 問われる核管理の重い責任  世界注視の中で、去る12日にシンガポールで米朝首脳会談は実現した。そこでは最終的な北朝鮮の核廃絶と米国による体制保証がトランプ大統領と金正恩…

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「中国台湾」表記、一方的な主張を押し付けるな

 中国政府が海外の航空会社に対し、台湾を中国の一部として表記するよう要求している。  一方的な主張を海外企業に押し付けるような身勝手な態度は許されない。 従わなければ法律で処罰  中国民用航空局は4月、海外の航空会社44…

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ロマンあふれる職業

地球だより  このほどルソン島サンバレス州の沖にある島で、4人の日本人が逮捕される事件があった。地元メディアの報道によると4人の肩書は「トレジャーハンター」。インディージョーンズを彷彿(ほうふつ)とさせる職業が、フィリピ…

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東南アジア、選挙の季節

 東南アジアは、選挙の季節を迎え、先月のマレーシアや東ティモールの総選挙では政権交代が起こった。カンボジアは来月29日、総選挙が行われる。これらの国で注目されるのは、進む中国傾斜に歯止めがかかるかどうかだ。 (池永達夫)…

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中朝首脳会談、「蜜月」で非核化実現できるか

 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が中国を訪問し、習近平国家主席と会談した。  正恩氏は3月と5月の訪中でも習氏と会談している。両国の蜜月ぶりを誇示し、非核化をめぐる今後の対米交渉を有利に進める狙いだろう。 米朝協議を前に…

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上海協力機構、中露の対北姿勢は甘過ぎる

 中国とロシアを軸に中央アジア4カ国(カザフスタン、ウズベキスタン、キルギス、タジキスタン)とインド、パキスタンの8カ国で構成する上海協力機構(SCO)首脳会議が中国山東省青島で開催された。同時期にカナダで開かれた先進7…

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中国が象の爆買い?

地球だより  ラオスで最初の統一国家となったのは650年前の「ランサーン」王国だ。ランサーンとは「100万頭の象」という意味で、ラオスはいわば「100万頭の象の国」でもあった。  事実、メコン河流域には野生の象が多く生息…

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比ミンダナオ島のイスラム居住区に自治権

法制化急ぐドゥテルテ氏  フィリピン南部ミンダナオ島のイスラム教徒居住区に高度な自治権を付与する、バンサモロ基本法(BBL)案の成立に向けた動きが大詰めを迎えている。南部で長年にわたって続けられてきたイスラム勢力との紛争…

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核搭載可能の新型ICBM 中国、配備間近か

 中国が5月27日に新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)DF41の試験発射を実施したことが明らかになった。昨年11月に続く試射は10回目となり、核搭載可能で大型のDF41の完成は間近とみられている。  米国防当局者によると…

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インドがインドネシアに軍港新設の計画

中国牽制へ米国が支援  インドのモディ首相は、中国に対して「連携」を呼び掛けるなど、融和的姿勢を取る一方で、中国の周辺地域への軍事的、経済的進出に対抗するために、米国の支援を受けてインドネシアに軍港を新設する計画を発表し…

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短くも最長の登山鉄道

地球だより  ベトナムのお勧め観光地は、海ではハロン湾、山ではサパだ。どちらもハノイに近い北部にあるのだが、ダイナミックな景観がいい。「海の桂林」とも呼ばれるハロン湾は、石灰岩でできた島々が切り立った断崖絶壁を形成し、見…

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タイ軍部のクーデターら4年、懸念される中国傾斜

 タイ軍部のクーデターが発生して4年が経過した。タイの社会情勢は一見、平穏だ。だが、5人以上の政治集会が禁じられたまま、強権下の平穏といった状況が4年続いている。懸念されるのは民政復帰を求める欧米諸国との溝が深まり、内政…

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税関職員が密輸幇助

地球だより  何かと悪評が尽きないマニラのニノイ・アキノ国際空港で、今度は密輸未遂があり関与していた税関職員が逮捕された。  密輸の手口は海外から手荷物で持ち込まれた宝飾品を、税関職員が空港内で受け取って手荷物検査を通り…

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リムパックから中国を排除 米、南シナ海軍事化で牽制

 米国防総省は23日、中国が南シナ海の軍事拠点化を進めているとして、今年の多国間海上訓練「環太平洋合同演習(リムパック)」に招待しないことを明らかにした。貿易、北朝鮮の問題をめぐり両国間の緊張は高まっており、今後、いっそ…

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台日の友好関係は相互理解と信頼の上に 謝長廷氏

台湾特集 台北駐日経済文化代表処 代表 謝長廷  中華民国(台湾)の蔡英文総統は、5月20日に就任2周年を迎えました。この間、台日関係は各分野においてさらなる進展を遂げており、双方の人々の絆もより一層深まっています。今年…

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台湾が中国の経済攻勢に対抗

台湾特集 人材引留めと映像産業育成  米連邦議会上下院でこのほど、米国と台湾の政府高官の相互訪問を解禁する「台湾旅行法」を全会一致で可決。トランプ大統領が署名し、正式に発効した。これで蔡英文総統のホワイトハウス訪問も可能…

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中国国産空母、周辺諸国脅かす運用に警戒を

 中国初の国産空母が、遼寧省大連の造船施設を出て周辺海域で試験航行を始めた。動力設備の信頼性、安定性の検証などが目的とされる。習近平政権の掲げる「海洋強国」を誇示する狙いがある。  就役が19年に前倒しか  初の国産空母…

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10月からの新会計年度

地球だより  ベトナムで車のノックダウン(組み立て)工場を取材した折、スコールが降り出したことがある。  屋外にある数台の車両が気になった。エンジンなど精密機械にとって、水は天敵に近い存在だろう。だが担当者は平然と「シャ…

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フィリピンの慰安婦像撤去

 フィリピンで活動する中国系団体によって昨年12月にマニラ市内に設置され、物議を醸していた「フィリピン人慰安婦像」が突如として撤去された。名目上は排水工事のために撤去されたことになっているが、ドゥテルテ大統領が慰安婦像を…

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台湾国家扱い修正要求の是非

弁護士 秋山 昭八 国家成立条件満たす台湾 中国は一日たりとも統治せず  中国民用航空局は、世界の航空会社の中国部門に対して、台湾を国家として扱っていないか調査するよう命じる通知を出したとのことである。中国の法律に違反し…

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“コピー症”中国の技術開発の今後について考察がほしかったNW日本版

◆中国の製造業がマヒ  米中貿易摩擦が激しさを増す中、米商務省は4月半ば、中国の大手通信機器・設備メーカーの中興通訊(ZTE)に対し、米国製技術を購入できなくする措置を講じた。ZTEはスマートフォン製造に不可欠な米国製部…

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