政治 rss

睨み合う自公 後で「しまった」では遅い

 今、永田町で随一のモテモテ政党は公明党だ。それでも集団的自衛権をめぐり自民、公明両党の間がギクシャクしている。気の早い一部の勢力は一種の期待感を込めて、自、公の関係悪化を囃(はや)し立てている。  しかし、そんなことは…

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日本維新の会分党、「責任野党」の立場を忘れるな

 政界再編の起爆剤になると注目された日本維新の会が分党する。橋下徹、石原慎太郎両共同代表をそれぞれ中核として新党を結成することになった。この動きは野党再編にも影響を与えようが、単なる数合わせに走らず、国家の基本にかかわる…

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未熟な日本の安保政策論議

政治ジャーナリスト 細川 珠生 国民の命守る主体性を 集団的自衛権の行使は必要  集団的自衛権の行使を可能にするために、与党間協議が進められている。国会でも、衆参各1日の議論が行われたが、具体的事例を話し合えば話し合うほ…

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日本の民主主義 官僚の智恵も借り改革を

 永田町の与野党関係は時の流れとともに千変万化する。しかし永田町の与野党対立の基本的な構図は万古不易だ。保革の政党の睨み合いは、終戦以来今日まで延々と続き尽きるところを知らない。日本の経済は世界トップクラスだ。これは皆が…

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国会改革、戦術的対決以上に国益増進を

 与野党7党が国会改革について協議し、毎月1回の党首討論、首相の委員会出席の負担軽減などを秋の臨時国会から衆議院で先行させていくことで一致した。国会運営をめぐっては古い慣例のほか、政治の停滞を生んだ不毛な対立の例を踏まえ…

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城郭を見る目と政治

 日本人は男女・年齢を問わず、城好きな人が多い。そのため、日本の城郭について書かれた書籍が数多く出版されている。  大東亜戦争までは、軍事学の1つとして築城学があり、日本の城郭についての軍事的な視点からの考察・研究が行わ…

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近づく内閣改造 女性起用を好む安倍首相

 安倍首相は「女性好き」と言ったら天下の安倍ファンは目を剥くかも知れない。しかしウソではない本当だ。  安倍内閣にはすでに2人の女性閣僚が任命されている。それだけではない。自民党三役のうち2人までが女性だ。内閣始まって以…

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政党同士の付き合い 公明の出方に手を焼く自民

 安倍内閣は自民党と公明党の連合政権だ。この両党の付き合いは長くて古い。何度も政権を共にしている。兄弟政党といっても差し支えない。お互いに気心は知り尽くしているし、政策もツーカーの関係にある。  しかし、この古い仲も心を…

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東大生入社ゼロの衝撃

 「国家安全保障会議(日本版NSC)発足」、「特定秘密保護法成立」、「集団的自衛権行使の憲法解釈見直し」、「武器輸出見直し」の4項目は、安倍晋三内閣が進めている日本が普通の国になるための安全保障政策の大きな変更だ。  古…

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連休明け国会 安保体制確立へ論戦を期待

 大型連休も終わり、国民もゆっくり骨休みすることができた。さあ仕事に復帰する番だ。元気溌剌、腕が鳴る。こんな調子で仕事に向かえば大型連休の効果があったというわけになる。  しかし正直なところ、大型連休のプラス面よりマイナ…

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訪欧首相と集団的自衛権

閣議決定、通常国会後に延期へ 公明に配慮と圧力、グレーゾーン協議も 憲法で党内複雑な民主    集団的自衛権の行使容認をめぐる憲法解釈の変更、見直しについて、憲法改正には相当、時間がかかるので当面、政府の解釈変…

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集団的自衛権 国益の視点で真摯な議論を

 日本国民には自虐趣味がある。日本国民でありながら日本嫌いが結構多い。特に政治に対しては厳しい。民主政治は政治の形態としては最高のものだが、日本の民主政治は国民の受けが悪い。マスコミは特に政治に対しては挑戦的だ。  大抵…

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衆院鹿児島補選、勝って驕らず懸案に対処せよ

 衆院鹿児島2区補欠選挙で、自民党新人で公明党推薦の候補が勝利した。消費税率が8%に引き上げられてから初の国政選挙だっただけに注目されたが、安倍晋三首相は勝利を自ら進める経済政策への信任と受け止め、引き続き景気回復に最優…

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与那国が埋める空白

 台湾と海を挟んで国境を接する日本最西端の与那国島(沖縄県与那国町)で、4月19日、陸上自衛隊の沿岸監視部隊が常駐する駐屯地施設の起工式が行われた(朝雲新聞4月24日付)。  沖縄県内の自衛隊駐屯地・基地の設置は昭和47…

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国会議員の外遊 見聞広め政治の質向上を

 この大型連休に日本国民は浮き足立っている。浮き足といっても逃げ腰になったわけではない。いかにこの長期休暇を楽しむか、その楽しい予想や計画で頭がイッパイだ。  永田町も例外ではない。政治家は常に国会対策と、選挙区対策で頭…

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党利党略排し参院選挙制度の改革進めよ

 与野党でつくる参院選挙制度協議会の脇雅史座長(自民党参院幹事長)が、選挙区の「1票の格差」を是正する抜本改革案を提示した。  選挙制度についての議論は、どうしても党利党略が絡んでくる。改革を進めるには、政治家一人ひとり…

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日米首脳会談 TPP失敗なら首相批判へ

 日本は世界で最も不可思議な国のひとつだ。日本は先の大戦で大敗した。それまでは日本の国柄を世界無比と信じ、世界のリーダーを本気で目指した。  しかし敗戦後はガラリと変わってしまった。日本は強国ではない。アジアの片隅の小国…

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野党論をぶつ「公明」

「責任野党」に婉曲な物言い/自民と政策の近さ警戒か  与党に野党を論ずる余裕が生まれるほど野党が弱いのか? 公明党の機関誌「公明」5月号に「『一強』時代の野党とは――その積極的意義を考える」と題する北海道大学公共政策大学…

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社民党の「不退転」

政党要件喪失へ秒読み段階/民主や共産と何が違う?  社民党の機関誌「社会民主」4月号は党大会を受けて「党改革へ不退転」の特集を組んだ。社民党は2月22、23日に党大会(第14回定期全国大会)を開き、「党首特別提起『党改革…

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プレス民主の衆院補選、敵失でも控えめな反撃

野党4党で金権政治批判  政権を獲(と)って国民から見放された民主党。この“政権ショック”はトラウマとならないか懸念される。あたかも免許取り立ての若葉マークの時に起こした大事故から生涯ペーパードライバーとして過ごすかのよ…

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自衛官の結婚と国防

 自衛隊が日陰者扱いされていた時代には、自衛官を結婚の対象と考える若い女性は少なかった。  しかし最近は、自衛隊の国内外での活躍により自衛官と結婚したいという若い女性が増え、自衛官とのお見合いパーティーは、どの会場も盛況…

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野党の対外政策 政府の足を引っ張るな

 日本は民主主義国家の一員だ。しかし単なる一員ではない。その主張や行動には民主国家としての実行の裏付けがある。少々大袈裟に言えば、日本はその意味でも世界から尊敬されていると言えよう。  しかし、日本国民から見るとそれほど…

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日米同盟と集団的自衛権、ヘーゲル米国防相が行使容認を支持

自民党内に「限定容認論」広がる 慎重な公明党に包囲網  ヘーゲル米国防長官は、9日の中国の習近平国家主席との会談で、米中両国が「新しいタイプの軍事関係」の構築を目指し、軍事交流を推進することでは一致したが、東シナ海や南シ…

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