政治 rss

東京都知事選で舛添氏当選、「脱原発」にノーの賢明な選択

 猪瀬直樹前知事の辞職に伴う東京都知事選で舛添要一元厚生労働相が当選した。  舛添氏は2020年の東京五輪・パラリンピックの成功や災害に打ち勝つ街づくり、「世界一の福祉都市」などを訴え、そのトータルな首都像と手腕に都民は…

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自公連合の行方 両党の間に隙間風も

 日本中どこを見回しても元気がない。特に政界を眺めると元気のかけらも見当たらない。もちろんいろいろ原因はあるが、政権を狙う野党第一党が事実上存在しないのが、永田町が不元気である最大の原因のひとつだ。野党の不活発は永田町の…

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無責任極まる朝毎東

 1月19日、沖縄県名護市の市長選挙が行われた。  結果は、米軍普天間飛行場の同県名護市辺野古沖への移設に反対する現職の稲嶺進氏が再選を果たした。  これに対して安倍晋三政権は、仲井真弘多沖縄県知事が辺野古沖の埋め立てを…

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安定した安倍内閣 実力者を好まない自民党

 厳しい冬も去りつつある。寒い寒いといいながら、やっぱり春を感じるきょうこの頃だ。ところで永田町の春はどんなものなのか。もちろん花鳥風月とは関係ない。一般論と変わりなく、永田町には永田町の春がある。  永田町の春とは与野…

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各党代表質問、政権時の失政に反省ない民主

 安倍晋三首相の施政方針演説に対する各党代表質問が行われた。冒頭の質問に立った民主党の海江田万里代表は、安倍政権に「経済」「外交」「国の在り方」の三つのリスクがあるとして追及した。  だが、これらに伴う困難は、かつての民…

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通常国会が開幕 活発な与野党論戦に期待

 日本で一番エラい者は誰かという質問に対して、大抵の人は総理大臣と答える。これは間違っていないけれど正確でもない。その総理大臣は通常は与党第一党の党首が選ばれる。そうすると与党の党首が一番エラいということになる。  しか…

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都知事選を誤導する「原発」

桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 国政と違う地方の選挙 現実的政策、能力、人格見よ  民主主義国家において一番有難いことは国民が政府を批判できることである。同時に批判するだけではなく、民主主義社会において国民は政府…

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通常国会開幕、問われる連立政権の真価

 会期が6月22日までの通常国会が開幕した。安倍晋三首相は施政方針演説で今国会を「好循環実現国会」と位置付けたが、経済再生に向け景気回復基調を維持できるのか。  また、集団的自衛権行使をめぐる憲法解釈の変更問題で与党の自…

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共産党の26回大会、「躍進」でも党勢挽回できず

戦後躍進を伏せる暗黒党史  日本共産党の第26回党大会が15日から18日まで行われ、同党機関紙「しんぶん赤旗」が報じた。昨年の参院選のためか、「この間の党躍進の息吹がみなぎり、涙あり、笑いあり、明るく、楽しい、素晴らしい…

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新執行部の「社会民主」、労組シフト示した論客陣

細る労働界で巻き返しか  社民党は昨年10月14日に吉田忠智党首が就任、党首・幹事長とも自治労出身者となり、新執行部は労組に軸足ならぬ両足を置く布陣となった。機関誌「社会民主」も2013年12月1日発行の12月号になると…

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自民党の運動方針、120万を目指す党員獲得

改憲へ「対話集会」盛り込む  自民党の第81回党大会が19日に開催され、同党機関紙「自由民主」1月28日号が報じた。衆参の選挙で自公与党が安定多数を得、2020年五輪開催が決まるなど政権党として幸運な時期を、安倍晋三首相…

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都知事選告示、複眼的に「首都像」を問おう

 東京都知事選挙がきょう告示される。2020年の東京五輪・パラリンピック開催への本格的な準備が進められる一方、首都直下地震や超高齢化への対応など首都・東京の抱える課題は多岐にわたる。都民生活のみならず、全国にも影響を及ぼ…

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名護市長選、それでも辺野古移設を粛々と

 沖縄県米軍普天間飛行場の移設先とされる名護市の市長選が行われ、移設反対派の現職稲嶺進氏が再選された。しかし、昨年12月の仲井真弘多沖縄県知事による同市辺野古沿岸部の埋め立て申請の承認表明により、大きく前進した移設への動…

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憲法改正へ自民党基盤を拡充せよ

 自民党は党大会を開き、「党是である憲法改正の実現に向けて、党全体として積極的に取り組む」とする2014年運動方針を採択した。憲法改正は衆院選や参院選での公約で、国民に対する約束事でもある。単なるスローガンに終わらせず、…

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自衛隊悪玉論の報道

 今月15日、広島県大竹市の阿多田島沖の瀬戸内海で、海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」と釣り船が衝突し、釣り船が転覆。乗っていた2人が亡くなった。  現在、衝突の事故原因については、海上保安庁が調査中だが、海上自衛隊が絡んだ…

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ノシ上がる共産党 甘い誘いに乗せられる若者

 共産党はいまや押しも押されもしない野党の中心的存在としてノシ上がってきた。  共産党がまだ弱小野党であった頃から、他の野党を飛び越えて自共対立と持てハヤされたことがあった。社会党、公明党などが本来ならば野党の中心的立場…

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共産党の国力衰退させる運動に警戒

 日本共産党の第26回党大会がきょう、静岡県熱海市の会場で始まる。昨年の東京都議選、参院選で議席が増えたことから、安倍政権や日米同盟、経済界などへの批判を強めて政権与党の自民党と対決する構えを見せている。  だが、共産党…

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国の法整備が不可欠 山形県議会議員 今井榮喜(えいき)氏に聞く

山形県、水資源保全条例を制定  中国はじめ外国資本が水資源に絡む土地を取得した後に乱開発されていることを受けて、各自治体では水資源保全条例などの制定を進めている。山形県でもこれまで森林など50㌶が買収されており、県は水資…

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迫る東京都知事選 首相以上に富裕なポスト

 東京都知事選が迫ってきた。東京都は地方自治体の中で最強最大の存在だ。時には首相と肩を並べるほどの実力者がいた。首相は日本政治の中心的人物に違いないが、惜しいことにみんなカネがない。年がら年中ピイピイしている。政治家のク…

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米「失望」で勢いづく中韓、首脳会談へ道険し

内外に課題山積の安倍政権 デフレ脱却へ物足りない成長戦略、TPP交渉 負けられぬ選挙 名護、東京  安倍晋三首相の昨年末の靖国神社参拝に始まった歴史認識問題をめぐり、米国の積極姿勢を控える態度が明らかになってきた。米国の…

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首相年頭会見、徹底議論し「決める政治」貫け

 安倍晋三首相が年頭の記者会見を行い、24日召集予定の通常国会を「好循環実現国会」と位置付け、経済再生とデフレ脱却を最優先課題として取り組む姿勢を示した。15年ぶりとも言われる景気回復のチャンスだけに回復軌道に順調に乗せ…

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行使できない権利

 日本政府の外交・安全保障政策の司令塔となる「国家安全保障会議(日本版NSC)」が、昨年12月4日に発足し、首相、官房長官、外相、防衛相からなる「4大臣会合」が始動した。  あわせて特定秘密保護法も成立。同法は、日本版N…

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自民1強の時代 驕り高ぶりが最大の敵

 昨年の1月始めと、今年の正月早々の永田町を比べてみると殆ど変わりがない。しかし、この間365日の時間が経過している。  生き馬の目を抜くという油断も隙もない永田町も案外無事平穏な日々を送り迎えしていたと思わないわけには…

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