野党論をぶつ「公明」


「責任野党」に婉曲な物言い/自民と政策の近さ警戒か

 与党に野党を論ずる余裕が生まれるほど野党が弱いのか? 公明党の機関誌「公明」5月号に「『一強』時代の野党とは――その積極的意義を考える」と題する北海道大学公共政策大学院准教授・吉田徹氏の記事が載った。

 冒頭、「先の安倍首相の施政方針演説には『責任野党』という、聞き慣れない言葉が盛り込まれた。『責任』ある野党と『無責任』な野党の違いは何なのか、それは与党との距離からはかられるものなのか、多くの疑問が浮かぶ」と切り出すから、きっかけは安倍晋三首相が国会で政策実現のために政策協議を行い得る相手となる野党を「責任野党」と呼んだことである。


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