オピニオン rss

立ち直る世界経済と日本

鈴木政経フォーラム代表、経済学博士 鈴木 淑夫 大規模な対策実施が奏功 設備投資と輸出が回復を牽引  新型コロナウイルス感染症の世界的蔓延(まんえん)で、世界中の株価が暴落したのは、昨年1~3月のことであった。しかし、そ…

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まん延防止追加、緊急事態宣言に躊躇は不要

 新型コロナウイルス感染拡大抑制のための「まん延防止等重点措置」がきょうから埼玉、千葉、神奈川、愛知の4県に拡大される。すでに対象地域となっている大阪府は、感染拡大が止まらず、吉村洋文知事は緊急事態宣言の発令を政府に要請…

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露外交官一家の北朝鮮脱出行

宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 手押しトロッコで1㌔強 コロナで封鎖の国境の橋渡る  北朝鮮問題に長年携わっているが、北朝鮮と言えばとかく「怖い・気持ち悪い・暗い」というイメージと、奇異なヘアスタイルで注目を浴びる指導…

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ビル・ガーツ氏

中国軍 「グアム・キラー」を増強

空母など艦艇攻撃も可能に  「グアム・キラー」として知られる中国の中距離弾道ミサイル「東風26」の配備が急速に拡大していることが、米空軍の国家航空宇宙情報センター(NASIC)の報告から明らかになった。  NASICの報…

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バイデン氏「人殺し発言」の波紋

日本対外文化協会理事 中澤 孝之 単なる「失言」か「挑発」か 反発も健康不安説煽るロシア  ジョセフ・バイデン米大統領は3月17日、米ABCテレビの司会者、ジョージ・ステファノボロス氏の「あなたはロシアのプーチン大統領を…

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日米首脳会談 中国の台湾侵攻を抑止せよ

 会談では中国が軍事的圧力を強める台湾問題への対応を協議し、共同声明に「台湾海峡の平和と安定の重要性を強調するとともに、両岸問題の平和的解決を促す」と明記した。中国の台湾侵攻を抑止するため、地域の公共財である日米同盟の一…

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熊本地震の被災地では道路がひび割れ、被災の爪痕が残る=4月17日、熊本県阿蘇郡南阿蘇村で(読者撮影)

熊本地震5年 コロナ禍での災害対応が課題

 観測史上初となる2度の震度7を記録した熊本地震から5年を迎えた。  圧死など地震による直接死は50人。被災後の疲労やストレスなどによる関連死はこの1年で1人増え、犠牲者は熊本、大分両県で計276人となった。 多かった車…

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処理水の海洋放出 科学的広報で風評被害なくせ

《 記 者 の 視 点 》  「科学的根拠に基づいたものとは言えない、感情的で他の思惑が絡まった主張は受け入れがたい」  東京電力福島第1原発(F1)の処理水の海洋放出決定に対し、中国や韓国の批判が高まっていることについ…

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自分の音色で喜び伝える

国内外でチャリティー活動 ピアニスト 西本 梨江さんに聞く  心揺さぶられる響きに透き通るような音色――。幼くしてピアノの舞台に立ち、作曲もしてきたピアニストの西本梨江さんは、国内外で音楽を通じたチャリティー活動に勤(い…

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北「苦難の行軍」は崩壊の予兆

高永喆の半島安保NOW  北朝鮮で4月8日に閉幕した朝鮮労働党細胞書記(末端組織責任者)大会で金正恩総書記は「私は党中央委員会から始まって…全党の細胞書記たちがますます強固な『苦難の行軍』をすることを決心した」と宣言した…

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日米豪印プラス仏、枠組み拡大で対中圧力強化を

 フランス海軍主導で海上自衛隊と米国、オーストラリア、インドの海軍が参加する海上共同訓練「ラ・ペルーズ」がインド沖ベンガル湾で行われた。  今回はインドが初めて参加したことで、インド洋を舞台に初の5カ国共同訓練が実現した…

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ボイコットすべき冬季北京五輪

平成国際大学教授 浅野 和生 自由世界が独自の大会を ベルリン五輪の轍踏まぬため  2022年2月、北京での冬季オリンピックが成功すれば、中国による新型コロナウイルスに対する勝利と、習近平の「中華民族の偉大な復興の夢」が…

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原発処理水放出、透明性確保と風評被害対策を

 政府は東京電力福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含む処理水について、2年後をめどに希釈した処理水を海洋放出する方針を決定した。国際原子力機関(IAEA)が協力を表明する一方、地元関係者の不安や周辺国からの批判も…

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北京五輪ボイコットと日本、08年の喝采繰り返すな

 16日の日米首脳会談。北京冬季五輪ボイコット問題では何か話し合われるだろうか。バイデン政権は同盟国や友好国とこの問題を協議する意向を示し、中国側はハリネズミの様に針を立てて、その動きを警戒している。今後ギリギリの五輪外…

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韓国与党惨敗、文氏は外交見直しの契機に

 韓国で実施された首都ソウルと第2の都市・釜山での市長補欠選挙で与党が惨敗した。選挙結果は文在寅政権に対する審判の性格が色濃く、レームダック(死に体)化は避けられそうにない。文氏はこれを機に外交政策の見直しを図ってはどう…

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日米初対面首脳会談への展望

東洋学園大学教授 櫻田 淳 米中対立下、旗幟を鮮明に 中国の「潜在敵国」である日本  4月中旬、菅義偉(内閣総理大臣)がワシントンに飛んで開催することになる日米首脳会談は、ジョセフ・R・バイデンにとっては、パンデミック最…

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松山メジャー制覇、日本に勇気与える歴史的快挙

 29歳の松山英樹選手が、ついにやってくれた。米国ジョージア州オーガスタで開かれていたマスターズ・トーナメントで、日本勢として初優勝を飾り、4大メジャー大会での優勝という日本男子ゴルフ界の悲願を成し遂げた。  マスターズ…

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対中姿勢を一新した米政権

アメリカンエンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき 最大の競争相手と定義 自由世界の体制守る覚悟示す  アラスカで行われた米中外相級会談はカメラの前で展開された烈(はげ)しい衝突が注目された。中国の強硬姿勢とそれに断…

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まん延防止拡大、移動自粛し第4波を防ごう

 都道府県をまたぐ移動を極力控えて、感染の第4波を抑えていきたい。新型コロナウイルス対策として大阪府など3府県6市に適用されている「まん延防止等重点措置」が、あすから東京、京都、沖縄の3都府県にも適用される。  変異株が…

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70歳就業 安心して働ける環境整備を

「70歳就業法」とも呼ばれる改正高年齢者雇用安定法が施行された。  企業は希望者が安心して働けるよう環境整備を進める必要がある。 増え続ける高齢の働き手  企業は現在、希望する従業員全員を65歳まで雇用する制度を整備しな…

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教科書による“家族破壊” 20年続く性差否定思想

《 記 者 の 視 点 》  祖父母と両親、そして4人の兄弟合わせて8人家族の中で育った筆者が青春時代を過ごした東北の農村では、いわゆる「拡大家族」が当たり前だった。そんな筆者が2002年、文部科学省の委嘱事業として作製…

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中世日本の形成と『太平記』

怨霊を鎮魂し平和を願う 市谷亀岡八幡宮宮司 梶 謙治氏に聞く  戦国時代、来日したイエズス会の宣教師たちが日本理解のために学んだ代表作が『平家物語』と『太平記』。特に『太平記』は当時の公家や武士などの指導層に幅広く読まれ…

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WHO報告書 ウイルス起源解明には程遠い

 世界保健機関(WHO)は新型コロナウイルスの起源を調べるために中国に派遣した調査団の報告書を公表した。  しかし報告書は中国側との共同報告書で、中国側の主張に配慮したものとなった。これではウイルスの起源解明には程遠いと…

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