政党機関紙
「自由民主」緊急事態宣言 都市封鎖できないのは弱点
感染抑制に移動制限の法整備を 新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、わが国で初めて7日に緊急事態宣言が発令された。自民党の機関紙「自由民主」4月21・28日合併号は、「未曽有の国難に打ち勝つ」「特措法に基づき…
病院再編と社・共誌 コロナ事態で反対に追い風
虚を突かれた厚労省の計画 新型コロナウイルスの感染拡大で攻守逆転の様相となったのが、厚生労働省の公立病院統廃合計画だ。昨年9月、「過剰な病床数」「医療費圧迫」などを理由に424の病院名を公表し、各都道府県の取り組みを今…
「自由民主」党大会延期
政治に影響する感染拡大 運動方針で憲法改正を強調 自民党機関紙「自由民主」1面に同党にとって重要な行事の延期が連続して布告された。いずれも一般多数の参加が見込まれる。 「故中曽根元総理の合同葬を延期/新型コロナウイル…
緊急事態宣言に反対「赤旗」
新型肺炎にデモ自粛せず 感染防止より安倍首相批判 改正新型インフルエンザ対策特別措置法が成立した。新型コロナウイルス対策でも同法で可能になる「緊急事態宣言」に反対している共産党の機関紙「しんぶん赤旗」は、「広範な人権へ…
首相答弁に抗議「赤旗」 共産党の「暴力革命」方針
「分裂」にすり替え責任転嫁 安倍晋三首相が衆院本会議で13日に共産党の1950年代の破壊活動について答弁し、同党機関紙「しんぶん赤旗」(2・14)は「安倍首相の衆院本会議でのデマ攻撃に断固抗議する」と題して志位和夫委員…
各党紙に新型肺炎 政府緊急対応策に向け提言
声が小さい「流行」への備え 中国湖北省武漢市で発生した肺炎をもたらす新型コロナウイルスの感染が世界に拡大し、世界保健機関(WHO)は1月31日に緊急事態を宣言。各党の機関紙上でも2月は感染対策記事の量が多くなった。 …
「赤旗」共産党大会 「野党政権」掲げ中国批判
「多数者革命」日本で目指す 共産党の第28回党大会(14~18日)が開催中であり、同党機関紙「しんぶん赤旗」が報じている。15日付1面は、「世界の本流に立って日本社会の『豊かで壮大』な未来開こう」という標語的な大見出し…
「自由民主」新春号 運動力問われる憲法改正
選挙通じて国民の理解を 自民党の機関紙「自由民主」1月7・14日合併号は令和2年新春特集で、総裁の安倍晋三首相はじめ党役員の新年あいさつ、経済対策や東京五輪に関するインタビューの次に憲法改正について見開き2ページで取り…
首相在職最長「自由民主」 実績強調の裏に多弱野党
共産張り切り旧民主粉々に 「在職日数で憲政史上最長」。自民党の機関紙「自由民主」(12・3)のトップ見出しは、11月20日に安倍晋三首相の「通算在職日数が2887日となり、桂太郎を抜いて憲政史上最長を更新」したことをア…
災害対策で「立憲」「公明」 専門省庁の設置を提案
広域同時多発に不十分 激甚化する台風の被害を受けて、各党メディアとも被災地視察や災害対策について扱っている。立憲民主党の機関紙「立憲民主」(11・15)は、2~3面に党災害対策局長の岡島一正衆院議員の話を載せ、この中で…
台風災害と与党紙 支援、視察を連続トップで
八ツ場ダム治水効果に注目 台風の猛威で東日本が甚大な災害に見舞われて1カ月余り経ち、各党のメディアでも被災地視察や災害対策に関する内容が多く取り上げられた。困ったときの人助けも政治家ならなおさらのことであり、被災地は選…
「赤旗」で8中総報告 綱領改定案示し中国批判
野党共闘のため「障害」除く 共産党の機関紙「しんぶん赤旗」6日付は、来年1月の党大会に提案する党綱領一部改定案などを了承した第8回中央委員会総会(8中総)について報告した。中国などを「社会主義をめざす新しい探究が開始さ…
立憲民主の代表質問 同性婚の訴えは“綱領路線”
LGBTを選んだ「多様性」 立憲民主党の枝野幸男代表は、衆院本会議の代表質問で国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」への補助金交付を中止した文化庁を批判し、また、同党などが衆院法務委員会に提出した同性婚を認める民法改正案の…
与党機関紙に社会保障改革 「全世代型」始動を強調
リバランスと弱者配慮へ 臨時国会に当たり自民党の機関紙「自由民主」(10・15)は、「全世代型社会保障に決意」を安倍晋三首相の所信表明演説の見出しに取って強調した。また、衆参の各党代表質問が始まったのを受け公明党の機関…
100万部割る「赤旗」購読数 野党共闘でも衰える党勢
第7回中央委員会総会で「目標」が最低に 共産党の場合、機関紙「しんぶん赤旗」日刊紙・日曜版の読者数全体を発表するのは党大会だ。その党大会を前に、同紙8月29日付で日刊紙・日曜版の読者が100万部を割ったと公表したのは異…
「公明」で自公20年 政策より「政治の安定」
修羅場を乗り越え連立 公明党の機関誌「公明」10月号は、公明党が自民党政権との連立に加わった1999年10月から20年という節目に、「連立20年目の自公政権―政治の安定と改革の『要』の役割担う」と題した公明新聞党史編纂…
「公明」特集のアフリカ協力 中国問題ぼやける理想論
「競争」批判して連携主張 アフリカ開発会議(TICAD7)が開催されるのを控え、公明党の機関紙「公明」9月号は、特集内に「対アフリカ協力に向けた政治的責任を考える」として京都大学大学院教授、神戸大学名誉教授の高橋基樹氏…
韓国優遇除外歪める「赤旗」 文政権の反日政策に呼応
安保上の「不適切」を否定 共産党はもともとサンフランシスコ講和条約や日米安保条約に反対し、戦後体制に否定的な上、日韓基本条約にも反対した。この方向は、文在寅韓国政権の反日政策や過去の保守政権を否定する「積弊清算」とピッ…
「社会民主」の日韓特集 文政権評価し違反問わず
反日路線に共鳴する左翼 社民党は社会党時代に韓国を認めなかったが、今や左翼勢力が反日民族主義を掲げて政権を奪い、その文在寅政権に同党機関誌「社会民主」はシンパシーを寄せている。 少し前だが同誌5月号は巻頭に「『3・1…
参院選の野党共闘 「バラバラ」「野合」と自公
立憲・共産は“依存症”に 参院選の投票が明日に迫った。今回も前回2016年と同様に「1人区」における与党対野党共闘の勝敗が焦点だ。32カ所ある改選数1の地方選挙区のうち自民党候補と対決する野党統一候補の内訳は、立憲民主…
自由と合併「国民民主」 「統合と結集」は選挙次第
略称「民主党」で再起なるか 参院選をにらみ国民民主党と自由党が4月26日に合併し、これを機関紙「国民民主プレス」が5月17日号に載せた。玉木雄一郎代表と自由党の小沢一郎代表が合併合意書を手に並ぶ写真とともに、小沢一郎、…
「自由民主」社会保障改革 「人生100年」、参院選で論戦か
支え手増やすエイジフリーなど 年金だけでは月5万円ほど赤字になり、老後に2000万円の資産形成の必要を唱えた金融庁有識者会議の「高齢社会」報告書に関連して、野党は年金問題を参院選の争点にする構えだ。すでに19日の党首討…
「立憲民主」の草の根主義 根付く労組的平等体質
不況時にウケた格差問題 立憲民主党の機関紙「立憲民主」(月刊)は、今月で13巻目になるが、主に「多様性を誇りに、分かち合うことを力に、支えあうことを安心に」(4・19号)などの言い方で「まっとうな政治」を訴える。安倍政…