コラム rss

「歴史とは勝者の歴史」と言われる。勝った…

 「歴史とは勝者の歴史」と言われる。勝った者が歴史を記述する権利を持つという意味だ。が、勝者の誰もが歴史を記述できるわけではなく、業績は大きいものの謀反を起こされ自害した織田信長や、謀反を主導した明智光秀は、歴史を記述す…

続き

カーニバルとブラジルの微笑み

地球だより  ブラジルは3月に入ると本格的なカーニバルシーズンを迎える。記者は、日本の知人から「本場のカーニバルやサッカーも楽しめるなんて、うらやましい」と言われることがある。  確かに、サッカーやカーニバルファンにして…

続き

頭脳流出

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  朝鮮王朝の第22代、正祖王 21年、西暦で1797年の夏。正祖は(4大党派の一つである)老論僻派の首領だった沈煥之に御礼(王直筆の書簡)を送った。  「小さな村にも隠れた人材はいる…

続き

福島県須賀川市に藤沼湖自然公園がある。…

 福島県須賀川市に藤沼湖自然公園がある。1949年に農業用に造られた人造湖で、周囲に温泉や神社があり、庭園としても整備されて、キャンプ場ともなっていた。  釣り人が集う湖でもあった。気流子も旅に出る時釣り竿を持参したので…

続き

琉歌・御製から伝わる思い

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  24日開催された「天皇陛下御在位30年記念式典」では、沖縄出身の歌手・三浦大知さんが、天皇皇后両陛下の作詞作曲された琉歌(りゅうか)「歌声の響」を歌唱した。  「だんじょかれよしの…

続き

「きょうは怖い話をありがとうございました」…

 「きょうは怖い話をありがとうございました」。小紙愛読者でつくる世日クラブで特定失踪者問題調査会代表の荒木和博氏が講演し、急増する北朝鮮からの漂着船がはらむ問題への危機意識の不足に警鐘を鳴らした。それに対する質問者の率直…

続き

スーパーの客減少の意味

地球だより  昨年のフランスのスーパーの来客数は7%減り、収益も近年最大の落ち込みを見せていることが最近、明らかになった。  大都市郊外のモールにある巨大スーパーは、ここ30年間、週末に安価な物を大量買いする消費者で溢れ…

続き

親権を巡る子の連れ去り

 今月19日、離婚した夫婦間の子供を親権者に引き渡す際のルールを明記した、民事執行法の改正案が閣議決定された。  夫婦が離婚した場合、欧米では共同親権が一般的だが、日本は片方の親が親権を有する単独親権を取っている。基本的…

続き

半月ほど前、食卓に出た鰹節(かつおぶし)…

 半月ほど前、食卓に出た鰹節(かつおぶし)の佃煮(つくだに)のようなものを口にした。味噌(みそ)味だったので何なのか聞くと、蕗(ふき)の薹(とう)を刻んで合わせ味噌にしたという。言われてみて、わずかにほろ苦い味が分かるほ…

続き

非常事態宣言立憲政治に打撃

アメリカ保守論壇 M・ティーセン 議会の権限を軽視 壁予算で判断ミス  国境の壁を造ることが目的なら、トランプ大統領はあらゆる場面で判断ミスをしてきたことになる。2018年初めにトランプ氏は、不法移民の子供を強制退去とし…

続き

二階の深謀遠慮、安倍政局の主導権狙いも

 140人を超える巨大な派閥を率いて日本を支配した田中角栄(元宰相)ほどの巨魁(きょかい)であっても、末路は哀れだった。没後25年を経て高度経済成長の再来を夢見る待望論が湧いているが、田中角栄の息のかかった国会議員は二階…

続き

ビル・ガーツ氏

米司令官、中国の中距離ミサイルは脅威

 トランプ米大統領による中距離核戦力(INF)全廃条約の破棄表明に当事国ロシアが強く反発する中、米軍司令官は、大量の中距離ミサイルを保有する中国への対抗上、破棄は不可避と主張、地上配備の移動式新型ミサイルの開発の必要性を…

続き

英国のロックバンド「クイーン」のギタリスト…

 英国のロックバンド「クイーン」のギタリストで、天体物理学の博士号を持つブライアン・メイさん。探査機「はやぶさ2」の小惑星「りゅうぐう」への着陸成功に、ツイッターで「素晴らしい成功だ」と英語で称(たた)え、ローマ字でも「…

続き

日本の文学賞で代表的な芥川賞・直木賞は…

 日本の文学賞で代表的な芥川賞・直木賞は、よく知られているように、作家の芥川龍之介と直木三十五を記念したものである。今ではテレビのニュースで報道されるほど有名になったが、賞を創設した菊池寛は将来、日本を代表する文学賞にな…

続き

1994年の先進国首脳会議(サミット)の取材…

 1994年の先進国首脳会議(サミット)の取材でイタリアのナポリに滞在した。サミットについては村山富市首相がお腹(なか)を壊して何かの会合を欠席したことくらいしか思い出せない。一方でナポリ郊外の一般家庭に2日ほど泊めても…

続き

警官に豆腐投げ強制送還の危機

地球だより  フィリピンでは中国人が急増しており、彼らが起こすトラブルや事件も目立つようになってきた。  このほどマニラ首都圏を走る高架鉄道の駅で、現地で「タホ」と呼ばれる豆腐プリンを警官に投げ付けた中国人女性が逮捕され…

続き

実業家の堀江貴文氏が「鮨屋(すしや)の…

 実業家の堀江貴文氏が「鮨屋(すしや)の修業はムダ」と発言したことをインターネットで知った。「鮨屋の厳しい修業は本当に意味があるのか?」という疑問を呈している。意味があるのか、単なるムダにすぎないのか。  その堀江氏が若…

続き

緑色のドライフルーツ

地球だより  ユダヤ暦シュバット月の15日目に当たる1月21日は、植樹祭「トゥビシュバット」だった。「樹木の新年」とも呼ばれ、この日ユダヤ人たちは植樹をしたり、ナッツやドライフルーツを食べて祝う。  ちょうどそのころ、テ…

続き

外貌ガイドライン

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  歌手の尹福姫さんがミニスカートを韓国に紹介した後、社会が騒然となった。女性たちのスカートが短くなると、警察が物差しを持って歩き、膝上20㌢以上のスカートを取り締まった。ミニスカート…

続き

東京のJR三鷹駅南口で降りて、玉川上水…

 東京のJR三鷹駅南口で降りて、玉川上水沿いの「風の散歩道」から本町通りに入り、南に少し歩くと「太宰治文学サロン」がある。市民が協力して運営している施設で、小さな文学館だ。  この街には太宰ゆかりの場所がたくさんある。こ…

続き

トランプさん忘れないで、北の生物・化学兵器の脅威も

 来週ハノイで開かれる第2回米朝首脳会談の結果は、日本にも吉と出るか。いや懸念の方が倍も大きい。  会談成功を誇示したいトランプ米大統領の前のめりが気になる。「北朝鮮に核放棄の徴候はない」と、米情報機関や軍の責任者、国連…

続き

中国、来年中に衛星破壊レーザー配備

 中国軍は2020年、低軌道上の人工衛星を破壊可能なレーザー兵器を配備する可能性がある。米国防総省の国防情報局(DIA)が明らかにした。米情報機関が、中国のレーザー衛星破壊兵器(ASAT)の配備計画の詳細を明らかにするの…

続き

松坂ロスを乗り越えて

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  桜が見頃を迎えた春季のプロ野球キャンプはいよいよ終盤を迎えた。練習試合など実戦形式のトレーニングがファンを魅了している。ここ数年、Bクラスに沈む中日ドラゴンズは、昨年のシーズンでカ…

続き