コラム
東京電力福島第1原子力発電所の廃炉作業で…
東京電力福島第1原子力発電所の廃炉作業で重要課題の一つが、事故があった2号機の原子炉格納容器内部に溶け落ちた核燃料(デブリ)の取り出し。それにはまず原子炉内部の状況やデブリの性状の把握が不可欠だ。 このほど、ロボット…
軍隊でスマホ、4月から使用OKに
地球だより スマートフォンでゲーム、インスタグラムにコメント、ユーチューブで動画視聴…。今や見慣れたスマホ利用は、韓国の軍隊でも見られる光景となりつつある。 国防省が国防改革の一環として、4月から全国の部隊で兵士たち…
「なぜ、学習するのか」
最近、ふと、中学校1年生の最初の社会科授業を思い出した。 「なぜ、学習するのか」 先生が教室に入るなり黒板に大書したのが、この8文字だった。何が始まるのか分からず、きょとんとしている生徒たちに対し、先生は、ほとんど…
匿名で登場する人物らがメディアについて…
匿名で登場する人物らがメディアについて論じる座談会がある。大御所などを斬る本音の批判が結構受けるのだが、月刊誌「正論」に連載の「メディア裏通信簿」もその一つ。 3月号ではフォトジャーナリストの広河隆一氏らを槍玉(やり…
新社会主義に支配される民主
アメリカ保守論壇 M・ティーセン 富裕層への増税提案 非現実的な気候変動政策 オカシオコルテス下院議員は気候変動政策「グリーン・ニュー・ディール(GND)」をめぐりとんでもない主張をしている。これは、今の民主党が新社会…
「AIと日本人」をテーマにした月刊誌「文藝…
「AIと日本人」をテーマにした月刊誌「文藝春秋」3月号の鼎談(ていだん)で、松尾豊・東京大特任准教授は「中国やロシアのような体制の国々とAIは、実は、異常に相性がいいんですよ」と話している。 また井上智洋・駒澤大准教…
「冴返りつゝ雨降る日風吹く日」(星野立子)…
「冴返りつゝ雨降る日風吹く日」(星野立子)。テレビでよく見るのがニュースと気象情報。特に朝は出掛けなければならないので、天気予報は欠かせない。雨が降るのか降らないのか、傘を用意した方がいいのかどうか判断するためだ。 …
バンコク新中央駅誕生へ
地球だより バンコク北部のバンスーに、巨大なアーチの形をした東南アジア最大の駅舎「バンスー・グランド・ステーション」が建設中だ。 ラオスのビエンチャンやマレーシアのバターワースなどから来る国際列車のターミナル駅として…
意外と知られていないが、戦前の日本は製作…
意外と知られていないが、戦前の日本は製作本数では米国を上回る映画大国だった。戦後それを知る連合国軍総司令部(GHQ)は占領政策遂行のため、民主化、非軍国化の啓蒙(けいもう)映画を作らせた。戦意高揚映画を作っていた映画会…
「払わなくていいです」
米国から 先日、近所のベーカリーカフェを訪れた時のこと。レジで20代くらいの男性店員にスモールサイズのコーヒーを一つ頼んだが、「お金は払わなくていいです」と意外な言葉が返ってきた。理由が分からず、「きょうは特別な日です…
北朝鮮、特殊部隊を増強
非対称戦での戦力に エイブラムズ在韓米軍司令官は、北朝鮮が特殊部隊の拡大を進め、韓国と米国の特殊部隊にとって脅威になっていると指摘した。 エイブラムズ氏は12日、上院軍事委員会で「金正恩(朝鮮労働党委員長)は、特殊部…
「組織と個人」というテーマがある。かつては…
「組織と個人」というテーマがある。かつては「強大な組織」が一方にあり、「無力な個人」がそれに向き合うという図式だった。個人が組織に勝つことは困難だとしても、どれだけ戦えるかというテーマだった。 今は逆に「強い個人」対…
北朝鮮投資大当たり
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 金大中元大統領が退任後の2007年、米国ワシントンを訪問してナショナルプレスクラブ(NPC)で演説し、北朝鮮に注目せよと強調した。核兵器でなく、レアアース、モリブデン、マグネシウム…
福島県の伊達地方は昔から養蚕の盛んな所だ…
福島県の伊達地方は昔から養蚕の盛んな所だ。伊達郡川俣町に機織神社があり、中央公園には祭神の小手子の像が立っている。小手子を妃としていた崇峻天皇は、蘇我馬子の専断で帝位を失い、小手子は皇子を追ってこの地に来たという。 …
お得意様は中国人
地球だより スイスといえば、チョコレート、チーズのほかに、オメガなどの高級時計が魅力ある輸出品だが、その最大の顧客は中国人という。 スイス中央部の観光地ルツェルンの白鳥広場は毎日、観光客でにぎわう。人口8万1000人…
女児虐待死で見えた沖縄の対応
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 千葉県野田市の小学4年生、栗原心愛(みあ)さんが自宅浴室で死亡し虐待が疑われている事件で、千葉県警は父親に続き、母親も傷害容疑で逮捕した。その母親は沖縄出身で、一家が野田市に転居す…
昨年暮れに一時入院していた同僚の退院祝い…
昨年暮れに一時入院していた同僚の退院祝いを兼ねて、銀座の老舗洋食店で夕食を共にした。作家の池波正太郎なども使っていたが、決して高い店ではない。いわゆる日本風洋食を供する店で建物も古く、昭和の雰囲気が濃厚に漂っている。 …
アフガン撤収は過激派の勝利
アメリカ保守論壇 M・ティーセン テロ組織は依然存在 議会の圧倒的多数が反対 「偉大な国は終わりのない戦争はしない」。トランプ大統領は一般教書演説でこう断言した。オバマ大統領でも同じようなことを言ったかもしれない。20…
ベネズエラ危機、キューバ情報機関が軍に浸透
米南方軍のフォーラー司令官(海軍大将)は、危機的状況が続くベネズエラ問題でキューバ治安要員が「中心的位置」を占め、中露も、経済、軍事面でマドゥロ独裁政権を支援していると非難した。 フォーラー氏は7日の上院軍事委員会で…
半導体やコンピューターなど日本のハイテク…
半導体やコンピューターなど日本のハイテク産業が目覚ましい発展を遂げたのは1970~80年代。村山裕三著『テクノシステム転換の戦略』によると、官民が協力して技術発展の方向を見定め、その産業政策が実行に移された。 この間…
「早春賦とは風の音水の音」(田上頼子)…
「早春賦とは風の音水の音」(田上頼子)。春を告げるものと言えば、梅の花やフキノトウの芽、太陽の柔らかな光、ぽかぽかとした陽気などがある。冬がいつ終わり春がいつから始まるのか分からないが、こうした兆しが出てくるうちに季節…
出生率の低下が続く
地球だより 統計局がこのほど発表した出産統計によると、昨年の出生数は一昨年より約3000人少ない4万7307人。これによって、出生数の減少が8年間続いたことになる。 子供へのケアと、出産後のお母さんが最大で3年間も出…
千葉県野田市の小学4年生、栗原心愛さんが…
千葉県野田市の小学4年生、栗原心愛さんが両親による虐待で亡くなった事件は、知れば知るほど、やりきれない気持ちになる。市教委や児童相談所の不手際など、大人が周りにいながらなぜ守れなかったのかとの思いが募る。 事件を受け…