コラム
2016年現在のわが国の女性研究者は13万8400人…
2016年現在のわが国の女性研究者は13万8400人。研究者全体に占める女性の割合は15・3%と、それまでの最高を更新した。主要国と比べると低い水準(米国では13年時点で34・3%)だが、評価すべき数字だ。 日本の女…
「予感とは楽しき不安春を待つ」(高石幸平)…
「予感とは楽しき不安春を待つ」(高石幸平)。春の気配はまだそれほど明らかではないが、日中は少しずつ暖気が増している気がする。だが布団を干しても、まだ暖かさは短く、すぐに夜気が下りて冷たくなる。 こうした気候に先駆けて…
中国軍が衛星破壊ミサイルを配備
中国軍が衛星攻撃兵器(ASAT)を複数の部隊に配備、訓練を行っていることが、国防総省・国家航空宇宙情報センター(NASIC)の報告書「宇宙での競争」から明らかになった。米国の人工衛星を破壊できる兵器であり、宇宙での米国…
安倍晋三首相とプーチン・ロシア大統領の…
安倍晋三首相とプーチン・ロシア大統領の25回目となる会談が開かれたが、北方領土問題での進展は見られなかった。むしろロシア側の主張は、ますます強硬になっている。ラブロフ外相など北方領土が第2次大戦で合法的にソ連領になった…
選挙中、ニセの検問に注意
地球だより フィリピンでは5月の中間選挙に向け、徐々に緊張を帯びてきた。日本でも選挙に演説合戦などは付き物だが、フィリピンでは銃弾や手榴弾(りゅうだん)が飛び交う選挙戦が繰り広げられるため、地域によっては治安が著しく悪…
小林秀雄(文芸評論家)、大岡昇平(作家)…
小林秀雄(文芸評論家)、大岡昇平(作家)、江藤淳(文芸評論家)の3者の間には、戦後文学史上の多くの問題点を含む不思議な因縁がある。大岡は江藤に、小林論の執筆を勧めた。資料の提供も惜しまなかった。『小林秀雄』と題された江…
車の運転は危険がいっぱい
地球だより アラブ音楽を学びに定期的にやって来る邦人ミュージシャンの一人が先日、「エジプトで運転しているなんて、尊敬しちゃいます」と褒めてくれた。 確かにエジプトの交通事情は日本からは考えられないほど危険に満ちている…
梅だよりは立春のころから聞かれるのだが…
梅だよりは立春のころから聞かれるのだが、今年は暖冬で、茨城・水戸市の偕楽園では今週に入り、白難波や八重寒紅など、早咲きの花が70本以上開花したという。静岡県の熱海梅園では1月5日から梅まつりが始まっている。 熱海は冬…
アルバイト風景
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 数年前のことだ。大学に入った息子が家の前のチキン店で働き始めた。1週間に4日、1日7時間のアルバイトだ。仕事がある日は夜の12時を過ぎて帰ってきた。疲れているはずなのに表情はいつも…
国際メディアにあふれ続ける 「強制」「性奴隷」「奴隷労働」
仏誌ルモンド・ディプロマティクの最新朝鮮特集号を読み、考え込んでしまった。「国際有力メディアでこうなら、歴史戦の壁は本当に高いな」 同誌は定評ある国際問題誌だ。特集号は20世紀初め以来の半島の歴史を、27の小論文でた…
元外交官が「陰謀論」を展開
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) イギリス、米国、イスラエル、ロシア、ウクライナなどに駐在経験のある元外交官の馬渕睦夫氏が19日、那覇市で講演した。講演会主催の「琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会」(我那覇…
乾電池は最も身近な生活用品の一つで、…
乾電池は最も身近な生活用品の一つで、テレビのリモコン、電気ひげそり機、柱時計、カメラ、ボイスレコーダー……ざっと挙げただけでも、これだけのものに使われている。 電池はエネルギーを電力に変換する装置だが、乾電池はそのう…
青空を拝みたい!
地球だより 先日、日本に帰省していた時、韓国から客人があり空港まで迎えに行った。宿泊先のホテルまで一緒にタクシーに乗って向かったが、道中、彼は車窓から外を眺め「日本は空が本当に青いんですね」としみじみと語った。 韓国…
学生スポーツの指導者
年末年始は高校や大学スポーツの大会が多い。 中でも毎年注目を集めるのが箱根駅伝だ。今年は筆者も子供に冬休みの思い出の一つにしてほしいと、一緒に横浜の沿道で声援を送った。 結果は東海大学の初優勝で終わったが、レースと…
春、夏、冬休みになると、齢(よわい)70を…
春、夏、冬休みになると、齢(よわい)70を過ぎた今も、旅に心が駆り立てられるのを抑えられない。芭蕉のごとし、とは言うものの、当時のように苦しみを伴う旅ではない。非才の身に一句が浮かんでくるわけでもない。 それでも出掛…
トランプ氏周辺で続く情報漏洩
アメリカ保守論壇 M・ティーセン 首脳会談詳細がメディアに 国家の安全脅かす犯罪 米紙ワシントン・ポストはトランプ大統領が「あらゆる手を尽くしてロシアのプーチン大統領との会話の詳細を隠した」と報じた。通訳者のメモを取り…
恒例となっている米紙ニューヨーク・タイムズ…
恒例となっている米紙ニューヨーク・タイムズの世界の観光地ランキング2019年版に、日本で唯一「瀬戸内海の島々」が選ばれた(7位)。 3年に1度、瀬戸内海の12の島を舞台に開催される現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」…
「大寒の火の気を断ちし写経かな」(藤岡あき)…
「大寒の火の気を断ちし写経かな」(藤岡あき)。「大寒」は俳句の季語でもある。稲畑汀子編『ホトトギス新歳時記』には「二十四節気の一つ。小寒から数えて十五日目、たいてい一月二十日ごろにあたる。一年中で最も寒さが厳しいころで…
ごく私的な話で始めることをお許し願いたい…
ごく私的な話で始めることをお許し願いたい。寒の入りとなったところで、愛用していた電気あんかが壊れてしまった。早速家人を一駅隣の電気量販店に買いにやらせたところ、以前は置いていたが今はないという。 ホームセンターにある…
永井荷風(1959年没)の日記「断腸亭日乗」…
永井荷風(1959年没)の日記「断腸亭日乗」の昭和19(1944)年3月24日の部分にこんな記述があった。「開戦以来現代民衆の心情ほど解しがたきものはなし」というのがそれだ。太平洋戦争後期の記事で、日本の旗色がよくなか…
首都で急増するネズミ
地球だより 米国の首都ワシントンでは、公園など街の至る所に野生のリスがいるのを見掛ける。しかし、近ごろ急速に増えているのは、同じ齧歯(げっし)類でも害獣とされるネズミだ。 こうしたネズミうちの1匹は先月、ホワイトハウ…
祖父母教育プログラム
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 「子供の入試に成功しようとするなら、母親の情報力、父親の無関心、祖父の財力が必要だという言葉がある。近ごろは“祖母の運転の実力”が一つ追加された」 祖母と祖父が孫の育児を越えて教…
都内のホテルで、俳人協会による「新年の…
都内のホテルで、俳人協会による「新年の集い」が開かれた。これは協会員を対象とする第25回俳句大賞と第2回新鋭俳句賞の表彰式を中心とした行事で、新年を飾るにはふさわしい会だ。 6581句の応募の中から俳句大賞に選ばれた…