コラム
日本製かゆみ止めが評判
地球だより ブラジル生活で悩まされることの一つが虫刺されだ。特に年末年始の雨期は蚊が増えるだけでなく、デング熱などの伝染病が流行(はや)ることもあり、蚊への対策は必須と言ってよい。 かくいう記者もデング熱に感染したこ…
歳時記は俳句を作る人たちにとって必携の…
歳時記は俳句を作る人たちにとって必携のもので、何種類もの書が出されてきた。だが、時代の変化とともに物足らなくなって「作者達は、更に新しい歳時記の出版をもとめ、或いは自分の手で改良して見たいといふ気持が起る」。 これは…
内政干渉を求め続けた2人、自己否定と完敗と中国
中国・武漢発の新型肺炎を拡大させた一大要因が、共産党政権による情報開示の遅れであることは間違いない。だが中国は、政権の責任、体制の構造問題を問う様な国内の批判は抑えつけ、外からのそれは「内政干渉」だと断固はねつけるだろ…
「はじめまして わたしがママよ」と、優しく…
「はじめまして わたしがママよ」と、優しく呼び掛ける大ヒット曲「こんにちは赤ちゃん」で知られる歌手の梓みちよさんが76歳で亡くなった。 茶の間のテレビを囲み、一家団欒(だんらん)を楽しむ時代だった。毎週土曜日の午後1…
新型肺炎でアジア人差別
地球だより 中国・武漢から始まった新型コロナウイルスは、フランスでも感染者が確認され、今まで絶対見掛けなかったマスク姿のフランス人も見られるようになった。中国人を警戒する動きが高まり、あからさまな嫌悪を示す現象も起きて…
スマホに距離を置く秘訣は?
最近、「デジタル・デトックス」という言葉をよく耳にする。「デトックス」とは、薬物やアルコール依存症の人の体にたまった毒素を排出することを意味するdetoxification(解毒)の短縮形だ。 パソコンやスマホなどの…
<うれしさは春のひかりを手に掬(すく)ひ>…
<うれしさは春のひかりを手に掬(すく)ひ> 野見山朱鳥。やや暖冬と言われた昨年は、年間を通しても気温が高かった。平均気温が平年(2010年までの30年平均)を0・92度も上回り、統計開始の1898年以来で最高だった(気…
新聞などでは小さな扱いだったが、環境省は…
新聞などでは小さな扱いだったが、環境省は3月上旬、今通常国会に大気汚染防止法改正案を提出する予定だという。石綿(アスベスト)の飛散防止強化が狙いだ。 いわゆるアスベスト問題は1975年ごろ、国際機関がその有害性を明ら…
最近、とみに読書量が衰えていることを実感…
最近、とみに読書量が衰えていることを実感する。原因の一つに、年齢を重ねるとともに活字を読み続けることへの集中力が欠けてきてしまったことがある。若い時のように本を一気に読み通すことができなくなった。 このため、1冊の本…
新型コロナウイルスによる肺炎が、きょう…
新型コロナウイルスによる肺炎が、きょうから「指定感染症」となる。これによって入国拒否や強制入院が可能となる。世界保健機関(WHO)の緊急事態宣言を受けて施行日を当初より6日繰り上げた。 しかし政府は、もっと早く施行し…
交通トラブルで警官と兵士が銃撃戦
地球だより 日本で社会問題となっている、あおり運転などの交通トラブル。ここフィリピンでも都市部は慢性的な渋滞でストレスは募るばかりで、ついカッとなった運転手同士が暴力沙汰になることも多い。 日本との違いはこのようなト…
永田雅一(まさいち)という名前は、年齢の…
永田雅一(まさいち)という名前は、年齢の高い人であれば知っていよう。永田は映画会社大映の社長であり、政界フィクサーでもあった。「永田ラッパ(ホラ吹き)」という愛称でも知られていた。 笹山敬輔著『興行師列伝』(新潮新書…
新年会でハプニング
地球だより 先日、イスラエル人の知り合いから新年会のお誘いがあった。彼女はアジア系語学学校を経営する会社の社長だ。 テルアビブにあるレストランに約束の時間前に着いた。中に入ろうと店の人に話し掛けたところ、「改装中だか…
伝染病の経済学
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 天然痘、コレラ…。恐怖を呼ぶ言葉だ。過去は特にそうだった。元気だった人が死んでいく原因が分からない伝染病の恐怖は想像を超越していた。 世宗(朝鮮第4代王)17年、西暦1435年。…
スイスのチューリヒ在住のジャーナリスト、…
スイスのチューリヒ在住のジャーナリスト、サーシャ・バッチャーニさんが家族史について書いた『月下の犯罪』は2016年に出されると、ヨーロッパでベストセラーになった。 原書はドイツ語で、英語、仏語をはじめ5カ国語に訳され…
天然記念物のネズミを守ろう
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 2020年は子年。沖縄には珍しいネズミがいろいろ生息している。 国指定天然記念物で絶滅危惧種に指定されているケナガネズミは、沖縄本島北部と奄美大島、徳之島だけに生息する。日本で最…
新元号「令和」制定を機に「万葉集」への…
新元号「令和」制定を機に「万葉集」への関心が高まっている。気流子も岩波文庫の『万葉集』を読みながら感動を新たにしているが、一方で驚くこともある。 例えば、柿本人麻呂が軽(かるの)皇子(みこ)の遊猟に従った時詠んだ<東…
弔いは賑やかに
地球だより 懇意にしている韓国の友人が闘病中だったお母さんを亡くし、その葬儀に参列した。訃報はスマホ向けメッセンジャーアプリを通じた「母親の喪」を受信して知ったが、こちらは病院に葬儀場が付設されている場合が多く、その案…
中学生の「1日スマホ60分」は非現実的?
香川県議会が全国初となる「ネット・ゲーム依存症対策条例(仮称)」の素案を発表した。今月10日、公開されるや否や、中学生は「1日スマホ60分、夜9時まで」といった、制限部分だけが切り取られ、「非現実的で実効性がない」「行…
「女子マラソンを目覚めさせる走り」だった…
「女子マラソンを目覚めさせる走り」だったという。スポーツジャーナリストの増田明美さんがテレビの実況中継で話していた。東京五輪代表キップの最後の1枚を争うMGCファイナルチャレンジ第2戦の大阪国際女子マラソンで、松田瑞生…
“牛蒡抜き”で襷を渡すのもレジェンド、まだ見えぬ「永田町駅伝」の行方
テレビを点(つ)けると、毎週、どこかで誰かが走っている。「駅伝」であったり「マラソン」であったりする。マラソンは、古代ギリシャ時代、アテナイ(アテネ)がペルシャ軍を撃退した「戦勝」を伝えた伝令の故事に因(ちな)んだらし…
新型肺炎のコロナウイルス 武漢の研究所から流出か
中国・武漢から世界に拡大し、多数の死者を出している新型コロナウイルスの発生源は、武漢の「中国科学院・武漢病毒研究所」ではないかとの見方が出ている。この研究所は、中国の極秘生物兵器研究にも参加しているとみられ、米当局者か…
東京・新宿から京王線の急行電車で約30分の…
東京・新宿から京王線の急行電車で約30分の調布駅(調布市)。駅前広場がずいぶん広くなって、整備され見違えるようになった。親子で遊べる人工芝や樹木を囲むしゃれたベンチ、季節の花のフラワーガーデンも。 昨年のラグビーW杯…