コラム rss

回遊距離2400キロのニホンウナギや、…

 回遊距離2400キロのニホンウナギや、時に5000キロを超える渡り鳥の存在はつとに知られている。それには劣るが、シマウマの群れが季節ごとに直線距離で往復計約500キロを移動するというダイナミックな生態が明らかになった。…

続き

党と自己の名誉のための政治

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 世界から後退する米国 有名無実の「保護する責任」  【ワシントン】オバマ大統領は、陸軍士官学校ウエストポイントで大演説をし、自らの外交政策がいかに優れ、慎重に練り上げられている…

続き

「祈り」で中東和平は実現できるか

 ローマ法王フランシスコは中東巡礼の際、パレスチナ自治政府代表のアッバス議長とイスラエルのペレス大統領をローマに招き、和平実現のために共に祈りたいと申し出た。両者はフランシスコ法王の願いを受け入れ、3者の祈りの会が実現す…

続き

雨降って地固まるか

地球だより  ボスニア・ヘルツェゴビナ北部やセルビア共和国で120年ぶりといわれる大豪雨に見舞われ、これまで判明しただけでも44人が犠牲となった。  オーストリア国営放送のニュース番組で5月24日、バレンティン・インツコ…

続き

後藤徹さん(50)は今年1月28日、…

 後藤徹さん(50)は今年1月28日、東京地裁709号法廷(相澤哲裁判長)で原告となった民事訴訟の勝訴判決を得た。平成20(2008)年2月まで12年余にわたり東京・荻窪などのマンションに監禁され、世界基督教統一神霊協会…

続き

最悪の空港さらに悪化

地球だより  ある旅行関係のウェブサイトが行った調査で、2年連続で「世界最悪の空港」に選ばれ有名になったマニラ(ニノイ・アキノ)国際空港の第1ターミナルが、さらに最悪の状況に陥っている。  第1ターミナルの問題は、建物が…

続き

ものづくりの心

 先月15日、テレビ東京のトーク番組「カンブリア宮殿」に英電機メーカー「ダイソン」の創設者でチーフエンジニアのジェームズ・ダイソン氏が出演した。  ダイソンと言えば、世界で初めてサイクロン式の掃除機を開発・製造した会社と…

続き

日本の民主主義 官僚の智恵も借り改革を

 永田町の与野党関係は時の流れとともに千変万化する。しかし永田町の与野党対立の基本的な構図は万古不易だ。保革の政党の睨み合いは、終戦以来今日まで延々と続き尽きるところを知らない。日本の経済は世界トップクラスだ。これは皆が…

続き

福島第1原子力発電所で増え続ける放射能…

 福島第1原子力発電所で増え続ける放射能汚染水対策として、原子炉周辺への地下水流入を防ぐ「凍土壁」の設置が行われる。凍土壁とは文字通り、原子炉建屋周囲の土を凍らせて造る「壁」。  今回、1㍍間隔で地中に入れた管にマイナス…

続き

「六月や禰宜(ねぎ)の袴のうす浅葱…

 「六月や禰宜(ねぎ)の袴のうす浅葱(あさぎ)」(佐野ヽ石)。きょうから6月に入る。稲畑汀子編『ホトトギス新歳時記』(三省堂)では「野山は緑におおわれ、風物はことごとく夏の姿となる。早苗が植えられ、梅雨が来る」とある。 …

続き

読書界の密かな話題となり、昨年4月の…

 読書界の密かな話題となり、昨年4月の発行から既に14刷を重ねるマイケル・ブース著『英国一家、日本を食べる』(寺西のぶ子訳、亜紀書房)をようやく読んだ。著者のブース氏は旅とグルメが専門の英国人ジャーナリスト。  書名から…

続き

プーチン大統領の横に座るのは誰

 欧州連合(EU)首脳会談やG7サミット会議では会議最終日には記念撮影をすることがある。基本的にはホスト国を中心に女性政治家が近くに陣取ることが多い。ただし、政治の世界では謙虚さは特別褒められる性質ではないから、最前列に…

続き

ホトトギスは初夏の季語だが、この鳥に…

 ホトトギスは初夏の季語だが、この鳥にまつわる句が昔から有名だ。「鳴かぬなら殺してしまえほととぎす」(信長)、「鳴かぬなら鳴かせてみせようほととぎす」(秀吉)、「鳴かぬなら鳴くまで待とうほととぎす」(家康)。  江戸時代…

続き

共感の扉開く至誠

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来  友情も共感だ。その昔、山寺に蟄居(ちっきょ)中のある儒者が住職と深い友情の絆を結んだ。儒者は病弱だった。ある日、ぶらぶら病の儒者が言った。「なあ君、君と一緒に一度、金剛山見物に行きた…

続き

首都圏を流れる多摩川は護岸されていない…

 首都圏を流れる多摩川は護岸されていないところがかなりあって、自然がけっこう豊かだ。高度成長期、下流域は生活排水による汚染で魚の棲(す)めない川となったが、近年は遡上(そじょう)するアユの数が急増している。  まもなくこ…

続き

法律家はカネ好き?

地球だより  水曜・木曜夜のゴールデンタイムに放映中のドラマ「改過遷善」が、今こちらで人気だ。主人公は国内最大の法律事務所で働くスゴ腕弁護士。戦後補償関連の裁判で日本企業の弁護をして勝ち、父親から「良心もないのか」と叱ら…

続き

沖縄県民に広がる反「反基地」感情

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  米軍普天間飛行場(宜野湾市)の野嵩(のだけ)ゲートで1年半ほど続いた、基地反対派が基地フェンスを赤いテープやリボン、横断幕で覆い、基地容認派や清掃ボランティアらが清掃し、翌週には再…

続き

今春卒業した大学生や高校生の就職率が…

 今春卒業した大学生や高校生の就職率がこのほど発表された。大学生は4月1日時点で前年同期比0・5ポイント上昇の94・4%で5年ぶり、高校生は3月末時点で0・8ポイント上昇の96・6%で22年ぶりの高水準だった。  景気回…

続き

隠し口座の行方

地球だより  フランスの富裕層は、納税を免れるために、これまでスイスに隠し口座を持つ例が多かった。ところが国際的批判を浴びるスイスが仏政府の要請もあり、銀行機密の情報提供に踏み切り、隠し口座の追及が厳しくなる中、続々と預…

続き

アジアにシフトしたロシア

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 米覇権に対抗する中露 オバマ氏、世界から後退  【ワシントン】21日、とうとう起きた。アジアへのピボット(基軸移動)だ。だが、米国のではない、ロシアが東に向いたということだ。 …

続き

最近の新聞から。「憲法の中でも最も重要な…

 最近の新聞から。「憲法の中でも最も重要なものは、国民主権であり基本的人権である。それらは日本の安全が守られていて、初めて可能になる」(北岡伸一・国際大学長=読売25日「地球を読む」)。  その日本の安全が脅かされている…

続き

墜落したラオス小型空軍機

 ラオス国営通信はこのほど、17日朝、ビエンチャンからラオス北部シェンクワン県に向かっていたラオス小型空軍機(An74―TK300型機)がシェンクワン空港付近で墜落し、搭乗していた副首相や閣僚など政府要人を含む17人が死…

続き

「山の日」制定に想う

 このところ、汚染水や領海侵犯など、日本の海では嫌なことが多い。対照的に山の方は、明るい話題が続いている。富士山が世界文化遺産に指定されるなど、いまや空前の登山ブーム。そして8月11日「山の日」の制定となった。  「山の…

続き