党と自己の名誉のための政治


チャールズ・クラウトハマー

世界から後退する米国

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー

 【ワシントン】オバマ大統領は、陸軍士官学校ウエストポイントで大演説をし、自らの外交政策がいかに優れ、慎重に練り上げられているかを訴えるなら、その前にまずリビアの米国人を退去させるべきだった。

 リビアは言うまでもなく、オバマ氏の介入政策のモデルだった。計算され尽くした軍事介入として、全米でテレビ放映された演説で最新の外交政策ドクトリンを宣言する中で美辞麗句を並べ立て高らかに宣伝された。このドクトリンとは「保護する責任」だ。


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