コラム rss

和平の「祈り」がもたらした不協和音

 「信仰の祖」アブラハムから派生したユダヤ教、キリスト教、そしてイスラム教の3宗派代表が8日、ローマ法王フランシスコの招きでバチカン法王庁に結集し、中東の和平実現のために祈祷会を開催した。世界に12億人以上の信者を有する…

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サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル…

 サッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会の熱戦の火ぶたが切られた。ブラジル-クロアチアの開幕戦は西村雄一主審のホイッスルで始まった。相楽亨、名木利幸両副審とともに日本人審判団が、初めて開幕戦を担当した。  西村主審…

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昨年までとは違うロシアの夏休み

地球だより  モスクワの北東約200㌔に、「黄金の環」と呼ばれる観光地がある。  白亜の建造物群は世界遺産となっているが、その一つ、ウラジーミル市の外れにある「古代ロシア建築の白鳥」と呼ばれるポクロフ・ナ・ネルリ教会を訪…

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横浜市の中学生5人が先月、長崎原爆の…

 横浜市の中学生5人が先月、長崎原爆の「語り部」(被爆者、77歳)に対して「死に損ない」という暴言を吐き、語り部が学校に抗議していたことが分かった。未成年とはいえ、人間として最低の発言と言うほかはない。  半面この話には…

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ローマ法王のアジア重視政策

 オバマ米大統領はアジア重視政策を強調しているが、世界に12億人以上の信者を有するローマ・カトリック教会の総本山、バチカン法王庁もここにきてアジア重視政策を鮮明化してきた。アジア教会は南米教会に次いで信者数が急増している…

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食い逃げ社会

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  食い逃げ(モクティ)。食って逃げるの略語で、良い待遇を受けたり甘い汁を吸っても、それに見合う役割を果たせなかったり回避したりすることを指す。食い逃げ資本、食い逃げCEO(最高経営責…

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相模湾に面した新江ノ島水族館は、海辺の…

 相模湾に面した新江ノ島水族館は、海辺の絶好のロケーションにあって、子供たちや家族連れでにぎわう人気のスポット。中でも「クラゲファンタジーホール」は宇宙空間に来たような神秘的な展示場だ。  クラゲの展示が始まったのは19…

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韓国はスマホ“狂国”

地球だより  毎日乗るソウルの通勤電車の車中では、スマホに興じる人たちを多く見掛ける。高齢者はそれほどでもないが、それ以外の年齢層では男女問わずスマホにイヤホンを挿して好きな連ドラを観(み)たり、音楽を聴いたりしている。…

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かりゆし、全国に広がるか

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  梅雨がない北海道を除いて日本全国が梅雨入りした。沖縄県が梅雨の真っただ中の6月3日、最も暑い観測地点の上位10位がすべて北海道という驚くようなニュースが飛び込んできた。その日の那覇…

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「親を見りゃボクの将来知れたもの」――…

 「親を見りゃボクの将来知れたもの」――中学生らの作を集めた同名の川柳集(矢野壽男著、三笠書房)がベストセラーになったのは昭和47年。揺れる中学生の心が親たちを驚かせ、ちまたで中高一貫教育の必要性などが言われたことがあっ…

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「対抗軸」でバラバラ

 菅直人元首相、赤松広隆衆議院副議長、江田五月元参議院議長を含む民主党内のリベラル系議員15名が会合を開き、憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使を容認しないよう党代表の海江田万里氏に申し入れることを決めた(産経新聞6月…

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バーグダル軍曹を軍事法廷に

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー タリバン5人を釈放 捕虜交換はパフォーマンス  【ワシントン】またスーザン・ライス氏と日曜日朝のトークショーだ。今回、ライス氏は、ボウ・バーグダル軍曹は「栄誉と功績」をもってア…

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睨み合う自公 後で「しまった」では遅い

 今、永田町で随一のモテモテ政党は公明党だ。それでも集団的自衛権をめぐり自民、公明両党の間がギクシャクしている。気の早い一部の勢力は一種の期待感を込めて、自、公の関係悪化を囃(はや)し立てている。  しかし、そんなことは…

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父の日(15日)を前に。家庭内でのお父さん…

 父の日(15日)を前に。家庭内でのお父さんの立場がお母さんのそれに比べて影が薄いことは、今に始まったことではない。それをよく詠っているのが第一生命保険の毎年恒例の「サラリーマン川柳」である。  入選作品100句の中には…

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中露からタイへの観光客顕著に

地球だより  タイ観光スポーツ省によると、5月にタイに入国した外国人は前月比14・1%減の173万7000人と激減した。クーデター騒動など政局の混乱が影響し観光客の足を止めた格好だ。  ただタイ全土で等しく観光客が減少し…

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「桑の実の落ちてにじみぬ石の上」(佐藤漾人)…

 「桑の実の落ちてにじみぬ石の上」(佐藤漾人)。気流子の幼少時代、夏になると田舎の母方の実家に泊まりに行き、野山で昆虫採集や川遊びなどをするのを楽しみとしていた。特に蛍狩りが印象的な思い出になっている。  満天の星空の中…

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日本に対する周辺国の不信とは

 「竹島問題の早期解決を求める東京集会」が5日、東京都内の憲政記念館で開催され、多数の国会議員や島根県関連団体代表が参加したというニュースを韓国聯合ニュースが流していた。それによれば、韓国政府が5日、同集会を批判する外交…

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<ひと日臥し卯の花腐し美しや>(橋本多佳子)…

 <ひと日臥し卯の花腐し美しや>(橋本多佳子)。「卯の花腐し」は、卯の花を腐らせるように、たゆみなく降る雨のことで、夏の季語。雨が降り続く鬱陶しい季節の中にも、美と風情を感じ取ってきた日本人の感性が生んだ言葉である。  …

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中国で「正しい歴史認識」は存在せず

 中国共産党政権が学生らの民主化運動を武力弾圧した天安門事件から4日で25年目を迎えたが、オーストリア国営放送は前日、夜のニュース番組で天安門事件で息子を失った母親、丁子霖さんとのインタビュー記事の内容を報じていた。母親…

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「で、あなたはどう考えているの?」と…

 「で、あなたはどう考えているの?」と石原慎太郎氏が問う。「あなた」とは、ニュースキャスターの安藤優子氏。話題は、先月末の日本維新の会の分党騒ぎの件だ。  沈黙の後、安藤氏が「私はインタビュアーですから……」と答えた。「…

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海から届いた手紙

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  第1次世界大戦に参戦した兵士の話だ。英国軍のトマス・ヒューズ氏は船でフランス西部戦線に向かった。26歳の青年は波がうねる軍艦の上で妻に手紙を書いた。「愛するあなたへ。私はこの手紙を…

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詩人で日本芸術院会員の那珂太郎さんが亡く…

 詩人で日本芸術院会員の那珂太郎さんが亡くなった。東大国文科を卒業後、海軍兵学校国語科教官を務め、戦後は都立新宿高校や玉川大学などで教鞭をとった。詩集『音楽』で室生犀星詩人賞と読売文学賞を受賞。  詩人の故・吉原幸子さん…

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日朝合意後の韓国の「複雑な心境」

 韓国聯合ニュース31日ニュースランキングトップ記事は「日朝合意に複雑な心境 、韓米日協調への影響」だった。  「日朝合意発表から約5時間後に韓国政府当局者が表明した政府の立場は、人道的な次元で日本人拉致問題に対する日本…

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