コラム
錦織を破った男の「もう一つの奇跡」
テニスの全米オープン大会でクロアチアのマリン・チリッチ選手(25)が錦織圭選手(24)を破り、4大大会初優勝した。チリッチ選手は優勝した瞬間、「自分が勝ったとはどうしても信じられなかった。まさに、奇跡だ」と興奮して語っ…
法案は凶作なのに…
韓国紙セゲイルボ 誠がこもった贈り物は威力がある。与える側と受ける側の双方を喜ばせ、義理と情がいっそう厚くなる。修道女の李海仁さんは「贈り物の幸せ」という著作で「贈り物を準備する過程が私にとっては一つの祈祷(きとう)で…
この夏、福島県の磐梯吾妻スカイラインを…
この夏、福島県の磐梯吾妻スカイラインをドライブして浄土平に立ち寄ったら、レストハウスの売店に初めて目にする野菜があった。「行者菜」と名付けられていた。ギョウジャニンニクとニラを掛け合わせた野菜だ。 見た目はニラだが、…
なぜ、君は死を急ぐのか
ドイツでは毎年、約600人の25歳未満の青年たちが自殺する。10歳から24歳までの青年たちの死亡原因で自殺は第2位だ。ちなみに、同国では毎年、約1万人が自殺する。この数字は交通事故死、麻薬中毒死、そしてHIVによる死者…
沖縄方言と琉球独立運動
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 9月18日は「しまくとぅばの日」。「しまくとぅば」(島言葉)は沖縄の方言のことで、「しまくとぅば」の普及、継承を目的に沖縄県が平成18年に条例で制定した。 「しまくとぅば」の復興…
静岡県の川勝平太知事が、全国学力テストで…
静岡県の川勝平太知事が、全国学力テストで小学6年国語Aの成績が全国平均以上だった学校の校長名を、前年に続き50音順で公表した。独自の判断で行ったという。 それに対し、下村博文文部科学相は「知事が権限を逸脱して一方的に…
ウクライナ見捨てたNATO
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 東欧に小部隊の配備を 緊急部隊は抑止力にならず オバマ大統領は、米国人、ジェームズ・フォーリーさんが首を切られ殺害された後、最初の記者会見で、シリアの「イスラム国」への対応で…
「歌う革命」と米大統領
地球だより オバマ米大統領は英ウェールズでの北大西洋条約機構(NATO)サミット出席直前にエストニアを訪問した。タリン市内で米大統領として初めて公開スピーチを行ったが、「この夏のソング・フェスティバルを見逃したのは実に…
目下、二つの「吉田」問題で炎上中の朝日新聞。…
目下、二つの「吉田」問題で炎上中の朝日新聞。その一つ「慰安婦報道」で強制連行を証言した稀代の詐話師「吉田清治氏」に関する一連の記事取り消しを検証で特集したことに対する同紙投書欄「声」(先月30日付)から。 5本の投書…
タイのベジタリアン週間
地球だより タイは今月24日から10月2日まで菜食週間「(キン)ジェー」だ。開催時期は旧暦で決まるため毎年、多少ずれるがこの季節になると雨期が終わりを告げ、乾期の始まりを告げる時期とも重なる恒例の行事でもある。 この…
イナゴ捕り
駅(都内)のコンコースに臨時の山形県物産コーナーがあった。電車が来るまで時間があったのでのぞくと、イナゴの佃煮が目に入った。 1パック600円。安くない。レジのおばさんに話しかけると、「子供たちが捕って、それを売った…
安倍改造内閣始動、女性閣僚の活躍に期待
安倍改造内閣が3日にスタートした。新閣僚に選ばれた人たちの喜びはまだ消えそうもない。喜怒哀楽が一番顔に出るのは女性だ。女性大臣5人の喜びは口元に残ったままだ。まことに御同慶に堪えないが、個人的なことはさて置き、今週から…
トルコ国民は赤地に白の月と星をあしらった…
トルコ国民は赤地に白の月と星をあしらった国旗を身近でごく親しみのあるものとして、民家の軒端や所有するヨット、漁船などに掲げている。 国を愛する国民であり、国と国との間柄についても非常に敏感だ。こうしたトルコ国民の愛す…
「辞書閉ぢて音の重さや秋灯下」(水本みつ子)…
「辞書閉ぢて音の重さや秋灯下」(水本みつ子)。秋は読書の季節だが、残暑が続いているので気が早いと言われそうだ。 「読書週間」が10月下旬からになっていることもある。この読書週間は昔からの習慣ではなく、過ごしやすい秋の…
一層無口となった北朝鮮外交官たち
ウィーン市14区の北朝鮮大使館で4日午後、第66回建国記念日の祝賀会が開催された。建国記念日は今月9日だが、海外の北朝鮮大使館ではその数日前にゲストを招いて祝賀会を開催するのが通例となっている。特に、8日から国際原子力…
「まあ蚊に刺された程度、大したことないよ」。…
「まあ蚊に刺された程度、大したことないよ」。昔はこんな言葉をよく聞いた。しかし、もうそんな表現は適当でなくなった。 蚊がヒトスジシマカだった場合、デング熱に感染しないとも限らない。代々木公園で採集した複数の蚊からデン…
それでもマック大好き
地球だより ソ連崩壊からまもなく、筆者が初めてモスクワを訪れた時、ビックマックを食べるためにマクドナルドの一号店の長い長い列に並んだ。マイナス10度の寒さの中、2時間も待ってやっと入店できるのである。 人々は西側の品…
毎年8月15日が近くなると、先の大戦について…
毎年8月15日が近くなると、先の大戦についての情報が多くなる。テレビでも「戦争物」と呼ばれる番組が放送される。ところが新聞報道によれば、今年の視聴率は1桁台に終わった。 ノンフィクションもドラマも含めて、戦争物への関…
国民の殺生簿
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 「首陽大君(スヤンテグン)(後の朝鮮第7代王・世祖)は兵士を3重に立て3重の門を造った。殺生簿を作った韓明澮は門の内側に座った。大臣たちが最初の門に入ってくると従う下人たちを引き離…
スペインの登山家イナキ・オチョア・デ・…
スペインの登山家イナキ・オチョア・デ・オルツァさんは2008年、ヒマラヤのアンナプルナで命を落とした。高山病によるもので、標高7400メートルのキャンプでスイスの登山家ウーリー・ステックさんによって看取られた。 その…
「人生変えませんか」
地球だより 先日、知り合いの韓国人に誘われ、米国企業がこちらで展開するマルチ商法(連鎖販売取引、ネットワークビジネス)の説明会に参加した。以前から韓国ではこの手の商法が盛んな半面、失敗するケースも多かった。何度も誘って…
ゴムは車のタイヤだけでなく、建造物の…
ゴムは車のタイヤだけでなく、建造物の耐震補強材から容器のパッキングにまで使われ、現代生活で需要は増えこそすれ減りはしないだろう。ゴム質を生むのはゴムの木から採取される「ラテックス」という樹液成分だ。 東南アジアなどの…
税制改革進めないオバマ氏
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 高い法人税率嫌う企業 進む国外への本社移転 【ワシントン】オバマ政権は「インバージョン」への取り組みに意欲的だ。米企業が外国企業を買収、本社を米国外に移転して、国外の低い税率…