コラム
報道機関のヘリコプターが災害現場の上空を…
報道機関のヘリコプターが災害現場の上空を飛び回り、生き埋めになった人の助けを求める声がヘリの音でかき消されたという話が出ていた(小紙25日付メディアウォッチ)。 災害の素早い報道には小回りが利き、現場を俯瞰(ふかん)…
西方へ勢力拡大するイラン
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 制裁に反対する米政府 イエメンでシーア派が攻勢 【ワシントン】イランが核兵器保有の野望に向かって進んでいることをめぐってホワイトハウスと議会が激しく衝突している一方で、ワシン…
大相撲初場所で「昭和の大横綱」大鵬の32度を…
大相撲初場所で「昭和の大横綱」大鵬の32度を超える33度目の優勝を全勝で飾った横綱白鵬。15年前にモンゴルから15歳で来日した少年は体重62㌔そこそこの体で、入門を受け入れる部屋がなかった。 一般に力士は初めから太っ…
空を飛ぶ灯籠リスク
地球だより タイ陰暦12月の満月の夜に灯籠(とうろう)を流して1年の罪を流すタイの伝統行事「ロイクラトーン」は有名だが、灯籠を川に流さず空に飛ばす「コムローイ」がタイ北部チェンマイならではのローカル行事として人気を博し…
たばこ規制強化の壁
都内の飲食店に入ると、たばこの煙や臭いに思わず顔をしかめてしまうことがある。たばこを吸わない上に、受動喫煙防止条例があり、禁煙・分煙を徹底する神奈川県に住む人間(筆者)としては、都の喫煙対策の遅れがどうしても目について…
政府は、有識者でつくる「ロボット革命実現会議」…
政府は、有識者でつくる「ロボット革命実現会議」(座長・野間口有三菱電機相談役)を開き、次世代ロボットの開発に官民で2020年までに1000億円以上投じることなどを柱とする行動計画をまとめた。 ロボットと言えば、198…
人質問題で与・野党は団結すべし
悲しい映像が流れてきた。イスラム教スンニ派過激テロ組織「イスラム国」(IS)に拘束されていた2人の日本人にうち、湯川遥菜さんと思われる人物の殺害が報じられた。ISの蛮行に心から怒りを感じる。 日本メディアの反応を追っ…
「冬の梅きのふやちりぬ石の上」(蕪村)。…
「冬の梅きのふやちりぬ石の上」(蕪村)。梅の花の見ごろにはまだ早いが、日本列島の南からはそろそろ開花の便りが届く季節。もっとも気象庁のホームページによれば、東京の昨年の開花日は1月19日だ。 ただ、本格的な開花は2月…
“本当”のイスラム教はどこに?
イスラム過激派テロリストの3人が起こした仏週刊紙「シャルリーエブド」本社とユダヤ系商店を襲撃したテロ事件について、同国の穏健なイスラム法学者がジャーナリストの質問に答え、「テロリストは本当のイスラム教信者ではない。イス…
横綱・白鵬が初場所13日目にして、元横綱…
横綱・白鵬が初場所13日目にして、元横綱・大鵬を抜いて歴代最多33度目の優勝を決めた。今場所は何番かきわどい相撲もあったが土付かず、強さと安定感が際立つ。千代の富士ら歴代の名横綱も破ることのできなかった大鵬の大記録を更…
中国から「日本人は平和ボケ」の声
普段は中国共産党政権の腐敗や人権蹂躙問題を厳しく追及している海外反体制派メディア「大紀元」は22日、日本人2人がイスラム過激組織「イスラム国」(ISIS)に人質となり、身代金を要求されているが、日本のネットユーザーは日…
「腹に入らない」という言葉が骨董商の…
「腹に入らない」という言葉が骨董商の間ではあるという。テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」で知られる中島誠之助さんが『真贋のカチマケ』(二見書房)という本の中で紹介している。贋作に接した時の「しっくりこない」感覚を表現す…
“食口”と呼ぶ家族
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 「ご飯食べた?」。地球村で韓国人だけが使うあいさつ言葉だ。外国人たちは最初、こんなあいさつを聞くと、たいがい首をかしげる。通常的な安否を問うあいさつだと説明しても、容易に理解できな…
古代と中世の文学について書き綴ってきた…
古代と中世の文学について書き綴(つづ)ってきた文芸評論家の唐木順三が、晩年になって興味を持つようになったのは『あづまみちのく』だった。そこには奈良・京都の「みやび」文化に対する「ひな」文化があったからだ。 「ひな」と…
中国浙江省の義烏市とスペインのマドリード…
中国浙江省の義烏市とスペインのマドリードを結ぶコンテナ列車の運行が昨年11月に始まった。カザフスタン、ロシア、ベラルーシ、ポーランド、ドイツ、フランスを通過する長距離列車で、中国は「21世紀のシルクロード」とうたう。 …
「礼」の心を忘れた成人式
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 成人の日の前日の11日、沖縄では本島北部の名護市の山肌に「礼」という大きな文字が浮かんだ。名護市立東江中学校を卒業した新成人による、毎年恒例となる120個の電球を使った光文字で、今…
独仏で「反イスラム主義」への警戒心
仏風刺週刊紙「シャルリーエブド」本社襲撃テロ事件直後、「言論の自由」が大きなテーマとなり、パリで開かれた反テロ国民行進では、多くの国民が「私もシャルリー」という紙を掲げ、テロリストに10人のジャーナリストを殺された風刺…
寒の入りを告げる二十四節気の「小寒」は…
寒の入りを告げる二十四節気の「小寒」は今月6日で、これに合わせるように寒さが身にしみるようになった。それから月をまたいで節分までの約1カ月は「寒の内」が続く。 きょうは「大寒」で、一年で最も寒気が厳しいころとなる。雪…
フィリピンでのローマ法王歓迎の熱狂
地球だより その熱狂ぶりは宗教指導者というよりも、ロックスターという表現がふさわしいかもしれない。フィリピンで老若男女を問わずに、これほど人気のある人物はいないだろう。まさに別格の歓迎ぶりで、この国がカトリック大国であ…
イスラム過激派が提示した問題
フランスの風刺週刊紙本社とユダヤ系商店への襲撃テロ事件は欧州全土に大きな影響を与えている。フランスのテロ事件を米国内多発テロ事件に倣って、“欧州の9・11テロ事件”と呼ぶ西側テロ専門家もいるほどだ。 米国では、9・1…
沖縄の民意と報道倫理
安倍晋三政権は1月14日、一般会計の総額が過去最大規模の96兆3420億円となった平成27年度予算案を閣議決定した。予算案の中で、防衛費は前年度比2・0%増の4兆9801億円が計上され、第2次安倍政権発足以降3年連続の…
一番の“介護保険”は妻
厚生労働省研究班の推計で、全国の認知症の高齢者数は2025年には最大730万人に達し、65歳以上の5人に1人の割合で認知症が増加することが分かった。高齢介護の福祉関係者の間では「2025年問題」と呼ばれている。高齢にな…
高齢化社会を迎え、ものづくりの世界にも…
高齢化社会を迎え、ものづくりの世界にも80~90歳代の現役がいる。「世界の名器」と言われる寺垣プレーヤーや寺垣スピーカーを発明した寺垣武さんは91歳だ。 長年、その名器の視聴会や講演活動を続けてきたが、4年前に夫唱婦…