コラム rss

スマホでテストとは…

地球だより  イスラエルの学校は、新学年が始まる9月まで、7月と8月の丸2カ月が夏休みである。日本の小中学校のように「夏休み帳」なるものは存在せず、ほとんど宿題はない。かと思えば、次女が通う中学校の数学の先生は昨年、夏休…

続き

検察の涙

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  こんな日が来ると思っていた。時代が変わったことを実感させられる。検察が大韓民国検察の辞典にない謝罪を初めて行った。文武一検察総長(検事総長に相当)は、「検察が過去の権威主義政府の時…

続き

上野の東京国立博物館で「タイ~仏の国の…

 上野の東京国立博物館で「タイ~仏の国の輝き~」が開かれている。日本とタイの間で正式な国交が結ばれたのは1887年のことで、今年は修好130周年。これを記念する特別展だ。  タイ国内の17の国立博物館、国立図書館から厳選…

続き

シェルターのない被爆国

国民防護体制の整備を  広島原爆忌の6日、私も核廃絶を祈った。「慰安婦少女」像より原爆の子の像が、世界各地に遺されることを願った。  だが、ここで奇妙な数字を並べたい。  スイス100%、ノルウェー98%、米国82%、ロ…

続き

「普天間」一部返還で負担軽減大

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  米軍普天間飛行場の東側の一部が7月31日、返還された。面積にして4㌶、全体の0・8%ではある。  2015年12月、日米両政府が大筋合意し、今年4月に日米合同委員会で決まった。返還…

続き

トヨタ自動車とマツダが、電気自動車(EV)…

 トヨタ自動車とマツダが、電気自動車(EV)技術や先進的な安全技術などの共同開発のため、資本・業務提携すると発表した。  EVは当初、日本勢が先導してきたが、米国や中国など海外勢が導入を促進しており、その技術競争は激化の…

続き

孝行息子・河野外相に期待?

地球だより  先の安倍内閣改造の目玉の一つである河野太郎氏の外相起用に韓国が早くも反応を示した。河野氏の父、河野洋平元衆議院議長は官房長官時代の1993年、いわゆる従軍慰安婦問題で談話を発表し、韓国では「日本軍による強制…

続き

脳科学が説く幸福学

 先日、宗教と脳科学分野の研究者が一同に会したシンポジウム「木魂(こだま)するこころと科学」が都内で開かれた。発表者の一人、前野隆司氏は幸福学の第一人者。脳科学の視点から「幸せとは何か」「どうすれば幸せになれるのか」「人…

続き

8月初の祝日として11日が「山の日」となった…

 8月初の祝日として11日が「山の日」となったのは昨年からである。海のない栃木県出身の作曲家船村徹氏(故人)が地元紙に「(祝日に)海があんのに山がねえー」と寄稿し、山の日を提唱したことをきっかけに、山岳界や超党派の議員連…

続き

暴走続けるトランプ大統領

機能する米民主主義 アメリカ保守論壇 チャールズ・クラウトハマー  将来、歴史トリビアとして記憶に残ることになるだろう。アンソニー・スカラムチ報道部長が10日間で更迭され、世間を驚かせた。これは、トランプ政権という連続リ…

続き

中国インターネットサービス大手・騰訊…

 中国インターネットサービス大手・騰訊(テンセント)の人工知能(AI)対話プログラムがチャットで異例の共産党批判を展開し、ひと悶着起きた。  チャットでは「共産党万歳」との書き込みに「腐敗して無能な政治に万歳ができるのか…

続き

「療養のスケッチブック秋となる」(鈴木のぼる)…

 「療養のスケッチブック秋となる」(鈴木のぼる)。厳しい暑さが続いている。こうした中でも、にわか雨が降ると少しは過ごしやすくなる。  俳句の歳時記では、8月は「秋」に分類されている。具体的には8月7日の立秋から秋が始まる…

続き

米戦略軍司令官、核戦力近代化の遅れを懸念

 核を搭載したミサイル、潜水艦、爆撃機を管理する米戦略軍のハイテン司令官は記者(ビル・ガーツ)との単独インタビューで、高まる中国、ロシア、北朝鮮の脅威を前に、老朽化した兵器の近代化が進んでいないことに懸念を表明した。また…

続き

蔵書を整理していて山本七平著『「空気」の…

 蔵書を整理していて山本七平著『「空気」の研究』(1997年、文藝春秋刊)が出てきたので、数十年ぶりに再読した。森友・加計学園の問題で、野党、リベラル・メディアによる安倍内閣批判がつくり出した「空気」について考えるヒント…

続き

路線バン、鶏乗せて罰金

地球だより  タイ運輸省陸運局はこのほど、法令違反があったため、路線バン運転手のタイ人に罰金を科した。タイの路線バンは都市間移動の手軽な手段として人気がある。路線バスより早いし頻繁に出ていて便利なのだ。  ただバスのよう…

続き

「渥美清は下品で卑しい」と小林信彦著…

 「渥美清は下品で卑しい」と小林信彦著『おかしな男 渥美清』(2000年4月新潮社刊、その後ちくま文庫)には書かれている。それは彼の経歴から来るらしい。  1996年のきょう、渥美が亡くなった。それから21年。死の直後、…

続き

サンパウロの交通事情

地球だより  南半球最大の都市とされるサンパウロの名物の一つに交通渋滞がある。東京やニューヨークのように地下鉄など公共交通網が発達していないことが理由の一つだが、それ以上に自動車自体の数にインフラ整備が追い付いていないこ…

続き

「7末8初」休暇戦争

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  休暇を表すフランス語『バカンス』の語源は「空く」という意味がある。東洋には同じ意味の漢字『休』がある。人が木の傍らで休んでいることを表している。これらは共に、満たされたものを空にし…

続き

「しばしば禅の接心に参加して帰宅すると…

 「しばしば禅の接心に参加して帰宅すると、聖書が面白いほどよく分かるようになり、今まで難解で手に負えなかった聖句が、目から鱗が落ちたようにハッキリと理解できるようになりました」。  先日亡くなった神学者で、上智大学名誉教…

続き

南米原産で強い毒を持つヒアリが、兵庫県を…

 南米原産で強い毒を持つヒアリが、兵庫県をはじめとする7都府県で相次いで見つかった。中国やオーストラリアなどからのコンテナ船に忍び込んできたようだ。国土交通省は、巣作りを防ぐための緊急工事を68港で実施する。  刺される…

続き

指導者殺害でテロは終わらない

 国際テロ組織アルカイダのウサマ・ビンラディン殺害作戦に参加した特殊作戦軍のレイモンド・トマス司令官はコロラド州アスペンで行われた安全保障フォーラムで、指導者の死は大きな転機となったが、世界的なテロとの戦いは終わらなかっ…

続き

やりきれないブレイビク事件

地球だより  アンネシュ・ベーリング・ブレイビク受刑者(38)がノルウェーの首都オスロの政府庁舎前の爆弾テロと郊外のウトヤ島の銃乱射事件で計77人を殺害した事件から先月22日で6年が過ぎた。エルナ・ソルベルグ首相は追悼集…

続き

憲法の不用意も是正を

 法の下の平等は憲法を学ぶ際に真っ先に学ぶ。それに反する「1票の格差」を是正するということで、昨年夏の参院選では徳島・高知、鳥取・島根の二つの合区を含む「10増10減」の制度改革が行われたが、それでも一票の格差は最大で3…

続き