コラム
半導体戦争
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 アリババは中国最大の電子商取引会社だ。英語の講師だった馬雲(ジャック・マー)が創業した。馬雲は1964年、浙江省杭州市で生まれた。そんな因縁のためなのか、アリババは杭州の半導体企業…
静岡県の旧相良町(牧之原市)は日本有数の…
静岡県の旧相良町(牧之原市)は日本有数の茶の産地として知られる。温暖な牧之原台地の南部で栽培が盛んだ。深蒸し煎茶が農林水産大臣賞を受賞したこともある。ここでも茶摘みが始まった。 この町を作家の故村上元三さんと訪ねたこ…
南北、米朝首脳会談 北はベトナム式統一を狙う?
43年前の4月、ベトナム、カンボジアの戦争で共産側が勝利し、インドシナ共産主義半島が成立した。今年、その記憶がいつも以上に気になる。27日の南北朝鮮、その後の米朝の首脳会談に臨む北朝鮮の究極の狙いが、「ベトナムコース」…
百田尚樹氏、過激発言も笑いに
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 「永遠の0」などの小説で知られる作家の百田尚樹氏が22日、沖縄県宜野湾市で講演。相変わらずの“毒舌”に1550人(主催者発表)の観客は魅了された。 百田氏の話は、沖縄本土2紙と朝…
新潟大学が創設した「日本酒学」の初回の…
新潟大学が創設した「日本酒学」の初回の講義は、教室に学生があふれ立ち見する人も出るほど関心を集めた。予定定員の3倍近い約820人が履修を希望したという。 日本酒学という名称の物珍しさもあろうが、学生は情報に敏感で、今…
盛衰多き韓国国産車
地球だより その国の経済レベルを推し量るには走っている国産車を見れば分かるとある韓国人から聞いたことがある。1台の車には技術の粋が結集されているからだろう。その意味で韓国の場合、記者が初めて訪れた二十数年前から比べ現在…
変わる大学入試に思う
新年度が始まって3週間。毎朝、わが家の前を幼稚園児と小学生、それに中学生が初々しい姿で通る。中3になった筆者の息子と並ぶようにして、この間まで小学生だった子たちが大きめの制服に身を包んで通う姿は、何だか微(ほほ)笑まし…
昨日の本紙1面に掲載されたように、北朝鮮に…
昨日の本紙1面に掲載されたように、北朝鮮による拉致被害者家族会などは都内で「政府に今年中の全被害者救出を再度求める国民大集会」を開いた。27日に行われる南北首脳会談や6月初旬までに予定される米朝首脳会談は、拉致被害者全…
ポンペオ氏を承認すべき理由
米コラムニスト マーク・ティーセン 国務長官指名に民主党反発 上院外交委の信頼に傷 共和党の歴史の中で初めて上院外交委員会の過半数が、大統領指名の国務長官候補の承認に反対する可能性が高まっている。そうなれば、マイク・ポ…
国際常識無視の日報論議
防衛省は4月16日、イラク復興支援特別措置法に基づき派遣された陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報を公表した。 新聞各紙が日報の公開に関する社説を掲載したが、18日に掲載された朝日の社説に、私は違和感を覚えた。朝日は、小野…
野党6党は財務事務次官のセクハラ疑惑の…
野党6党は財務事務次官のセクハラ疑惑の責任を負うべきだとして麻生太郎副総理兼財務相の辞任を求め、衆参両院で審議を拒否した。今後も要求に応じなけば審議拒否を続ける方針で、与野党の対立が先鋭化している。 内憂外患が続く中…
「蝶の空七堂伽藍さかしまに」(川端茅舎)…
「蝶の空七堂伽藍さかしまに」(川端茅舎)。チョウが飛んでいる姿を見かけた。春によく見るモンシロチョウやモンキチョウではない。クロアゲハで、ふわふわと力ない飛び方で舞っていた。 チョウは春の季語である。稲畑汀子編『ホト…
わが国最東端、南鳥島周辺の排他的経済水域…
わが国最東端、南鳥島周辺の排他的経済水域(EEZ)内に大量のレアアース(希土類)が存在することを、東京大の加藤泰浩教授らが明らかにしたのは2012年6月。先日その資源量が1600万㌧超に達することが分かった。世界の消費…
悪事は警官の制服で
地球だより フィリピンでは犯罪者が警官を装うことが珍しくない。本家の警官も犯罪まみれなので、絶好のカムフラージュになるという寸法だ。 このほどマニラ首都圏近郊のラグナ州で、警官に変装した誘拐団と警官隊が銃撃戦となり、…
「読書術」についての本というと、本を効率的…
「読書術」についての本というと、本を効率的に読む方法やテクニックを教えるものだと思ってしまう。が、中には「読書について自分はこう考える」という主張を含んだタイプの本もある。 『理科系の読書術』(中公新書)の著者の鎌田…
預言者モーセの息遣い
地球だより 4月中旬に、従兄弟(いとこ)の娘とその友人の女性ら4人が、エジプト観光にやって来た。クレオパトラの面影が残るアレクサンドリアや古王国時代のシンボル、ギザのピラミッドやスフィンクス、ヒエログリフの刻印が鮮やか…
使われなくなる「未亡人」
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 「未亡」とは、夫が死んだ時に後を追って死ぬことができず、独りだけ生き残っていることを意味する。未亡人は夫を亡くした夫人が自分を低めて呼ぶ言葉だ。古代の北方民族の「殉葬」文化から始ま…
北アルプスを横断して富山と長野を結ぶ…
北アルプスを横断して富山と長野を結ぶ「立山黒部アルペンルート」が全線開通した。冬季閉鎖から約5カ月ぶりで、高さ17㍍に及ぶ雪壁「雪の大谷」が開放され、最高地点の室堂付近は多くの観光客でにぎわった。 雪壁の高さは積雪量…
麻疹感染で観光に影響も
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 沖縄県内では4年ぶりとなる麻疹(はしか)の感染が3月下旬に確認されて以降増え続け、4月17日時点で患者は計56人となった。県内で感染者数が2桁に上ったのは10年ぶりだ。 沖縄県地…
ニクソン元米大統領は、著書『指導者とは』…
ニクソン元米大統領は、著書『指導者とは』(邦訳・徳岡孝夫)でソ連首相を務めたフルシチョフについて、こんなことを書いている。「『個人的な友情は、必ずしも国家間の友好につながらない』という鉄則の、生き証人のような男だった」…
前近代的な国鉄スト
地球だより 現在、フランスではフランス国鉄(SNCF)による大規模なストライキが数日ごとに断続的に行われ、通勤客だけでなく、観光客の足も奪い、物流も滞っている。理由は巨額の赤字を抱えるSNCFに対する政府の改革を阻止す…
定年を迎える夫と妻
定年は男性だけのものではないが、定年に関する本は男性が書いたものが多い。軸足を生活に置いている女性と違って、定年は男性にとって格別な意味を持つようである。 以前、地域の集まりで会った男性が、リタイアした時の苦い経験を…
「桜が咲いた2か月後が、その地方のそらまめ…
「桜が咲いた2か月後が、その地方のそらまめの旬」(白井明大著『日本の七十二候を楽しむ』)だそうで、東京の空豆の旬はまだ1月ほど先のはず。それがスーパーのお惣菜売り場では、早々と「そらまめとエビのつまみてんぷら」が並んで…