コラム
実りの秋は来るのか
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 金正恩・朝鮮労働党委員長が「秋には実りを持って『秋が来た』という公演をソウルで開催しよう」と言った。一昨日、東平壌大劇場で開かれた韓国芸術団の公演『春が来る』を観覧した後に、語った…
ペサハの期間限定食品
地球だより ユダヤ教の祝祭日の中で最も重要な祭りの一つである「過ぎ越しの祭り(ペサハ)」が3月30日夜から始まった。ユダヤ暦ニサン月15日から1週間続くこの祭りは、ユダヤ民族がエジプトでの400年間の奴隷生活を逃れ、カ…
横山大観は岡倉天心の薫陶を受け、近代日本画…
横山大観は岡倉天心の薫陶を受け、近代日本画の道を切り開いていった巨匠という名にふさわしい画家である。没後60年にもなるのに回顧展が開かれれば、驚異的な数の観客を集める。 東京・上野池之端には大観の旧宅があって記念館と…
米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズ…
米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズの自動運転車が、米アリゾナ州の公道で試験走行中に歩行者をはね死亡させた。死亡事故が起きたのは初めてだ。 車載カメラの映像では、車両は自転車を押して道路を横切ろうとした女性に近…
ロブスターの人道的殺し方
地球だより ロブスターを生きたまま熱湯に入れて料理してはならない。なぜならば、ロブスターは複雑な神経系を持ち、その痛みは想像を超えたものだからだ。今後は料理前に電気ショックで神経をマヒさせるか、包丁で命を絶たなければな…
「ゆとり教育」の核心
入学シーズンだ。大きなランドセルを背負ったちびっ子たちの姿はほほ笑ましい。そのランドセルの傾向として、軽量化が進んでいる。「脱ゆとり教育」で教科書が厚みを増して重くなったからだとか。教科書の厚さだけを見れば、脱ゆとりが…
「初蝶(はつてふ)来(く)何色と問ふ黄と…
「初蝶(はつてふ)来(く)何色と問ふ黄と答ふ」(高浜虚子)。近くの林の中の散歩道で「おや、こんな所で」と驚きつつ、その優雅な胡蝶(こちょう)の舞にしばらく見とれていた。モンシロチョウやキチョウはよく見掛けても、アゲハ類…
閣僚は本来の職務果たせ
米コラムニスト マーク・ティーセン 国家安保チームを刷新 大統領補佐官にボルトン氏 トランプ大統領が、ジョン・ボルトン氏を国家安全保障担当大統領補佐官に、マイク・ポンペオ氏を国務長官に指名したことを受けて、批判の声が上…
東日本大震災で家族を失った遺族ら4人が…
東日本大震災で家族を失った遺族ら4人が、地元の宮城県名取市に対し「市は広報車による避難誘導を実施しなかった。災害対応に落ち度があった」などとして損害賠償を求めた訴訟の判決があり、仙台地裁(高取真理子裁判長)は請求を棄却…
中国軍、米石油企業システムに侵入
USTRが大物ハッカー名指し 米通商代表部(USTR)は中国政府の不公正な貿易慣行に関する最新の報告で、人民解放軍(PLA)の将官が、米石油・ガス企業などに対するサイバースパイ活動を指揮していたことを初めて明らかにした…
「掲示場にビラ溢れをり入学す」(五十嵐哲也)…
「掲示場にビラ溢れをり入学す」(五十嵐哲也)。きょうから4月。入学式のシーズンである。特に、地方から大学に入学するために上京した新入生にとっては、未来への希望や不安に満ちた季節でもある。 気流子も東京の私大の入学式に…
「名も知らぬ遠き島より流れ寄る椰子の実一つ…
「名も知らぬ遠き島より流れ寄る椰子の実一つ/故郷(ふるさと)の岸を離れて汝(なれ)はそも波に幾月」。島崎藤村作詩「椰子の実」の冒頭である。1898(明治31)年の夏、愛知県・伊良湖岬に滞在した民俗学者・柳田國男が、浜に…
カラオケが招くトラブル
地球だより 無類のカラオケ好きで知られるフィリピン人。誕生日や飲み会だけでなく果ては葬式まで、人が集まる所に歌声が響くのはこの国の日常的な光景だ。 しかし、時にはその熱唱がトラブルを招くことも少なくない。 このほど…
陰謀論はなかなか消えない。人間の本性と…
陰謀論はなかなか消えない。人間の本性と結び付いているためだろう。が、「この陰謀論のこの点は歴史学から見て違う」と指摘することは必要だというのが、呉座(ござ)勇一著『陰謀の日本中世史』(角川新書)の立場だ。 「最終的な…
銃犯罪の多発に思う
地球だより ブラジルでは、毎日のように銃犯罪による悲劇がニュースになる。同じように銃犯罪が起きている米国と違うのは、一般人による乱射事件はほとんど発生せず、麻薬組織同士の抗争や拳銃強盗などが主な事件となっていることだ。…
鉄鋼王・朴泰俊氏の夢
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 時価総額28兆ウォン(約2・7兆円)、従業員1万6500人。韓国企業で初めてニューヨーク証券取引所に上場し、米国の投資家ウォーレン・バフェット氏が投資価値を認めた企業。浦項市民の6…
昨年3月、雪崩事故で死亡した栃木県立大田原…
昨年3月、雪崩事故で死亡した栃木県立大田原高校の生徒ら8人を追悼する式典が、同県那須町の「なす高原自然の家」で開かれた。登山講習会さなかの事故で、再発防止の取り組みが進められてきた。 富山県にある国立登山研修所では、…
傾いた石垣島の悲しい伝説の岩
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 石垣市で地元の人々に愛され、観光スポットになっている「野底(ぬすく)マーペーが 傾いた」。石垣市は1月末、野底岳、別名「野底マーペー」山頂の岩が傾いていることを確認。さっそく地元で…
鳴り物入りで行われた佐川宣寿前国税庁長官…
鳴り物入りで行われた佐川宣寿前国税庁長官の国会証人喚問。財務省の文書改竄(かいざん)で安倍晋三首相や麻生太郎財務相ら外部からの指示は、はっきりと否定した。動機や経緯については刑事訴追の恐れがあるとして証言を拒否。 野…
最前線部隊の遊び場論争
地球だより 先日、ソウルの知人宅に遊びに行ったら除隊したての息子さんがいた。配属先は北朝鮮に近い江原道だったというが、最前線近くにいた緊張感から解かれたという安堵感は感じられず、それより病院で取ってもらった顔のホクロの…
児童虐待と関係機関の連携
先日、児童虐待に関するシンポジウムに参加した。テーマは児童虐待への刑事的介入と関係機関の連携だ。警察と児童相談所(児相)をはじめ関係機関が連携を強める必要があると言われることが多いが、それには難しい課題がある。 虐待…
「今季は勝てると思っていなかったので、…
「今季は勝てると思っていなかったので、びっくりしている。すごくうれしい。支えてくれた人に少し恩返しができたかな」。スキーW杯ジャンプ女子で高梨沙羅がオーベルストドルフ(独)の個人第14戦で今季初勝利を挙げ、男女を通じ歴…
依然強いトランプ氏支持
米コラムニスト マーク・ティーセン 生命と宗教の価値を尊重 保守派キリスト教徒が歓迎 CBSテレビの「60ミニッツ」が、ポルノ女優ストーミー・ダニエルズさんとのインタビューを放映する準備を進める一方で、保守派キリスト教…