コラム
米のシリア攻撃注視する北
米コラムニスト マーク・ティーセン 中国へのメッセージも 米軍のシリア駐留継続を トランプ大統領は昨年、シリアの空軍基地に59発の巡航ミサイル、トマホークを撃ち込んだ。アサド政権に化学兵器の使用は容認できないというメッ…
中露のインフラへサイバー攻撃も
米サイバー軍司令官、国家安全保障局(NSA)局長に指名されているポール・ナカソネ陸軍中将は上院公聴会で先月、米軍のサイバー部隊は、中国、ロシアとの間に紛争が起きた場合、サイバー攻撃を行って、両国の重要インフラを停止させ…
日本自動車工業会が発表した平成29年度の…
日本自動車工業会が発表した平成29年度の乗用車市場動向調査で、車を保有していない大学生を含む10~20代の社会人のうち、今後も購入したくない層が5割を超えていることが明らかになった。 その理由として「買わなくても生活…
「八重桜山峡深く散らしめず」(橋川かず子)…
「八重桜山峡深く散らしめず」(橋川かず子)。公園を歩いていると、すっかり散ったソメイヨシノの後に八重桜が満開になっていた。花見の時期が終わったのに、まだ花見をしているような不思議な気分になった。 清楚(せいそ)な白さ…
熊本地震の発生からきょうで2年となる。…
熊本地震の発生からきょうで2年となる。市民の誇りである熊本城も、石垣や天守閣が崩れて大きな被害を受けた。以来熊本城の復旧は、復興のシンボルとなった。 東京ドーム21個分もある広い敷地には櫓や城門など13の国指定重要文…
散策好きの新名所
地球だより 友人の誘いでクレムリン近くの旧ロシアホテル跡地に出来たザリャディエ公園を初めて訪れた。ここは観光客が訪れるだけでなくモスクワ市民の新たな憩いの場にもなっており、これからは日本人観光客が必ず足を運ぶクレムリン…
今月初頭に表面化したビートたけしさんの…
今月初頭に表面化したビートたけしさんの独立騒動は、早くも収束に向かっているようだ。それでも、いったん深刻な亀裂が生まれたという事実は変わらない。「みえない関係がみえはじめたとき/かれらは深く訣別している」(吉本隆明「少…
酒盛りのないお花見
地球だより 首都ワシントンの春の風物詩であるポトマック河畔の桜は、先週末ごろ満開となった。ここは1912年に日本から約3000本の「ソメイヨシノ」が贈られたことで有名で、国内外から多くの人が訪れて花見を楽しんでいる。 …
つり橋ブーム
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 江原道の原州市地正面にある艮峴(カニョン)観光地は1970年代~80年代、首都圏近隣の行楽地として脚光を浴びた。小金山から流れ出た三山川の水かさが深くない上に、白い砂の川原が広がっ…
桂信子賞は女性俳人の活躍に対して贈られる…
桂信子賞は女性俳人の活躍に対して贈られる賞で、今年1月に授与されたのは恩田侑布子さん。桂の関係資料を収蔵する兵庫県伊丹市の柿衞文庫で授賞式と記念講演会が開かれた。 この時の講演を聴いた「藍生」主宰で同賞選考委員の黒田…
信号機導入から3カ月
地球だより 今年の1月からケニアの首都ナイロビでは昨年から設置が進められていた信号が機能し始めた。開始から3カ月が過ぎ徐々に市民に受け入れられつつある。 昨年末、ナイロビ市内の多くの交差点で新しく信号が設置された。ア…
縦貫鉄道にかける期待と不安
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 沖縄県は全国の都道府県で唯一鉄道がない。2003年に那覇市内に開業した沖縄都市モノレールは「軌道」と分類されるため、鉄道ではない。慢性的な交通渋滞の解消や観光客の交通手段として期待…
<めだかの学校は 川の中 そっとのぞいて …
<めだかの学校は 川の中 そっとのぞいて みてごらん みんなで おゆう ぎ しているよ>。茶木滋作詞、中田喜直作曲の「めだかの学校」は、小学1年 生が習う歌だ。学校に通い始めた1年生が、自分たちとメダカを重ね合わせるよ…
「オオタニ」に思い複雑
地球だより 大リーグのロサンゼルス・エンゼルスで投打に大活躍の大谷翔平選手。こちらでもテレビやスポーツ紙を中心に話題になっていて、「これぞ怪物」「翔(ショー)タイムが始まった」などと驚きを禁じ得ない様子で伝えている。実…
教育現場と国民意識に乖離
内閣府が3月10日に「自衛隊・防衛問題に関する世論調査」の結果を発表した。この調査は昭和44(1969)年から、ほぼ3年に1回実施されている。今回の調査で私が特に注目したのは、「もし日本が外国から侵略された場合の態度」…
軍事研究は平和を脅かす?
かつて「産学協同」研究が、「大学と独占資本との癒着」「大学教育の独占資本への奉仕」などと糾弾された時代があった。1970年代後半、各大学が創立◯◯周年記念事業のため企業募金を行うと、左翼学生たちが学内で関係教授たちを追…
75歳以上の運転者の認知症対策を強化した…
75歳以上の運転者の認知症対策を強化した改正道路交通法が昨年3月に施行されたのに伴い、75歳以上の運転免許の自主返納も急増している。2016年の16万2341人に対し、昨年は25万2677人と大幅に上回った。 それで…
日本から米大リーグのエンゼルスに移籍した…
日本から米大リーグのエンゼルスに移籍した二刀流の大谷翔平選手が、投手として1勝し、打者としても3試合連続のホームランを打つなど、ファンの度肝を抜いている。野球の本場で遜色のない活躍ができるのも、それだけ日本の野球が成熟…
ロシア原子力推進ミサイル実験に失敗か
米情報機関は、ロシアが過去数カ月以内に原子力推進巡航ミサイルの試験発射を行ったが、失敗していたことを把握していた。国防当局者が明らかにした。 試射は、ロシアの北極地方で2度行われ、そのうち1度はロシア空軍基地と核実験…
春の陽気に誘われ、東京・六本木の国立新美術館…
春の陽気に誘われ、東京・六本木の国立新美術館に「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」を観(み)に行った。スイスの実業家エミール・ゲオルク・ビュールレの印象派を中心としたコレクションから64点を展示している。 気…
フェイクに巨額の罰金
地球だより マレーシアでもフェイク(偽)ニュースが出回り、いわゆる炎上騒ぎが起きている。写真投稿サイト・インスタグラムに、整形手術にはまったアニメ好きの青年に対して根拠のない噂(うわさ)が流されたり、人間の顔に似た獣が…
イラク日報問題、これ以上信頼を揺るがすな
政府が「存在しない」と説明していた陸上自衛隊のイラク派遣部隊の日報が見つかった問題で、陸自が昨年3月には存在を把握していたが、防衛相らには1年間にわたって報告していなかったことが判明した。 財務省の決裁文書改竄(かい…
人間生きていれば、問答をしないわけには…
人間生きていれば、問答をしないわけにはいかない。安政5(1858)年、問い質(ただ)したいことがあって、一橋慶喜が大老井伊直弼を江戸城に訪ねた。2人は初対面だ。慶喜は21歳、大老は43歳。 大仏次郎著『天皇の世紀』(…