早川 俊行
グローバリズムから家庭守れ
《ナショナリズム再考 「ハゾニー主義」を読み解く(中)》 九州大学教授・施 光恒氏 英国の欧州連合(EU)離脱と「米国第一」を掲げたトランプ前米大統領の登場は、ポスト・グローバリズムの世界を目指す動きだったが、日本ではそ…
ナショナリズム再考、国家なくして自由なし
《ナショナリズム再考 「ハゾニー主義」を読み解く(上)》 トランプ外交の理論的基盤に 米国の保守論壇で注目を集め、トランプ前政権の外交政策に大きな影響を与えたイスラエルの哲学者ヨラム・ハゾニー氏の著書『ナショナリズムの…
オーウェルの小説「一九八四年」が現実化
《 記 者 の 視 点 》 リベラル派の「ポリコレ」が思考を統制 東京ディズニーランドと東京ディズニーシーが「レディース・アンド・ジェントルメン、ボーイズ・アンド・ガールズ」という園内の英語アナウンスをやめ、「ハロー・…
米国で増えるLGBT、子供を誘惑した大人の罪
《 記 者 の 視 点 》 米調査会社ギャラップが18歳以上の米成人1万5000人以上に行った世論調査で、5・6%が同性愛者など性的少数者(LGBT)と自認していることが分かった。 2012年の3・5%、17年の4・…
バイデンのアメリカ 異論を封殺「まるで中国」
バイデンのアメリカ(上) バイデンのアメリカ(中) バイデンのアメリカ(下) リベラルな政策前面に 今月3日に招集された第117米連邦議会。開会の祈祷(きとう)を捧(ささ)げた民主党のクリーバー下院議員が最後に唱えた言…
バイデン大統領就任、米国と世界の命運を左右
新型コロナウイルス禍、極度の政治的分断、中国の覇権の野望…。米国の大統領は、誰もが大きな重責を背負ってその座に就く。だが、近代の米政治史の中で、ジョー・バイデン氏以上に深刻かつ重大な課題に直面する中で就任した大統領はい…
黒人社会は「被害者意識」からの脱却を
《 記 者 の 視 点 》 米国の黒人経済学者ウォルター・ウィリアムズ氏の“遺言” 新聞記者をしていると、「忘れられないインタビュー」が時々ある。取材した相手の人柄に惹(ひ)かれたり、発言内容に大きな刺激を受けたとき…
民主党の「闇」告発、トランプ氏「最も重要な演説」
NEWSクローズ・アップ トランプ米大統領は2日にフェイスブックで公開した演説の動画で、大統領選で疑われる広範な不正を放置してはならないと訴えた。大手メディアは演説を「根拠のない主張の繰り返し」(AP通信)と酷評したが…
混乱続く米大統領選、公平ルールの精神はどこに
《 記 者 の 視 点 》 ワシントン特派員時代にハマったのが、米国の国民的スポーツであるアメフットの観戦だった。アメフットはルールが非常に細かく、「ここまでやるか」と思うほど公平性にこだわるスポーツだ。 ナショナル…
揺らぐ民主主義の根幹 米大統領選
編集委員 早川俊行 混乱が続く米大統領選で、明らかになったことが一つある。それは米国の民主主義の威信が地に落ちたことだ。 選挙を公正に行うことは、民主主義の根幹である。ところが、今回の大統領選では不正が疑われる事例が…
不自然な集計事例相次ぐ 米大統領選
不正から民主主義を守れ ミシガン州 開票率91%から94%の間に得票数バイデン氏約14万 トランプ氏0 ペンシルベニア州 投票日以降に到着の郵便投票で消印のないものまで集計 米大統領選は共和党のトランプ大統領が法廷闘争…
トランプ氏逆転の可能性は
11月3日の米大統領選まで1週間となった。世論調査では民主党候補のバイデン前副大統領の優勢が伝えられているが、トランプ大統領の再選の望みが絶たれたわけではない。トランプ氏逆転のシナリオや優位点を探ってみた。(編集委員・…
米国の分断と大統領選
インタビューfocus 道徳的に崩壊する社会 麗澤大学准教授 ジェイソン・モーガン氏 米国内の政治的分断が深刻なレベルにまで先鋭化する中で行われる11月の大統領選は、米国にとってどのような意味を持つのか。ジェイソン・モ…
黒人の命は大切、BLM運動に中国マネー
米国の混乱助長が狙いか 米国で人種差別反対を訴える「黒人の命は大切(BLM)」運動の関連組織に、中国系団体から資金が提供されていることが分かった。5月に中西部ミネソタ州で起きた白人警官による黒人暴行死事件をきっかけに、…
黒人票の行方 「呪縛」から脱却なるか
決戦まで2カ月―米大統領選の焦点(4) 「民主党は黒人に精神的プランテーションから出て行ってほしくないのだ」。米共和党が先月開催した全国大会で登壇した黒人議員から、痛烈な民主党批判が飛び出した。 こう主張したのは、ジ…