早川 俊行
台湾危機救った旧日本軍中将
NEWSクローズ・アップ 「古寧頭戦役」 中国福建省アモイの対岸に浮かぶ台湾の離島、金門島。国共内戦でこの島に上陸してきた共産党軍を撃退した1949年の「古寧頭(こねいとう)戦役」で、国民党軍の作戦を影で指揮したのが旧…
特攻の歴史語り継ぐ 台湾・新竹の地元有志
NEWSクローズ・アップ 太平洋戦争末期に旧日本軍の特攻隊が出撃したのは日本だけではない。台湾の航空基地からも特攻隊員が飛び立ち、散華した。台北から約60キロ離れた台湾北西部の新竹市には、特攻隊員が出撃前夜に「最後の晩…
米で広がるコロンブス排除 西洋文明そのものを断罪
《 記 者 の 視 点 》 米国の首都ワシントンDCの「DC」が何を意味するのか、知らない人も多いと思う。「ディストリクト・オブ・コロンビア(コロンビア特別区)」の略で、米大陸を発見したクリストファー・コロンブスに由来…
「地理と歴史変える」日韓トンネル 米投資家 ジム・ロジャーズ氏
インタビューfocus 「世界三大投資家」の一人と称されるジム・ロジャーズ氏がこのほど、世界日報のインタビューに応じた。ロジャーズ氏は、九州北部と韓国南部を海底トンネルで連結する日韓トンネル構想について、日本に大きな利…
トランプ氏の黒人議員批判 民主党の“不都合な真実”突く
《 記 者 の 視 点 》 「カミングス氏がボルティモア市民のためにほとんど何もしていないことは非常に残念だ」。トランプ米大統領がツイッターで、東部メリーランド州ボルティモアを選挙区とする野党民主党のイライジャ・カミン…
トランプ氏の日米同盟不満、自主防衛力で「片務性」是正を
対中技術優位の維持へ連携 トランプ米大統領は来日直前に日米安全保障条約を不平等だと不満を示したが、28日に行われた日米首脳会談はこれまでと変わらない「蜜月」モードだった。トランプ氏の真意はどこにあるのか、はっきりしない…
米中貿易摩擦の行方、一時的な「休戦」で合意か
大阪G20サミット焦点(中) 大阪で開かれる主要20カ国・地域(G20)首脳会議は、各国首脳が一堂に会して議論を交わす「内側」の会議よりも、主会場の「外側」で繰り広げられる2国間の首脳会談の行方に注目が集まっている。そ…
揺らぐ米中軍事バランス 抑止力強化は待ったなし
《 記 者 の 視 点 》 米国防副長官を2014年から17年まで務めたロバート・ワーク氏と言えば、オバマ前政権で中国とロシアの軍拡に対抗するため、「第3の相殺(オフセット)戦略」を打ち出したことで知られる人物だ。 …
トランプ米政権、国連でフェミニストに抗戦
国連の女性・家族・社会政策が「家族解体」を目指すフェミニストら左翼勢力に牛耳られ、人工妊娠中絶やジェンダーフリー、同性愛・同性婚などが世界的に促進されてきたことは、保守派が長年指摘してきた通りだ。これに対し、トランプ米…
グローバリズムと国家 国民主権を守るトランプ氏
《 記 者 の 視 点 》 日本ではほとんど知られていないが、トランプ米政権のホワイトハウスで読まれている一冊の本がある。保守系シンクタンク、ハドソン研究所のジョン・フォンテ上級研究員が2011年に出版した『ソブリンテ…
北の密輸網を放置する日本
どう動く米朝 国連北朝鮮制裁委員会元専門家パネル委員 古川勝久氏(下) 国連安全保障理事会北朝鮮制裁委員会の専門家パネルが最近、年次報告書を公表したが、注目点は。 深刻な制裁逃れの手法として主に3分野ある。一つは、海運…
信頼構築へ「接点」増やせ
どう動く米朝 国連北朝鮮制裁委員会元専門家パネル委員・古川勝久氏(中) 2回目の米朝首脳会談では、北朝鮮が制裁解除を強く求めた。北朝鮮は会談で制裁緩和の突破口を開きたかったのか。 それは間違いない。シンガポール会談では…
大統領選の展望が行方左右
どう動く米朝 国連北朝鮮制裁委員会元専門家パネル委員・古川勝久氏(上) ベトナム・ハノイで先月開催された2回目の米朝首脳会談を受け、米朝は今後どう動くか。国連北朝鮮制裁委員会元専門家パネル委員の古川勝久氏に聞いた。(聞…
北も揺さぶる異端大統領
米朝決裂 (2) トランプ米大統領は北朝鮮の非核化を諦めたのではないか――。ベトナム・ハノイでの2回目の米朝首脳会談が近づくにつれ、こんな見方が広がった。トランプ氏が非核化を「急がない」と繰り返し、「(核・ミサイル)実…
米朝首脳会談 交渉決裂、共同声明見送り
制裁解除と非核化で溝 米長官は交渉継続を表明 トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は2月28日、ベトナムの首都ハノイの高級ホテルで第2回米朝首脳会談の2日目の会合を行った。経済制裁の全面解除を求める北朝鮮と…
「勇気」見せたトランプ氏
半端な合意に妥協せず 「私は取引から手を引くことを決して恐れない」 トランプ米大統領は、2回目の米朝首脳会談が決裂に終わったことについてこう強調した。世界の注目を集める舞台でトランプ氏が取った異例の行動は、同じく物別…
制裁網一段と緩む危険性
東南ア連続開催の功罪 米朝首脳会談は1回目がシンガポール、2回目がベトナムと連続で東南アジアでの開催となった。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に独裁体制を維持しながら経済発展を遂げた「モデル」を実際に見せることで、核放棄…
きょう米朝再会談、非核化の具体的進展が焦点
リスクはらむ終戦宣言 トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は26日、ベトナムの首都ハノイに到着し、27、28両日開かれる2回目の米朝首脳会談に臨む。会談は、北朝鮮が非核化に向けてどこまで具体的な措置を約束し…
米朝首脳、あすから2回目の会談
「スモールディール」で合意か トランプ政権 小出し戦術にはまる危険 ベトナム・ハノイで27、28両日開催されるトランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長による2回目の米朝首脳会談は、非核化に向けて具体的に前進でき…
重要性増すインドの役割
米中新冷戦 第3部 識者インタビュー (23) 米ハドソン研究所研究員 長尾賢氏 米中対立の中でインドの役割をどう見る。 インドの存在は、日米にとって中国との軍事バランスを維持する上で有益な側面が三つある。一つは、日米…
勝負決めるのは「思想戦」
米中新冷戦 第3部 識者インタビュー (19) 米世界政治研究所所長 ジョン・レンチャウスキー氏 これまでの米国の対中政策をどう見る。 1970年代初めにニクソン大統領とキッシンジャー大統領補佐官が中国に扉を開いたのは…
人類の進歩妨げる知財窃盗
米中新冷戦 第3部 識者インタビュー (17) 米ヘリテージ財団特別客員研究員 スティーブン・ムーア氏 トランプ米大統領の中国貿易問題への対応をどう見る。 米国は長年、中国を途上国として扱い、米国の市場を開放して、経済…
驚くべき海軍増強ペース
米中新冷戦 第3部 識者インタビュー (16) 米戦略予算評価センター上級研究員 トシ・ヨシハラ氏(下) 中国は米国に代わる世界の超大国の座を目指しているのか。 少なくとも中国は米国をアジアから排除しようとしていること…