早川 俊行 rss

オバマ氏は「米衰退が世界の利益」と認識

オバマ外交と次期米大統領の課題(上) 米ペパーダイン大学教授 R・カウフマン氏に聞く  オバマ米大統領の下で、米国の指導力・影響力は大幅に低下し、世界は不安定化した。オバマ外交の背後にあるドクトリンと次期米大統領が直面す…

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トイレ・更衣室使用「望む性で」、オバマ米政権が公立校に通達

「子供を政治利用」と保守派反発  オバマ米政権がこのほど、全米の公立学校に対し、体と心の性が一致しない「トランスジェンダー」の児童・生徒に、本人が望む性別のトイレや施設を使用させることを指示する通達を出した。通達に従えば…

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ポルノは健康脅かす「公衆衛生危機」

ユタ州が全米初の決議採択 脳の発達や男性機能に悪影響  米西部ユタ州は先月、インターネット上に溢(あふ)れるポルノを精神的、肉体的に深刻な健康被害をもたらす「公衆衛生上の危機」と見なす決議を全米で初めて採択した。決議に法…

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「トランプ米大統領」誕生なら世界はどうなる

日米関係・アジア安保に悪影響も  米大統領選の共和党候補指名争いで、“暴言王”の実業家ドナルド・トランプ氏が指名を獲得する可能性が高まっていることを受け、米外交専門家の間で懸念が広がっている。日本に批判的な発言を繰り返す…

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「トランプ阻止」2つのシナリオ

2016 米大統領選 奥の手は党大会で「談合」 対立候補一本化は難航  米共和党の大統領候補指名争いは、“暴言王”の実業家ドナルド・トランプ氏による指名獲得が現実味を帯びてきたため、党内で「トランプ阻止」の動きが活発化し…

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日韓関係、「過去」乗り越え防衛協力を

2016 世界はどう動く-識者に聞く(20) 笹川平和財団米国研究員 ジェフリー・ホーナン氏(下) 慰安婦問題をめぐる日韓合意をどう見る。  ポジティブな進展だ。だが、これが本当に問題解決につながるかについては懐疑的だ。…

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日米同盟の深化、新指針に基づき協力具体化を

2016 世界はどう動く-識者に聞く(19) 笹川平和財団米国研究員 ジェフリー・ホーナン氏(中) 安全保障関連法の成立で集団的自衛権の行使が可能になったことをどう評価する。  日本は自国が攻撃を受けなくても、米国を守る…

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東シナ海情勢、日中の緊張激化は不可避

2016 世界はどう動く-識者に聞く(18) 笹川平和財団米国研究員 ジェフリー・ホーナン氏(上) 東シナ海情勢をどう見る。  今は南シナ海に注目が集まっているが、東シナ海にも注目が行くのは時間の問題だ。中国は排水量1万…

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米大統領選 「想定外」の展開で予備選突入へ

 11月の米大統領選に向け、民主、共和両党の候補者を決める予備選・党員集会のスタートまで約10日となったが、両党とも「想定外」の展開になっている。共和党はいずれ失速すると言われ続けてきた不動産王ドナルド・トランプ氏が勢い…

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中国核戦力近代化、米の拡大抑止の信頼高めよ

2016 世界はどう動く-識者に聞く(5) 新米国安全保障センター上級研究員エルブリッジ・コルビー氏(下) 中国は通常戦力だけでなく核戦力も増強している。  中国は核戦力の規模の拡大については抑制的だが、近代化にはかなり…

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中国の軍事力増強 深刻な挑戦、理解せぬ米政府

2016 世界はどう動く-識者に聞く(4) 新米国安全保障センター上級研究員エルブリッジ・コルビー氏(中) 中国が米軍の戦力展開を阻害する接近阻止・領域拒否(A2AD)能力を増強している。  有力シンクタンク、ランド研究…

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「米は憲法9条改正を支持せよ」―インドのチェラニー教授がWTに寄稿

積極的な日本はアジアの利益  インドの著名な戦略地政学者、ブラーマ・チェラニー政策研究センター(ニューデリー)教授は、4日付米紙ワシントン・タイムズへの寄稿で、中国の台頭で揺らぐアジアの秩序を維持するには、日本が防衛面で…

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南シナ海人工島、周辺国の対中接近促す可能性

2016 世界はどう動く-識者に聞く(3) 新米国安全保障センター上級研究員エルブリッジ・コルビー氏(上) 中国が南シナ海で進める人工島の軍事化をどう見る。  米国の軍事専門家の間では、人工島の軍事化は象徴的なもので、大…

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イラン核合意、中東核戦争の可能性高める-元米CIA長官

2016 世界はどう動く-識者に聞く(2) 元米CIA長官 ジェームズ・ウールジー氏(下) イラン核合意をどう評価する。  米国が今まで署名した合意の中で最悪を競うと言っていいほどひどいものだ。もし一番でなければ、少なく…

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決然と「イスラム国」に対処を-元CIA長官

2016 世界はどう動く-識者に聞く(1) 元米CIA長官 ジェームズ・ウールジー氏(上) 7年間学習しないオバマ外交 オバマ米大統領の戦略で過激派組織「イスラム国」(IS)を打倒できるか。  現在の戦略では無理だろう。…

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LGBT権利VS伝統的価値観 保守派、結婚文化再建へ長期戦

最高裁判決後も米社会を二分  米連邦最高裁は昨年6月に全米50州で同性婚を認める判決を下したが、これで論争に終止符が打たれたわけではない。性的少数者(LGBT)のさらなる権利拡大を求めて新たな闘争を始めたリベラル勢力と、…

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犯罪急増の背景に「警察叩き」

萎縮する警官、揺らぐ法秩序 治安悪化の犠牲者は黒人自身  昨年8月に米ミズーリ州ファーガソンで黒人青年が白人警官に射殺されたことをきっかけに、「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切)」(BLM)と呼ばれる警察に対す…

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及び腰のオバマ米政権、対立回避優先で中国を増長

緊張 南シナ海(2)  南シナ海をめぐる緊張は、一方的に人工島を造成した中国に責任があるが、対立回避を優先するオバマ米政権の及び腰が、中国の行動を加速させた側面があることは否めない。  オバマ政権は先月末、人工島周辺に駆…

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軍事バランス変える人工島、拡張する中国ランドパワー

緊張 南シナ海(1)  日本の大動脈シーレーンが脅かされている。南シナ海における中国の脅威が増大し、東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国が警戒を強め、オバマ米政権も重い腰を上げた。米比日から各国の動きをリポートする。  …

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米研究機関報告書 「家庭再建」は経済成長に寄与

マクロレベルでも大きな利益  安定した家庭は個人レベルのみならず、マクロレベルでも大きな経済的利益をもたらすことが、米国で先月発表された研究結果で明らかになった。研究を行った専門家は、経済成長の観点からも「家庭再建」を重…

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同性愛家庭の子供、情緒・発達障害が2倍

米カトリック大 サリンズ教授が比較研究 科学的客観性無視した米学会  今年発表された米国の研究結果で、同性カップルに育てられる子供は男女の親に育てられる子供に比べ、情緒・発達面で問題を抱える割合が大幅に高いことが分かった…

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名誉回復のため戦った日系米国人

「442連隊」テリー・シマさんの講演要旨  第2次世界大戦で勇猛に戦った米陸軍の日系2世部隊「第442連隊戦闘団」は、米軍史上、最も多くの勲章を受けた部隊として知られる。日米開戦後、日系人が強制収容などの苦難に直面する中…

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米大統領選 危機感強めるキリスト教保守派

同性婚で脅かされる信教の自由  米共和党の主要な支持基盤であるキリスト教保守派の年次集会「バリューズ・ボーター・サミット」が25日から3日間、ワシントン市内で開催された。同性婚の合法化で信教の自由が脅かされていることへの…

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