「トランプ米大統領」誕生なら世界はどうなる


ドナルド・トランプ氏

日米関係・アジア安保に悪影響も

 「メキシコ、中国、日本を打ち負かす」――。トランプ氏が貿易問題で他国を批判する際、メキシコ、中国とともに必ず名指しするのが日本だ。日本の「円安誘導」で、建機大手コマツが米キャタピラーから不当に利益を奪っていると主張することも多い。

 日米同盟については、「日本が攻撃されたら、米国は第3次世界大戦を始めなければならない。米国が攻撃を受けても、日本は米国を助ける必要がない」と、日米安全保障条約の片務性を問題視。日本を「安保ただ乗り」とみなすトランプ氏が大統領になれば、特に沖縄県・尖閣諸島に対する防衛義務を果たすかどうか、大きな疑念が生じることは間違いない。


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