編集局 
パロられる朴大統領
地球だより 韓国を揺るがしている国政介入疑惑をめぐり朴槿恵大統領が会見で語ったある言葉が国民の間で流行している。この時、朴大統領は「何をもってしても国民の心情をなだめるのが難しいと思うと、私がこうしようと思って大統領に…

高齢運転者事故、運動能力の低下自覚したい
高齢運転者による交通事故が多発している。高齢になれば、運動能力や判断力の低下は避けられない。このことを強く自覚する必要がある。 改正法で認知症検査強化 高齢者が運転する車の事故が相次いでいる。先月28日には横浜市港…

カストロ氏死去でキューバ出身米議員らが声明 U.S. lawmakers with Cuban roots reflect on Fidel Castro’s death
26日に入りマイアミの通りに何千人もの人々が集まってフィデル・カストロ氏の死去を喜ぶ一方で、カストロ政権下のキューバ出身のキューバ系米国人政治家らは、独裁者の支配の記憶をよみがえらせるとともに、キューバが今後どうなるか…

横綱鶴竜が1年納めの九州場所を7場所ぶり…
横綱鶴竜が1年納めの九州場所を7場所ぶり幕内優勝(14勝1敗)で締めた。一昨年春場所の初優勝で横綱に昇進。推挙した当時の横綱審議委員長の内山斉氏は「(16歳で日本に来て)10年間で一気呵成に横綱になった。この後は、ゆっ…


儒教文化、日韓の起点に違い
士人の国、隣の国 朝鮮近代史、思想史家 姜在彦氏 韓国は日本と同じ東アジアに位置し、距離的に日本から最も近い国である。しかも同じ儒教文化圏にあるものの、融和と対立を繰り返しながら異なった歴史を歩んでいった。その根底に儒…

海外労働者の悲劇
地球だより 出稼ぎ大国として知られるフィリピン。海外で働く家族の仕送りで、豊かな生活を送っている家庭も少なくないが、家族と長期間にわたって離れ離れとなることで、家庭崩壊などの問題が起きるケースも少なくない。 最近、中…


中露緩衝地帯に戦略外交を
インサイト2016 カザフ大統領訪日に思う 中央アジア・コーカサス研究所所長 田中哲二 中央アジア、カザフスタンのナザルバエフ大統領が今月上旬来日し、天皇陛下と会見、安倍首相と首脳会談をもち、広島も訪問した。ちょうど米…

カストロ氏死去、カリスマ的指導者の功罪
キューバ革命を率い、同国の精神的支柱だったフィデル・カストロ前国家評議会議長が死去した。カリスマ的指導者であるカストロ氏の死去は「一つの時代の終わり」と言えよう。 カトリック教徒へ弾圧も だが、現政権に与える影響は…

読書による“未知との遭遇”
まだ秋たけなわだった今月初め、久しぶりに神保町の古書店街を歩いて、かねて欲しかった本や思いがけず目についた本を仕入れてきた。ちょうど今年で57回を迎える神田古本まつりの期間中で、靖国通り沿いの歩道に作られた「本の回廊」…

豊臣秀吉が16世紀末に築いた初期の伏見城の…
豊臣秀吉が16世紀末に築いた初期の伏見城の石垣が京都市伏見区で見つかったと民間の発掘調査団体「関西文化財調査会」が発表した。城内を区画する堀の一部だった可能性が高い。 伏見城は3度築城されており、今回の発見は最初の城…

地方交通網、「住民の足」確保する将来像を
経営が悪化しているJR北海道は、単独での路線維持が困難な赤字の10路線13区間を公表した。対象は、全路線の約半分に相当する約1237㌔に上る。うち3区間は廃止を前提とし、8区間は路線維持の費用について沿線の自治体と協議…

「大空の片隅にある冬日かな」(高浜虚子)…
「大空の片隅にある冬日かな」(高浜虚子)。間もなく、一年の最後の月である12月を迎える。冬の日差しが辺りを静かに照らし、空気が澄み、空もどこか凍ったように見える。 同じ青空でも、季節ごとにそれぞれ色合いが違うと感じる…

トランプ氏TPP離脱宣言、米国と地域のためになるのか
トランプ次期米大統領が大統領選後初めて、環太平洋連携協定(TPP)から離脱する意向を表明した。 中国を牽制する狙いも TPPは、日米など12カ国が2月に署名した広域の自由貿易協定(FTA)。農産品・工業品の関税削減・…

コンピューター専門家、激戦州での再集計を要求 Electronic voting under scrutiny as computer experts lobby for recounts in swing states
「紙袋かビニール袋か」スーパーマーケットでのこの課題に、米国の選挙管理委員会が直面している。再び荒れ模様の大統領選となったことを受けて、当局者らはこの問題に取り組もうとしている。 紙の投票用紙は消滅に向かっているよう…

ミス・ワールドのカナダ代表に選ばれた中国系の…
ミス・ワールドのカナダ代表に選ばれた中国系のアナスタシア・リンさんが昨年、中国・海南島で開催された世界大会に、中国政府の入国拒否で出場できなかったことは記憶に新しい。リンさんへの小紙ワシントン特派員によるインタビューが…

韓米FTAの行方
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 2006年に交渉を開始し6年後に発効した韓米自由貿易協定(FTA)は孝行息子の役割を果たした。盧武鉉大統領の先見の明によって始まり、李明博大統領が大変な批判を浴びながらも実現させた…


「芸術は前進だ」
UKロックの新星 シンガーソングライター ジェイク・バグと会見 英国のシンガーソングライター、ジェイク・バグ(Jake Bugg、22)のコンサートが15日夜、ウィーン市内で開かれた。それに先立ち、サウンドチェック前の…

疎通しない朴大統領、疎通する安倍首相
韓国紙セゲイルボ 安倍晋三首相は朝、閣議を終えて執務室を出れば、入り口で待っている記者らの質問攻めに遭う。軽いインタビューでほぼ毎日行われる。また国家の重要な方針や懸案を説明するために記者会見や演説を月に何度も行う。加…

野党連合政権、共産党の解党が実現の近道だ
日本共産党は来年1月の第27回党大会に向けて決議案を発表し、昨年の安保法制反対運動を契機に始まった野党共闘を次期衆院選で政権選択を問う争点に浮上させようと「野党連合政権」構想を提唱した。しかし、連立により政権交代を実現…

ストレス克服と脳
「公」の意識と「型」がカギ 月刊「潮」12月号に、脳科学の観点からストレスの克服法を考察した興味深い論考が載った。都立駒込病院脳神経外科部長、篠浦伸禎の論考「日本人が育んできた『右脳的』な発想。」だ。 篠浦は思考や会…

近代以前、戦場で使われる武器は刀と鉄砲が…
近代以前、戦場で使われる武器は刀と鉄砲が主だった。ところが、刀には武士の強い関心が集まったが、鉄砲はなぜか軽視されることが多かった。 2人の社会学者(橋爪大三郎、大澤真幸の両氏)による日本史についての対談本『げんきな…

根強いメディアへの不信
地球だより ドナルド・トランプ氏が勝利した米大統領選に関する報道について、さまざまな検証がなされている。 メディア監視団体「メディア・リサーチ・センター」(MRC)は、三大ネットワークのABC、CBS、NBCの各テレ…


トランプ次期米大統領、外交・安保政策の大転換は?
米大統領選挙の共和党候補ドナルド・トランプ氏勝利は米国内、世界に衝撃を与えた。米国内の連日の抗議デモなどその衝撃の余韻が継続する中、トランプ氏は来年1月20日の就任に向けて、政権移行準備を進めている。その外交、安保政策…
