編集局
主席任期撤廃、危惧を禁じ得ない権力集中
中国で開催されている全国人民代表大会(全人代)で、2期10年と定められてきた国家主席の任期制限を撤廃する憲法改正案が可決された。 これによって習近平主席が権力を集中させたまま、2期目を終える2023年以降も3選はおろ…
「ハレ」の食べ物、和菓子で雛祭り
福岡ひとみさんが食育講座「“食”で行事を楽しもう!」 自然を尊重し、四季折々の行事を大切にしてきた日本人は行事食を通して家族や地域の絆を深めてきた。行事食は旬の食材を食べ、“邪気を払い無病息災を願う”というもの。この伝…
生涯記憶に残る道徳授業
いよいよ今年の4月から小学校で「特別の教科」としての道徳の教育が始まる。中学校では来年4月からという。と言われても、何十年も昔に小中学生だった筆者の時代にも、学校で道徳の時間があったし、教科書のようなものが配られて、そ…
「もう7年なのか、いやまだ7年なのか」…
「もう7年なのか、いやまだ7年なのか」。東日本大震災から7年となった11日の政府主催の追悼式で、福島、宮城、岩手県の遺族代表が述べた言葉には、強く心に響くものがある。昨日の小紙に全文掲載されている。 冒頭の自問に「心…
地域包括ケア、「家族支援」の視点を忘れずに
4月に診療報酬と介護報酬が同時改定され、病院での入院中心から、地域の身近な「かかりつけ医」の機能を強化し、介護サービスと連携して「生活を支える医療」への転換を目指す。住み慣れた地域で暮らし続ける「地域包括ケアシステム」…
オーストラリア西部で「瓶入りの手紙」が…
オーストラリア西部で「瓶入りの手紙」が海に投げ入れられてから約132年ぶりに見つかった。紙にはドイツ語で1886年6月12日、発見された場所から西におよそ1000㌔離れたインド洋で、ドイツの帆船から投げ込まれたと記され…
両陛下、復興支援コンサートに
天皇、皇后両陛下は10日午後、東京都新宿区の東京オペラシティコンサートホールを訪れ、「東日本大震災復興支援チャリティコンサート」を鑑賞された。 歌手の錦織健さんと小林沙羅さんの二重唱のほか、ピアニストの横山幸雄さんの…
東日本大震災7年、「復興」から「新しい東北」へ
1万8000人を超える死者・行方不明者を出した東日本大震災から7年目を迎えた。7年前のきょう受けた衝撃と悲しみが、よみがえってくる。犠牲となった人々に鎮魂の祈りをささげるとともに、復興の現状とこれからの東北と日本に思い…
ドイツのカール・マルクス像が生誕200年を前に論争を巻き起こす Karl Marx statue in Germany sparks controversy ahead of author’s 200th birthday
中国共産党政権から寄贈されたカール・マルクスの高くそびえる銅像が6日、ドイツに到着した。「共産党宣言」の著者の生誕200年をたたえる祝賀行事が2カ月後に出生地トリーアで予定されている。 だが、この寄贈物は激しい賛否両…
きょうで東日本大震災から7年を迎える。…
きょうで東日本大震災から7年を迎える。もう7年なのか、まだ7年なのか、受け止め方は人によって違うだろうが、被災の記憶が風化しつつある面と、いまだ生々しい傷として忘れられない面の両方があることは確か。特に、福島の原発事故…
米朝首脳会談へ、北に時間稼ぎをさせるな
トランプ米大統領は、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との首脳会談に5月までに応じる意向を示した。正恩氏はトランプ氏へのメッセージの中で「直接会い、話をすれば大きな成果を出すことができるだろう」と述べたという。 国際社会…
パキスタン高官、タリバンとの交渉を米に要求 Pakistani official implores U.S. to end war with Afghan Taliban
【イスラマバード(パキスタン)】米国は武力でアフガニスタンでの戦争に勝とうという思いは捨て、タリバンとの和平合意を目指すべきだ。パキスタンの治安当局者が6日、こう訴えた。 元陸軍将官でパキスタンの国家安全保障顧問のナ…
あすで発生から7年を迎える東日本大震災…
あすで発生から7年を迎える東日本大震災。甚大な被害を受けた三陸地方の産業の柱である水産業、水産加工業の復活は、復興のバロメーターと言っていいが、今も売り上げの水準が震災以前に戻らず苦しんでいる企業が多い。 風評被害、…
主役だけじゃなく脇が大事 没後20年、黒澤明監督
(株)黒澤エンタープライゼズ元専務 渡辺清也氏に聞く 黒澤明とジブリに浮世絵――。この三つはじっくり勉強しとかないと外国で恥をかく。とりわけ黒澤明監督に関しては外国人の方がよく知っているほどだ。「世界のクロサワ」となっ…
目見張る「モスクワ号」
地球だより 1日の利用者数が東京の地下鉄に次ぎ、世界第2位を誇るモスクワのメトロの最近の進化には目を見張るものがある。利用客の最も多い7号線にお目見えした新世代車両「モスクワ号」に乗ってみた。 旧車両では考えられなか…
韓国経済は世界経済好況を跳躍の機会に
韓国紙セゲイルボ 世界経済と韓国経済の運命が交錯している。今年世界経済は3・9%の高成長を実現する見通しだが、これに反して韓国経済は3・0%も難しいと見られる。過去、韓国経済成長率が世界経済成長率を大きく上回っていた事…
露大統領が年次教書演説、新型ICBM開発を誇示
今月18日に大統領選挙を控えたロシアのプーチン大統領は1日、年次教書演説を行った。貧困率の半減など社会政策に関する公約に加え、新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)など数々の新型兵器に言及する異例の演説となった。新型兵器を…
孔子学院、中国のスパイ活動を警戒せよ
中国政府は「ソフトパワー」戦略の柱として、中国語や中国文化を教え、普及する「孔子学院」を海外の大学などに設立して後援している。 だが米連邦捜査局(FBI)は、孔子学院が米国内でスパイ活動に関わっているとして調査を進め…
ふりがなによる個人特定の方針を政府が固めた…
ふりがなによる個人特定の方針を政府が固めたという記事を新聞で読んだ。住民サービスの利便性を高めるという目的のようだが、ふりがなの必要性については了解できる。 そもそも法律上、戸籍の氏名にふりがなを記載することは義務付…
ユダヤ人救済の祝い、プリム
地球だより イスラエルで生活していると、ユダヤ教やユダヤ人の歴史にちなんだ祝日が本当に多いことを実感する。子供たちは、休みの合間に学校に行くような感覚だ。 ユダヤ暦アダル月14日に当たる3月1日、イスラエルの祝日の中…
政治家の出版記念会
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 本を売り買いするのだが、納得できない場面が繰り広げられる。本を買う人たちが本の内容には全く関心がない。予(あらかじ)め準備した白い封筒に入れた現金を手渡して本だけもらっていく。誰も…
五輪でかわいさを評価される現実
韓国紙セゲイルボ 選手の能力と努力に焦点を 変わっていなかった。平昌冬季五輪に出場した女子選手らの容貌は今回も相変らず、話題の種にされた。 日本の女子カーリング選手は女優の朴ボヨンに似たかわいい容貌で人気を呼び、普段…
両陛下、自治体消防70年式典に御出席
天皇、皇后両陛下は7日午前、東京・両国国技館で開かれた自治体消防制度70周年記念式典に出席された。 式典には三権の長や全国の消防長、消防団長らが参加。安倍晋三首相はあいさつで、「ひとたび災害が発生すれば先陣を切って災…