皇太子殿下、「水フォーラム」に
開会式であいさつされる―ブラジル
【ブラジリア時事】ブラジル滞在中の皇太子殿下は19日午前(日本時間同日夜)、首都ブラジリアで行われた国際会議「第8回世界水フォーラム」の開会式に出席された。
今大会のテーマは「水の共有」。開会式は同国の外務省庁舎「イタマラチ宮」で開かれ、ブラジルのテメル大統領をはじめ、ハンガリーなど複数の国の元首も出席した。
各国の大統領らに続いて演台に立った皇太子殿下は、「水問題の解決は私たちの最終目標に向けた一里塚にすぎません。その先には、水を通じた人類の繁栄、平和、幸福があります」と英語であいさつ。「この最終目標に向けて、関係者の皆さんが力を合わせていくことを期待しています」と呼び掛けられた。
皇太子殿下は水問題の研究をライフワークとしており、世界水フォーラムに出席するのは日本、メキシコ、トルコでの開催に続き今回で4回目。午後はテメル大統領主催の昼食会に出席した後、水と災害に関する会合で基調講演を行われる。