編集局
令和の天皇皇后両陛下と日本
国民に寄り添い 平和に貢献 生田神社名誉宮司 加藤 隆久氏に聞く 11月28日、天皇皇后両陛下に京都御所での茶会に招かれた加藤隆久・生田神社名誉宮司に、両陛下のご様子や兵庫県とのゆかりを伺った。神戸市中央区の生田神社(…
漢方資源のカンゾウ
地球だより 先だってウズベキスタン訪日団を交えたラウンドテーブルに参加した。隣の席の人と雑談したが、これが面白かった。彼は漢方成分分析の専門家で、砂漠など荒れ地の多いウズベキスタンは、漢方薬の有力な輸出国になる競争力を…
「生存闘争という言葉はよくないのかもしれ…
「生存闘争という言葉はよくないのかもしれない」と、ある生物学者が書いている(更科功著『残酷な進化論』NHK出版新書/近刊)。闘争や争いを好まない日本人の最近の風潮を踏まえた見解ともとれる。 「『生存闘争』の代わりに『…
1878億円の円借款供与、安倍首相がウズベク大統領と会談
安倍晋三首相は19日、ウズベキスタンのミルジヨエフ大統領と首相官邸で会談した。同大統領が日本を訪問するのは2016年の大統領就任以来初めて。両政府は会談後、日本がウズベキスタンでの火力発電所建設などのため、総額約187…
かんぽ不正販売 企業体質の改善が急務だ
かんぽ生命保険の不適切販売問題を検証した特別調査委員会(委員長・伊藤鉄男弁護士)の調査報告書が公表された。法令や社内規定に違反した疑いがある契約は1万2836件に上り、そのうち670件を法令・社内規定違反と認定した。 …
「生存闘争という言葉はよくないのかもしれ…
いている(更科功著『残酷な進化論』NHK出版新書/近刊)。闘争や争いを好まない日本人の最近の風潮を踏まえた見解ともとれる。 「『生存闘争』の代わりに『自分の命を大切にすること』とでも言い換えればいいのかも」と更科氏は提…
破壊進むアマゾン熱帯雨林、ブラジル大統領に強まる批判
ブラジルにその60%が存在するアマゾン熱帯雨林。「地球の肺」とも呼ばれるこの地域は、温暖化に対する防波堤として、地球規模での環境保全のアイコン的存在になっている。アマゾンが崩壊する臨界点は近いと専門家らが警告する中、ブ…
100年京紡の悲哀
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 京紡は1919年に創られた。3・1独立運動が起こった年だ。もともとの名前は京城紡織だ。仁村(号)金性洙が全国を回って投資金を集めて創設した会社だ。当時の株主は188人。近代的な形態…
時間感覚のいろいろ
地球だより 米首都ワシントン周辺では、エスカレーターで右側に立ち、左側を空けておくのが暗黙のルールとなっている。左側に立ち、後ろから来る人の行く手を妨げる人は、エスカレーターとレフト(左)を合わせて「エスカレフター」と…
地域共同体にかける問題解決への期待
韓国紙セゲイルボ 政府は住民らと共に考えよ 最近放映終了したドラマ『椿の花の咲く頃』(ネットフリックス)を興味深く見た。ドラマの舞台オンサンという仮想の町が与えるぬくもりが記憶に残る。 劇中人物がオンサンを「町中が家…
朝鮮半島の安保と日韓の展望を議論 平和政策フォーラム
NEWSクローズ・アップ 朝鮮半島の安全保障と日韓関係の展望をテーマにした「日韓平和政策学術フォーラム」(平和政策研究所・韓国平和研究学会共催)がこのほど、都内のホテルで開かれ、金根植・慶南大学校教授と元陸将の山口昇氏…
美しいランタンや風景を紹介、都内の台湾文化センターで写真展
鉄道から眺める美しい風景や伝統的な祭りの一場面など、台湾のさまざまな文化的魅力を紹介する写真展「めくるめく台湾展」(主催・台北駐日経済文化代表処など)が18日、東京・虎ノ門の台湾文化センターで始まった。 注目を集めた…
北朝鮮が原潜用鋼板の密輸模索
日露台中から 見本入手も不採用 北朝鮮が原子力潜水艦の建造に向け、胴体に使う高張力鋼を日本、ロシア、台湾、中国のいずれかから調達するよう指示を出し、2014年には実際に台湾からサンプルを入手していたことが分かった。北朝…
立憲、国民協議 非共産の原点喪失こそ問題だ
立憲民主党の枝野幸男代表と国民民主党の玉木雄一郎代表が会談し、両党の合流に向けた協議に入ることで合意した。衆院の両党の控え室を隔てた壁の撤去を進めるなどパフォーマンスが先行しているが、数合わせでなく民進党分裂の一要因で…
「雪嶺の中まぼろしの雪嶺か」(岡田日郎)…
「雪嶺の中まぼろしの雪嶺か」(岡田日郎)。俳人協会が発行している「俳句カレンダー」の12月に掲載された作品だ。色紙に4行に分けて書かれているが、グレーの帯が斜めに入っている。 カレンダーを見るたびに句も目に入り、心に…
パートナー制度 「同性婚」に繋がり危険だ
一夫一婦の婚姻制度を崩壊させかねない動きが広がっている。自治体が同性カップルを「結婚に相当する関係」と認めて証明書を発行する「パートナーシップ制度」のことだ。 横浜市でも今月スタート 神奈川県横浜市が今月、この制度を…
南西諸島海域を守る哨戒機P-3C
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 記者向けの哨戒機P-3Cの体験飛行がこのほど、自衛隊那覇基地で行われた。海上自衛隊第5航空群(那覇)の広報担当によると、P-3C飛行訓練を記者に対してオープンにしたのは初めてだとい…
「ブラック・ヒブルー・イズリアライト」の脅威 The menace of the Black Hebrew Israelites
ワシントンD.C.の住民は、いわゆる「ブラック・ヒブルー・イズリアライト(BHI)」集団、少なくとも、「黒人至上主義者」と自認している人たちの過激な部分集合と言える人たちには、気味が悪いと思いながらなじんでいるかもしれ…
ウズベキスタンのミルジヨエフ大統領が来日…
ウズベキスタンのミルジヨエフ大統領が来日した。同国大統領としては故カリモフ前大統領以来8年ぶり。これに際し、アブドゥハキモフ副首相の特別寄稿が16日付小紙に掲載された。 副首相は一橋大に留学した経験のある政権きっての…
あと1週間でクリスマス
地球だより ウィーン市庁舎前広場には毎年、欧州最大規模のクリスマス市場が開かれる。今年も11月15日、高さ32メートル、樹齢130年の松の木のクリスマスツリーに付けられた2000個を超えるLEDランプにスイッチが入った…
EU牽引役の仏、正念場に
現実味増す英のEU離脱で フランスは、かつてない失業率の低下で経済は好調に見える。一方、歴代政権の鬼門である年金制度改革で労組の強い抵抗に遭い、昨年の「黄色いベスト」運動の時同様、抗議行動とクリスマスが重なり暗い年末を…
トランプ氏支持者はメディアを信用せず 米シンクタンク調査
民主、共和の分断鮮明に 米シンクタンクのピュー研究所が、50以上の調査から集めたデータを分析、民主党員のメディアへの信頼が依然高い一方で、トランプ大統領支持者のほとんどは、信頼していないことが明らかになった。 分析に…
COP25閉幕 正念場迎えた日本の環境政策
スペインで開かれた国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)は、各国に温室効果ガス削減目標の引き上げを促し、地球温暖化克服の足取りをさらに強めることを求めて閉幕した。 日本はさらなる脱化石燃料を要請される…