編集局
イラク反政府デモ、収拾見通し立たず
イランの介入へ反発が表面化 イラクで10月1日に始まった反政府デモは、70日過ぎた今も出口が見えない。公共サービスを提供できない政府の無能や政治家の汚職、失業率・貧困の拡大などへの不満もあったが、イラクに深く介入するイ…
北住民の人権に沈黙した韓国政府
韓国紙セゲイルボ “犯罪者”を国民に知らせず送還 先月、幽霊船を思わせる古い木造船に乗って北朝鮮住民2人が北方境界線(NLL)を越えて南下し、韓国軍に拿捕(だほ)された。北船舶がNLLを越えるのは年間数百件に達するが、…
五輪除外処分、ロシアはドーピングの根絶を
組織的なドーピングの疑いが持たれていたロシアに対し、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)が深刻な違反があったとする調査結果を基に、東京五輪・パラリンピックを含む国際大会から4年間除外する決定をした。ロシアはスポーツか…
福島県のJR郡山駅で下車した。駅内の観光…
福島県のJR郡山駅で下車した。駅内の観光案内所前では磐越西線120周年を記念する展示が行われていた。郡山―会津若松間に鉄道が開通したのは1899年で、当時は岩越鉄道と呼ばれた。 以来、現在までの歴史が年表と写真で紹介…
中村さんの遺志、平和なアフガンを諦めない
戦乱の地、アフガニスタンの平和と安定のために身命を捧(ささ)げて活動を続けてきた日本人医師で民間活動団体「ペシャワール会」現地代表の中村哲さんが殺害された事件は、日本や現地の人々に衝撃を与え深い悲しみに陥れた。 国連…
おおらかな沖縄県民の悩み、優しい目で見て
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 「飲み会で平気で何時間も遅れる」――。 これは、沖縄県民に対する多くの国民のイメージだ。このほど、全国放送のテレビ番組で、県出身の芸能人らが、こうした県民性について赤裸々に語った…
名も知られたイスラム聖戦士の残虐行為 A known jihadi goes on a rampage
先週のロンドンの残虐行為は暗澹(あんたん)たる気持ちにさせる皮肉なものであった。 すでに身元が知れたイスラム過激派の1人が、ロンドン橋の近くで、刃物による残虐行為に及び、しかも、彼は、捕まえることができた人は誰でもよ…
今年ノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏が…
今年ノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏が公式会見で若手研究者を励ますメッセージを送ったが、政府は彼らを長期的に支援するため、経済対策で約500億円の基金新設を決めた。研究開発費や海外渡航費などを念頭に最長10年間、平均で…
家庭教師のハードな1日
韓国から 教育熱が高い韓国では子供たちが小さい頃から学習塾やピアノなどの習い事、受験を控えれば予備校に通わされ、1週間の放課後スケジュールがビッシリ詰まっている子も珍しくない。そんな教育需要の上に成り立っているビジネス…
皇后陛下 56歳に
「時代の節目、深い感慨」 皇后陛下は9日、56歳の誕生日を迎えられた。5月に皇后となってから初めての誕生日。宮内庁を通じ文書で感想を発表し、「時代の節目となった今年を振り返りますと、深い感慨に包まれます」と気持ちをつづ…
タクシー通学する小学生
いよいよ小学生がタクシーで通学する時代になったか――。昭和の終わり、バブル経済の時代なら、威勢のいい話となるのだろうが、実は四国の山間部の村で起こった悲しい現実だ。平成半ばに隣町と合併して新しい町の一地区となったが、そ…
やっぱり新聞は読まなくちゃ――。経済協力…
やっぱり新聞は読まなくちゃ――。経済協力開発機構(OECD)の「国際学習到達度調査」(PISA)で、日本の子供たちの「読解力」の続落が危惧されている。3年ごとのPISAで、今回は79カ国・地域の義務教育修了段階の約60…
教員の働き方改革、授業に専念できる体制を
“過労死レベル”と言われ、長過ぎる公立学校の教員の勤務時間を繁忙期とそうでない時期に分け、年単位で調整する「変形労働時間制」の導入を柱とする改正教職員給与特別措置法が参院本会議で可決、成立した。各自治体の判断で2021…
医師が患者との性的関係を持つことの禁止を
自殺した女性の遺族ら、厳重処分と法整備を求める 精神科医の立場を利用して性的関係を持ち、心身を支配したとして、5年前に自殺した女性の遺族らがこのほど、医師免許の剥奪など厳重な処分を求める要望書を厚生労働省に提出した。ま…
米軍は現代の「傭兵」なのか、同盟国の防衛で金を要求するトランプ氏 Modern ‘mercenaries’: Trump rattles allies with cash demands for defense
ビジネスマンであるトランプ米大統領は、米国の同盟国に対しても、損得勘定を最優先するアプローチを取っている。だが、米軍の海外駐留に対してもっとお金を払わせようとする取り組みは、大きな犠牲を伴っている。 トランプ氏は長年…
NATO首脳会議 亀裂を深め中露の増長招くな
北大西洋条約機構(NATO)は英ロンドンで創設70年を記念した首脳会議を開き、同盟の根幹である集団防衛の義務を改めて確認する「ロンドン宣言」を採択した。 欧州で対中警戒感強まる 宣言には、対中国やサイバー防衛など時代…
「夕焼の金龍飛べり冬の空」(山口青邨)…
「夕焼の金龍飛べり冬の空」(山口青邨)。めっきり寒くなって、厚着をしている人、マスクやマフラーをしている人を見掛けるようになった。空を見上げると、どこか寂しいまでの薄い青さが広がっている。 冬といっても、生き物たちの…
保守運動の戦略めぐり会合/国際民主連合 Right-wing leaders from across globe strategize at International Democratic Union conference
中道右派の候補者、議員、選対本部長、選挙運動員らの国際的な連合組織が今週、会合を開催し、世界の保守運動のための戦略を話し合う。国際民主連合(IDU、議長=ハーパー・カナダ前首相)は、80以上の会員政党に選挙や統治を成功…
終盤の国会で改正鯨類科学調査実施法が成立…
終盤の国会で改正鯨類科学調査実施法が成立した。商業捕鯨が31年ぶりに再開し、調査捕鯨が終了したことを受けての改正だ。国によるクジラの捕獲や解体技術の普及支援、反捕鯨団体の妨害対策も盛り込まれている。 英国生まれの作家…
習近平「総書記」、呼称変更の提言は理解できる
ポンぺオ米国務長官は10月、保守系シンクタンク、ハドソン研究所での演説で、中国の習近平国家主席の呼称を共産党の役職である総書記とした。 ポンペオ氏も演説で使用 米政府高官が習氏を国家主席の呼称で呼ばなかったのはこれが…
停電で人生真っ暗?
地球だより 国力の落差が大きい東南アジアでは、インフラ事情一つ取っても千差万別だ。経済成長で先行したシンガポールやタイでは、雷が落ちるとか避けがたい自然災害にでも遭遇しないと、停電はまずない。しかし、ミャンマーなどでは…
こんまりさんの本を英訳して
「ときめく」をspark joyに 翻訳家 平野キャシーさんに聞く 今、アメリカで最も有名な日本人の一人がこんまりこと片付けコンサルタントの近藤麻理恵さん。『人生がときめく片づけの魔法』の英訳本がミリオンセラーになり、…
メラニア夫人、子供たちとXマスの飾り付け
英慈善団体を訪問 北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に参加するため訪英したトランプ大統領に同行しているメラニア米大統領夫人(写真右)は4日、ロンドンの慈善団体「救世軍クラプトン・センター」を訪問、ネットいじめに取り組…