編集局
補助金の代わりに職場復帰のインセンティブを与えよ Instead of subsidies, Congress should incentivize people to return to work
公共衛生当局者や政治家は、全米が壊滅するとの予測という予測を真に受けて、全国の知事の多くを、米国経済をロックダウンするような命令を出す方向に導いたが、2000万人近くを失業に追い込んだ。 迫りつつある危機は、連邦議会…
新型コロナウイルスの感染拡大で足が遠ざか…
新型コロナウイルスの感染拡大で足が遠ざかっていた東京・神保町の古書店街に約2カ月ぶりで足を運んだ。東京都の休業要請では、新刊書店は対象外なのに古書店は対象となった。「ステップ2」に移行し、それが緩和され2週間ほどだが、…
めぐみさんの義母の思い出-韓国から
地球だより こちらでは結婚した両家の親同士を「サドン」と呼ぶ。一昔前までは年齢に関係なく嫁の親が婿の親に気を遣うのが普通だったが、最近は友達同士のように親しくなって、一緒に旅行に行くことも珍しくなくなった。 ただ、そ…
中国の宗教弾圧 不当な拘束で信仰を奪うな
米国務省が、信仰の自由に関する世界各国の状況をまとめた2019年度版の年次報告書を発表した。 ポンぺオ国務長官は、中国について「国家が主導し、あらゆる宗教への弾圧を強化し続けている」と批判した。中国共産党政権による宗…
3カ月ぶりに学校が再開されて
首都圏の学校でも今月、休校措置が解除された。ほぼ3カ月ぶりの再開である。 筆者の子供が通う学校は、取りあえず時差通学で通常より1時間遅い登校で、授業も時間が短縮されている。長い休みの間、子供はユーチューブで電車やスポ…
講釈から書き出して恐縮であるが、「観光」…
講釈から書き出して恐縮であるが、「観光」の語源は中国の『易経』の一節「国の光を観る、もって王に賓たるに利し」に由来する。本来の意味は「国の威光を観察する」ことである。辞書では「他国・他郷の風光・景色を見物すること」とあ…
出生率低下 増加へ国民的啓発が必要だ
少子化への流れが止まらない。子育て世代への経済的な支援だけでなく、結婚や子育ての素晴らしさ、家族の価値を啓発する国民的な運動が必要だ。 人口減が初の50万人超 厚生労働省が発表した2019年の人口動態統計によると、死…
黒人の命と社会に犠牲をもたらした暴動 Riots take toll on black lives, communities
米ミネアポリス警察の留置場でジョージ・フロイドさんが亡くなったことを受けて広がった「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切)」抗議デモに伴う暴動は、黒人社会に大きな代償をもたらした。 黒人男性の死に対する暴動で殺…
「少し太ったんじゃない」。そういう言葉を…
「少し太ったんじゃない」。そういう言葉を掛けられているのは、気流子だけではあるまい。ステイホームで家にいると、どうしても運動不足になるからだ。 散歩したいが、新型コロナウイルス禍では人目が気になって毎日はしにくい。家…
東京アラート解除 警戒緩めず新しい日常工夫を
東京都は新型コロナウイルスの感染拡大を警戒して発動していた「東京アラート」を解除し、休業要請を段階的に緩和する「ロードマップ」(行程表)も「ステップ3」に移行した。 だが、東京都ではここ数日、1日に20人を超える新規…
元慰安婦運動の欺瞞 日本攻撃運動にすり替え
日韓合意を潰し、問題の存続を図る 韓国で「慰安婦問題」に激震が走っている。元慰安婦の李容洙(イヨンス)さんが活動家集団の「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」(正義連、元の「韓国挺身隊問題対策協議会」=挺対協)…
ロシア、中国に圧力かけない―新START延長交渉 Russia says it won’t push China to join talks to save New START
ロシア外務省幹部は9日、米露の外交当局者間で、失効が近い新戦略兵器削減条約(新START)の今後について月内に協議が行われることを確認する一方で、米露間の条約に中国を参加させるというトランプ政権の主張に悲観的な見方を示…
東京一極集中の流れは、新型コロナウイルス…
東京一極集中の流れは、新型コロナウイルス感染拡大の渦中にあっても変わらないようだ。東京都の発表によると、都内の5月1日時点の人口は推計で1400万2973人だった。4月より約2万人増加で過去最高という。 進学や就職で…
英訳上橋作品が米国で文学賞受賞
文学が国境を超えて届いた 翻訳家・平野キャシーさんに聞く 国際アンデルセン賞(2014年)を受賞した児童文学・ファンタジー作家で文化人類学者の上橋菜穂子さんの『獣の奏者』(講談社)が本年1月、米国図書館協会のヤングアダ…
ロシア、コロナ下で軍事パレード開催へ
直後に憲法改正の国民投票 支持離れに焦るプーチン大統領 ロシアのプーチン大統領は、5月9日に実施予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け延期していた対独戦勝75周年軍事パレードを、6月24日に実施することを決定…
熱中症対策 マスクによるリスク回避を
これからの時期は、新型コロナウイルスの感染拡大防止策とともに熱中症への注意も必要となる。 高温多湿の中でのマスク着用は熱中症のリスクを高めるため、屋外では他の人との距離を十分に確保した上でマスクを外すことを心掛けたい…
新型コロナウイルスの感染拡大以降、リモート…
新型コロナウイルスの感染拡大以降、リモート(遠隔)出演と呼ばれる手法を用いるテレビ番組が多くなった。その場合、出演者同士の発言が重なることがある。分割されたテレビ画面の中で譲り合う場面も多い。インターネットにおけるタイ…
金正恩の影
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 『荘子』(中国戦国時代の思想家で、道教の始祖の1人とされる荘子の著書)の漁夫編に影の話が登場する。 「ある人が自分の影に怯え、自分の足跡がつくことが嫌で、これを取り去ろうと走り始…
米中新冷戦、韓国外交の生きる道
韓国紙セゲイルボ 名分と実益の均衡が課題に 米国と中国、G2(主要2カ国)間の覇権戦いが激しい。新型コロナウイルスの起源論争で触発された米中対立は政治・経済・外交・軍事など全方向へ拡散している。果たしてコロナ発新冷戦で…
少しホッとする外出の光景-米国から
地球だより 米国で外出制限の緩和が進む中、徐々に外出する人が増えてきている。 筆者の住むバージニア州北部は、経済活動再開の第1段階に入った。小売店は入場制限した上で開店できるほか、飲食店は屋外席で客にサービスを提供し…
ブラジルが感染爆発の中心に 新型コロナ
新型コロナウイルスのパンデミックの中心は今、中南米に移っている。中でも、70万人以上の感染者を出しているブラジルでは、経済を優先するボルソナロ大統領が隔離政策を重視する地方自治体を批判して混乱を引き起こしており、国内の…
コロナ流行起源 昨夏説含め独立検証を進めよ
中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染について、米ハーバード大学医学大学院は昨年8月から広がっていた可能性があるとの調査結果を発表した。中国は直ちに否定したが、むしろ今後の防疫に資するため積極的に起源解明に…
図書館は学生時代から好きな場所の一つだ…
図書館は学生時代から好きな場所の一つだった。授業の合間の時間をそこで過ごし、家で書いたリポートを清書したのもそこだった。地元の図書館は仕事でも使うことがある。新聞や雑誌に目を通すことができるからだ。 だがここしばらく…