沖縄市長に自公系再選、翁長知事陣営は苦境に
任期満了に伴う沖縄県沖縄市長選が22日投開票され、現職の桑江朝千夫氏(62)=自民、公明、維新推薦=が再選を果たした。桑江氏は名護、石垣の両市長選と同様、国政並みの応援を受け、新人で元市議の諸見里宏美氏(56)=社民、共産、社会大衆、自由、民進、希望推薦=に1万5千票余りの大差をつけて圧勝した。
県第2の都市の沖縄市で保守系市長が勝利したことで、保守陣営は今秋に予定される知事選に向けて弾みをつけた。
一方、膵臓(すいぞう)に腫瘍が見つかり療養中の翁長雄志知事は表立った応援はしなかったが、自身の支持勢力「オール沖縄」が推薦する諸見里氏の敗北は痛手。知事選への再選戦略をどう立てるか苦境に立たされた。