オピニオン
薬膳料理で健康寿命延ばす
食べながら治す 薬膳料理店「漢喫茶」 宮本貴世絵さんに聞く 「医食同源」という言葉がある。食べて病気を予防し治療するという考え方だ。しかし、多くの商品に使われている食品添加物を取り過ぎると、体を蝕(むしば)む恐れがある…
北非核化交渉、このままでは失望が広がる
米朝首脳会談で合意された北朝鮮の「完全な非核化」をめぐり、会談後間もなく開かれるとみられていた双方の高位級による交渉が遅れている。ポンペオ米国務長官は交渉に期限を設ける考えはないと述べるなど北朝鮮に非核化を厳しく迫ろう…
成功した米朝会談の大演出
アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 熱狂的支持者は高く評価 物言えぬ共和党に内部批判も 世紀の会談ともいわれた米朝首脳会談。まさに世界中が不安と期待の中で注目し、トランプ米大統領と金正恩朝鮮労…
日中韓環境相会合、海洋ごみ解決は共通の願いだ
日中韓3カ国の環境相会合が中国・蘇州で開かれ、深刻な海洋汚染をもたらしている廃棄プラスチックなど海洋ごみ問題の解決に向けて連携していくことで合意した。 海を美しい自然に戻していくことは共通の願いだ。領土問題で対立を抱…
金正恩氏への小提言、隗より始めて普通の国へ
金正恩朝鮮労働党委員長殿。米朝首脳会談で「安全保証」や「米韓演習中止」を獲得、“後ろ盾”中国との絆も結び直し、満足しておられるでしょう。但(ただ)し非核化は今後の米朝交渉次第。トランプ大統領は日本に非核化費用5兆円を出…
トルコ新体制、国内外の安定に尽力を
トルコで大統領選が行われ、エルドアン大統領が再選を決めた。今回の選挙後、大統領に実権が集中する制度に全面移行する。トルコは欧州、中東、アジアの接点という戦略的要衝に位置する。国内の安定を図り、シリア内戦の終結などに尽力…
米朝会談にほくそ笑む中国
拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 米軍との直接対峙回避 問われる核管理の重い責任 世界注視の中で、去る12日にシンガポールで米朝首脳会談は実現した。そこでは最終的な北朝鮮の核廃絶と米国による体制保証がトランプ大統領と金正恩…
「中国台湾」表記、一方的な主張を押し付けるな
中国政府が海外の航空会社に対し、台湾を中国の一部として表記するよう要求している。 一方的な主張を海外企業に押し付けるような身勝手な態度は許されない。 従わなければ法律で処罰 中国民用航空局は4月、海外の航空会社44…
先端技術を盗み出す中国
中国政府は、米国に対する経済的攻勢の一環として、さまざまな手法で米国の先進技術を盗み出している。ホワイトハウスは19日、報告書「中国の経済的攻撃が米国と世界の技術・知的財産にいかに脅威となっているか」を公表、中国への技…
「避難情報」と早めの避難行動
拓殖大学大学院特任教授 濱口 和久 毎年発生する大雨災害 「逃げ遅れ」が生命の危険招く これからの季節、日本列島のどこかで大雨による災害が起きる可能性がある。昨年7月の九州北部豪雨では、福岡県朝倉市、同県東峰村および大…
ゲーム依存症、治療体制の拡充が急がれる
世界保健機関(WHO)は、オンラインゲームなどへの依存状態を新たに病気と正式に認定した。 特に未成年が依存に陥りやすく、対策が急務だ。 不登校や退学のケースも WHOは疾病に関する国際的な分類を約30年ぶりに大幅改…
人生の豊かさと生きがい求め
メンタルヘルスカウンセラー 根本 和雄 感謝する人ほど幸せに ポジティブ心理学の視点から 「ストレス社会」の昨今、人々の心は萎(な)えて枯渇し、知らず知らずに心が迷走〈マインドワンダリング〉し、いつしか〈ネガティブ・マ…
米「宇宙軍」創設、軍事利用の強化が必要だ
トランプ米大統領は、伝統的な五つの軍とは別に新たに「宇宙軍」を米軍に創設する考えを明らかにした。 宇宙空間の軍事利用で台頭している中国やロシアに対抗する狙いがある。 中露で開発が活発化 米軍は陸海空の各軍に、沿岸…
沖縄慰霊の日、平和維持する不断の努力を
沖縄県はきょう、第2次世界大戦末期の沖縄戦での全戦没者を追悼する「慰霊の日」を迎える。戦没者の冥福を祈るとともに恒久平和への誓いを新たにする日としたい。 沖縄戦で20万人が死亡 沖縄戦では激しい戦闘で、日本軍、米英軍…
教育で防げた新幹線殺傷
東海道新幹線の中で、悲惨な殺傷事件が起きた。1人の男性をナタで殺害し、2人の女性を傷つける悲惨な事件で、何のいわれもない男女3人を殺傷し、車内は血まみれとなったが、犯人の小島一朗容疑者(22)には深い動機があったようだ…
沖縄はいつから日本なのか 仲村覚氏
世日クラブ講演要旨 ~誰も気が付かないもう一つの日本共産革命理論~ 復帰への先人の志を受け継ぐ 一般社団法人日本沖縄政策研究フォーラム理事長 仲村 覚氏 一般社団法人日本沖縄政策研究フォーラム理事長の仲村覚氏は14日、…
中朝首脳会談、「蜜月」で非核化実現できるか
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が中国を訪問し、習近平国家主席と会談した。 正恩氏は3月と5月の訪中でも習氏と会談している。両国の蜜月ぶりを誇示し、非核化をめぐる今後の対米交渉を有利に進める狙いだろう。 米朝協議を前に…
「祖国をより強大に」が最重要
日本対外文化協会理事 中澤 孝之 プーチン氏が国民と対話 孫への忠告は「ウソをつくな」 ロシアのプーチン大統領は6月7日、毎年恒例の「国民との対話」を行った。ロシアの主要なテレビとラジオを通じての「国民との対話」のテー…
福島第2廃炉へ、原発新増設の方針明示せよ
東京電力ホールディングス(HD)の小早川智明社長は、福島第2原発(福島県楢葉町、富岡町)の全4基を廃炉にする方針を表明した。 福島第1原発(同県大熊町、双葉町)の全6基は廃炉が既に決まっており、県内の原発は全廃となる…
米朝首脳会談後、アジアの人権は厳冬期入りか
米国は米朝首脳会談で、北朝鮮の人権問題をなるべく口にしない暗黙の約束をしたようだ。人権抑圧非難などで体制を揺さぶらないことも「安全保証」の一部なのか。トランプ大統領は「素晴らしい人柄」「国民に愛されている」などと金正恩…
はやぶさ2、小惑星探査の「本番」が始まる
小惑星探査機「はやぶさ2」の探査が間もなく“本番”を迎える。27日前後に小惑星「りゅうぐう」の上空20㌔に到達するのである。2014年12月の打ち上げから約3年半。30億㌔の航海を経て、これからりゅうぐうへの接地や小型…
トランプ米政権の1年半
日本国際問題研究所特別研究員 遠藤 哲也 自国第一主義の影響大 外交面の新基軸には評価も 人物評価、業績評価は棺(ひつぎ)を覆ってからと言われるのに、たった1年半であれ、これを言うのは、至難の業である。しかし、トランプ…
大阪地震、余震には最大限の警戒を
大阪府北部を震源とする地震が発生し、大阪市北区や同府高槻市などで震度6弱の揺れを観測した。4人が死亡し、約300人が負傷するなどの被害が出ている。気象庁は、今後約1週間は最大6弱程度の地震に注意するよう呼び掛けた。最大…