Date archive for 2021

かつて東京郊外にある大岳山に、『神仙の…

 かつて東京郊外にある大岳山に、『神仙の寵児』(全8巻、山雅房)の著者、笹目恒雄(1902~97)を訪ねたことがあった。大岳山荘の隣の「素賓庵」に住み、その下には多摩道院が完成間近だった。  生涯の活躍舞台はモンゴルだっ…

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サイバー人材養成する北朝鮮

 米司法省は今月17日、世界各地の銀行や企業から計13億㌦超の現金や暗号資産を窃取しようとした北朝鮮の人民軍偵察総局傘下の「ラザルスグループ」所属のハッカー3人を起訴した。  昨年8月には、米連邦捜査局(FBI)などが国…

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孤独担当相 「家族重視」が解決の鍵だ

 菅義偉首相は、社会的な孤独・孤立の問題に取り組む担当閣僚に、1億総活躍や少子化対策も所管する坂本哲志地方創生担当相を充てた。  新型コロナウイルス感染拡大の影響で、貧困、引きこもり、自殺などの問題が深刻化している。対症…

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9月8日を「クバの日」に、条例制定を求める

9月8日を「クバの日」に、条例制定を求める

 沖縄の神木とされるクバ(ヤシ科、和名ビロウ)の有用性や価値を見直すとともに、持続的発展する社会に取り組む運動が始動した。持続可能な開発目標(SGDs)に取り組むに当たり、適切な樹木として、今後、注目を集めそうだ。(沖縄…

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緊急事態宣言下で目立つ米軍の不祥事・事件

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  コロナ禍で沖縄県が1月20日に独自の緊急事態宣言を出して以来、米兵による不祥事・事件が目立っている。  1月31日午前5時、那覇市内の駐車場で女性にキスを強要するなどわいせつな行為…

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テキサス州の停電は人災である Not a natural disaster: Texas cold snap exposes state government folly

 テキサス州で今週、少なくとも30人の死者を出し、数百万人を極寒の闇に陥れた突発的寒波に関しては、知っておく、また、記憶しておく価値のあることが幾つかある。  1番目に、一番重要なこと:それは、これは自然災害ではなく、テ…

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春めいた陽気に誘われて、近所の緑道を…

 春めいた陽気に誘われて、近所の緑道を久しぶりに歩いた。ところどころ水仙の黄色い花の群れる道を行くと、梅の花が凛(りん)と咲き、椿(つばき)の紅が濃い緑に映え、辛夷(こぶし)も白い花を付けていた。春はすぐそこまで来ている…

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「母乳」は女性蔑視かーオーストリアから

地球だより  英国のブライトン、サセックス両大学クリニックの産科病棟関係者は今後、出産に関して性的に中立なジェンダーニュートラルな用語を使用しなければならなくなったという。  両クリニックに従事する助産師と産婦人科の医師…

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バイデン米政権の対中政策

拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 当面は強硬姿勢を継続か 日本は米国の頼れる同盟国に  アメリカの大統領選は難産であったがジョー・バイデン氏が第46代大統領として1月20日正式に誕生した。日本国内では私を含…

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国民の努力に感謝、天皇陛下誕生日会見

オンライン活用に手応え  「皆さんお一人お一人が、人知れず続けている努力を多といたします」。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、61歳の誕生日を前に、お住まいの赤坂御所で行われた天皇陛下の記者会見。陛下は約40分に及ん…

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天皇陛下 61歳に

「明るい将来、心待ちに」 コロナ禍の早期収束願う  天皇陛下は23日、61歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち、お住まいの赤坂御所(東京都港区)で記者会見。新型コロナウイルスの感染拡大に触れ、「国民の皆さんが痛みを分かち…

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コロナ免疫証明書、欧州に慎重論

 先月下旬、欧州では新型コロナウイルスのワクチン接種をした証明書導入の議論が浮上し、アイスランドは独自のシステムを導入した。観光業の経済への依存度の高いギリシャやイタリアは欧州連合(EU)の統一した規格の導入を求めている…

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ミャンマー デモで示された民意尊重せよ

 国軍によるクーデターが起きたミャンマーでは、大規模なデモが行われるなど抗議行動が続いている。  治安部隊がデモ隊に発砲し、これまでに3人が死亡した。こうした暴挙は容認できない。国軍は民意を尊重し、政権の座から降りるべき…

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気を付けたい言葉遣い「いいですか?」

 新聞という仕事柄、“言葉”に対して敏感にならざるを得ない。還暦を超えて、高齢者に片足を突っ込み、“窓際族”になってくると、元部下、若手の言葉遣いが果たして良いものか、悪いものか、判断が付き難いものが増えてくる。一時期社…

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「原発賛成6割」との注目に値する世論調査結果を地味に報じた毎日

◆“常識”ひっくり返す  「犬が人を噛(か)んでもニュースにならないが、人が犬を噛めばニュースになる」  最近は誰も言わなくなった報道に関する「ことわざ」だ。犬が人を噛むのは当たり前(今では事件だが)、人が犬を噛むのは珍…

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無観客だった5カ月前のテニスの全米オープン…

 無観客だった5カ月前のテニスの全米オープンで3度目の四大大会制覇。その準決勝で激闘を演じた強打のブレイディ選手(米国)を、今回は観客の前で圧倒しての全豪制覇である。テレビ生中継で見た大坂なおみ選手は、パワーだけを武器に…

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感性の時代を生きよ 陽明学者 行徳哲男氏に聞く【PTV RADIO:095】

 善と悪を超えた境地、「感性の時代」を生きよと陽明学者の行徳哲男氏は強調する。感性の時代とは「私」を生きること、また受容の哲学、矛盾を矛盾のまま受け入れ生きよと唱える。自分が自分になり切って生き切れと訴えた。 (対談の音…

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消防団の歴史と共助の担い手

拓殖大学防災教育研究センター長・特任教授 濱口 和久 明治の近代化と共に始動 地域防災力の中核として育成を  消防団の歴史は古く江戸時代、徳川幕府第8代将軍の徳川吉宗が、江戸南町奉行の大岡越前に命じ、町組織としての火消組…

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弱り目に祟り目、政権の浮沈占うワクチン接種

 喜寿を過ぎた今も、時折、魘(うな)されることがある。実家近くの低空から怪鳥のような米軍戦闘機に機銃掃射を受ける夢である。せいぜい1、2歳の記憶である。今となっては夢か現(うつつ)かさえ定かではない。  物心ついてからの…

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母語守り民族存続訴え、中国大使館周辺などで在日モンゴル族ら抗議

モンゴル人学校閉鎖の動きも  中国政府が内モンゴル自治区で進めている教育の漢語化政策の撤回を訴え、日本に住むモンゴル族の人々が21日、東京、大阪、愛知の駐日中国大使館・領事館周辺で抗議活動を行った。主催は世界モンゴル人連…

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中国海警船、2日連続領海侵入 尖閣・沖縄沖

国境警報 今年9回目  沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で21日、中国海警局の「海警」2隻が日本の領海に侵入。操業中の日本漁船に接近しようとする動きを見せたため、海上保安庁の巡視船が安全を確保し、領海外へ出るよう警告した。尖閣諸…

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