中国海警船、2日連続領海侵入 尖閣・沖縄沖


国境警報

今年9回目

 沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で21日、中国海警局の「海警」2隻が日本の領海に侵入。操業中の日本漁船に接近しようとする動きを見せたため、海上保安庁の巡視船が安全を確保し、領海外へ出るよう警告した。尖閣諸島沖での中国公船の領海侵入は2日連続。今年で9回目。

 第11管区海上保安本部(那覇市)によると、2隻は「海警1401」「海警2302」で、21日午前4時50~55分ごろ、久場島の南東で領海に侵入。約6時間後の同11時5分ごろ同島東で領海を出たが、午後1時40分ごろ、大正島西で日本漁船を追うようにして再び領海侵入した。その後、2隻は午後8時10分ごろに領海から退去した。

(沖縄支局)