Date archive for 2021

現実化する『1984年』の世界

大月短期大学名誉教授 小山 常実 米国が「第二の中国」になる トランプ派の再教育求める声も  テレビや新聞の報道を信ずるならば、1月21日午前2時前(ワシントン時間1月20日正午前)、ジョー・バイデン米大統領が誕生した。…

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中国海警2隻が領海侵入、今年8回目 尖閣・沖縄沖

国境警報  沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で20日、中国海警局の「海警」2隻が日本の領海に侵入し、約2時間航行した。操業中の日本漁船に接近しようとする動きを見せたため、海上保安庁の巡視船が安全を確保し、領海外へ出るよう警告した…

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G7テレビ会議、世界の安定回復に貢献を

 先進7カ国(G7)首脳がテレビ会議を開き、新型コロナウイルスへの対応などについて協議した。  G7は民主主義、法の支配、人権などの基本的価値を共有している。新型コロナ感染を防ぐために安価なワクチンの普及を進めるとともに…

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「シェークスピアを教えるな」と主張する教師たち Woke teachers want Shakespeare cut from curriculum

 教師たちが英国の劇作家ウィリアム・シェークスピアにかぶせていた金冠は今、頭から落ちそうだ。人種や性、ジェンダー、階級などの問題に鈍感なシェークスピアの姿勢を責める教師たちの攻撃にさらされているのだ。新しいタイプの教師た…

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常軌逸した森叩きに違和感示し思考放棄の後任選びを叱責した新潮

◆言い方間違えた森氏  いつの間にか「女性蔑視(べっし)」発言問題が、単なる個人攻撃に変わって、それがなかなか収まらないことに“おかしさ”を感じている人は少なくないだろう。森喜朗前五輪組織委員会会長のことだ。  「女性が…

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寡聞(かぶん)にして知らなかったのだが…

 寡聞(かぶん)にして知らなかったのだが、この原稿を書くために記念日などを検索していると、きょうは「漱石の日」なのだということが分かった。最初は「漱石忌」のことかと思っていたが、「漱石忌」は12月9日(没年1916年)の…

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小林化工処分 健康軽視の企業体質改善せよ

 製薬会社「小林化工」(福井県あわら市)が製造した皮膚病などの治療薬に睡眠導入剤成分が混入していた問題で、福井県は医薬品医療機器法に基づき、同社に116日間の業務停止処分と業務改善命令を出した。  小林化工は問題の治療薬…

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「政権交代」を書く「赤旗」

市民連合介して参加模索、補選・衆院選「申し入れ」で  今年は衆院選、東京都議選がある選挙イヤーだが、政府・与野党とも新型コロナウイルス感染への対応に追われ、各党機関紙上に選挙ムードはあまりない。が、菅義偉内閣の支持率が低…

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五輪成功期す「自由民主」

五輪成功期す「自由民主」 

コロナ克服がバロメーター、SDGsなどソフト面を強調  新型コロナウイルスの世界的流行(パンデミック)で延期された東京五輪・パラリンピックを7~8月に控える中、菅義偉首相はコロナ克服と東日本大震災復興の証しとなる大会を世…

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新型コロナウイルスのワクチン接種を受ける医療従事者(左)=17日午前、東京都目黒区の国立病院機構東京医療センター=時事

ワクチン先行接種 率先希望する医師の思い

《 記 者 の 視 点 》  新型コロナワクチンの先行接種が17日始まった。対象は全国の病院100カ所の医療従事者約4万人。18日付本紙に掲載された医師のコメントが目に留まった。  「接種の機運を高めるため、率先して受け…

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EU、バイデン氏歓迎の一方で難しい課題も Biden administration faces litany of thorny issues despite optimistic embrace from EU

 バイデン大統領の就任によって、欧州との関係は大幅に改善することが期待されているが、トランプ政権時に米欧間の対立につながった課題が消えるわけではない。  欧州各国の多くは、バイデン氏とブリンケン国務長官を歓迎。ブリンケン…

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学問の神様とされる菅原道真公をまつる…

 学問の神様とされる菅原道真公をまつる湯島天神(東京・文京区)の梅が見頃を迎えている(小紙17日付)。境内では20種類約300本の梅が合格祈願に訪れる受験生たちを見守る。  種類によって順番に咲く例年と違い、今年は「早咲…

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英製インド産ワクチンは救世主ーネパールから

地球だより  ネパールでは、2008年に王政が廃止されたが、昨年末から特に王政復古のデモが広がっており、このデモの直接的原因は「政府のコロナ対策の失敗」であると地元有力紙は分析している。  たとえ王政復古で国王がコロナ禍…

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インド太平洋構想の意味・意義とこの地域の安全保障-香田洋二氏

世日クラブ講演要旨 日米豪印で海洋進出抑えよ 元自衛艦隊司令官 香田洋二氏  世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良(ゆずる)・近藤プランニングス代表取締役会長)の定期講演会が13日、動画サイト「ユーチューブ」…

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米国 DNA情報狙う中国に警戒

NEWSクローズ・アップ  米国では、中国企業が米国人のDNA情報など個人情報を取得しているとして警戒感が高まっている。中国政府はすでに国内でウイグル族への監視強化などの目的でDNA情報を採取しており、監視や脅迫などに悪…

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橋本新会長、五輪開催へ強い指導力を期待

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の新会長に橋本聖子氏が選出された。新型コロナウイルスの感染拡大で五輪中止を求める声も上がっている。橋本氏には、開催実現に向けた強い指導力を期待したい。  「今の社会の空気変える」  コ…

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明智光秀を描いたNHK大河ドラマ「麒麟が…

 明智光秀を描いたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」は、今月7日に終了し、新たに渋沢栄一を題材としたドラマが始まった。「麒麟がくる」は、主要登場人物を演じる女優の降板騒動や、長期にわたる新型コロナウイルスの影響もあって大変な…

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金正恩の違法な喫煙

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  北朝鮮の最高権力者、金正恩朝鮮労働党総書記はひどいヘビースモーカーだ。彼の喫煙は時と場所をわきまえない。地下鉄はもちろん、妊婦や幼児の前でもタバコの煙をぷくぷくふかす。2019年2…

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驚きのレンタカーシステムーイスラエルから

地球だより  イスラエルでは、1カ月以上に及んだ3度目のロックダウン(都市封鎖)が明けて、家族や友人宅を訪問したという話をよく耳にした。  あるユダヤ人の友人からは、週末にエルサレムの実家に帰った時の話を聞いた。現在は車…

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李在明は有力な次期大統領候補なのか

韓国紙セゲイルボ 親文派に拒否感、第3候補も  李在明(イジェミョン)京畿道知事は最近、韓国の政治で最も論争的な人物だ。李知事の支持者たちは彼が率直な論理展開と推進力、議題を先取りする政治センスがあるとして“サイダー(の…

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脆弱化した北朝鮮・金正恩体制

宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 経済政策の失敗を認める 空念仏の「人民大衆第一主義」  北朝鮮の冬の寒さは厳しいと、前回も書いたが、この時期の朝鮮半島や中国東北部はいわゆる「三寒四温」がはっきりしている。「3日間耐える…

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イスラエル 3度目ロックダウンを解除

経済活動、段階的に再開へ  新型コロナウイルス感染拡大阻止のためにイスラエル全土で昨年12月25日から始まった3度目のロックダウン(都市封鎖)が2月7日、解除となった。ネタニヤフ首相は8日、ワクチン接種センターでの記者会…

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WHO武漢調査、中国は初期データを開示せよ

 新型コロナウイルスの発生源解明のために中国湖北省武漢市で現地調査を行った世界保健機関(WHO)調査団の専門家などから、中国に対し武漢で感染が確認された初期の詳細なデータの開示を求める発言が相次いでいる。  武漢での感染…

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