Date archive for 2019
米朝会談1年、北非核化への方策見直せ
シンガポールで行われた初の米朝首脳会談からきょうで1年になる。しかし当初、期待された北朝鮮の完全非核化は一向に進まず、今年2月のベトナム・ハノイでの2回目会談は決裂した。根本原因は非核化の意志を示さない北朝鮮側にあるが…
ルノー・FCA統合破談の波紋
欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)と仏自動車メーカー、ルノーの経営統合交渉は、わずか10日間でまさかの破談に終わった。同時に短い協議の中でルノーおよび、とルノーと20年の連合を組む日産自…
「グレタ世代」の蜂起
地球だより スウェーデンの女子生徒、グレタ・トゥーンベリさん(16)は昨年8月、スウェーデン議会前で地球温暖化問題、気候変動対策のための学校ストライキを行ったことで一躍有名となった後、同年12月の第24回気候変動枠組み…
与党が圧勝したインド総選挙
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 国民は経済より安保優先 モディ首相の強い指導力支持 世界最大の民主国家インドでの5年に1度行われる下院議員選挙は与党人民党の圧勝で無事終了した。モディ首相のインド人民党(…
中国を含む武器管理交渉が必要
2010年に米露間で交わされた新戦略兵器削減条約(新START)が21年に失効する。トランプ米政権は、新たな条約に中国も参加させて、中露の核戦力増強に歯止めをかけたい意向だが、中国は多国間の武器管理交渉への参加を拒否し…
在米ウイグル留学生に支援を
米ワシントンで会合 米国のサム・ブラウンバック大使(信教の自由担当)は、天安門事件30周年を受けてワシントンのヘリテージ財団で行われた会合で、中国が新疆ウイグル自治区のイスラム教徒を「再教育」のために「成人学習センター…
「漆芸の未来を拓く―生新の時2019―」開催中
漆工芸を学んだ学生らによる斬新な感性の多彩な作品展示 大学や大学院で漆工芸を学び、今春卒業および修了した学生らによる漆芸作品を紹介する「漆芸の未来を拓(ひら)く―生新(せいしん)の時2019―」が石川県輪島市の県輪島漆…
米で「孔子学院」全廃の動き
「米で閉鎖相次ぐ孔子学院」へ 米国の大学で中国の語学教育機関「孔子学院」を閉鎖する動きが相次いでいる。孔子学院を通じた中国政府のプロパカンダ工作やスパイ活動を懸念する議会や政府が、圧力を強めていることによるものだ。この…
米で閉鎖相次ぐ孔子学院
「米で「孔子学院」全廃の動き」へ 大学の自由な議論を抑圧 全米学識者協会政策ディレクター レイチェル・ピーターソン氏に聞く 米大学で「孔子学院」の閉鎖が相次ぐ中、2017年の調査報告書で米大学にある孔子学院をすべて閉鎖…
香港大規模デモ、一国二制度を形骸化させるな
香港で身柄を拘束した容疑者を中国本土へ移送できるようにする「逃亡犯条例」改正に反対する香港の民主派が、香港島中心部で大規模なデモを行った。 主催者発表で103万人 デモを主催した民主派団体「民間人権陣線(民陣)」は1…
レパートリーは20曲、地域貢献活動で高評価
「秋田おばこ節」「長者の山」など秋田県内の民謡約20曲をレパートリーに持つ。秋田県立大曲農業高等学校(小林吉則校長、生徒数502人)の郷土芸能部だ。今や県内のイベントや介護施設の催事への出演依頼が絶えず、学校側では年間…
子育ても人生の実績だ
今年の母の日は特別だった。人生で初めて経験した母がいない母の日だったからだ。 それほど親孝行とは言えない筆者でも、母の日に何を贈ろうかと悩みながらデパートを探索したり、妻とああだこうだ言いながら、プレゼントを決めたり…
凶悪事件をめぐる報道で「家庭の在り方」から目を逸らさせる左派紙
◆幼少期の家庭に問題 「凶悪犯のほとんどが幼少期の家庭に問題があった」。これは元米連邦捜査局(FBI)主任捜査官のロバート・レスラー氏の指摘である(『FBI心理分析官』早川書房)。川崎市の児童殺傷事件と、その直後の元農…
少し嫌だなと思う梅雨に入ったが、スーパー…
少し嫌だなと思う梅雨に入ったが、スーパーの野菜コーナーには長さ10㌢ぐらいの五角柱状の朔果(さくか)を詰めた深緑色のアミ袋が並ぶ。袋の中は緑色鮮やかな、今からが旬のオクラである。タイやフィリピン産の輸入ものは春先から出…
進化する中国サイバースパイ
日本安全保障・危機管理学会 上席フェロー 新田 容子 世界に監視システム輸出 ドローンの飛行データ傍受も 中国の台頭は、サイバー分野の変化に等しい。世界最大のインターネットユーザー、経済拠点、軍事力や諜報(ちょうほう)…
ジョージア州から撤退すると脅しながら中絶禁止国で撮影するディズニーとネットフリックス Disney, Netflix threaten to leave Georgia despite filming in countries that ban abortion
米娯楽大手ウォルト・ディズニーのボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)は、ジョージア州で新たに成立した人工妊娠中絶規制法が施行された場合、同州で映画撮影を続けるのは「非常に困難」になると語った。だが、同社は、ヨルダンで…
米国防総省、中国の「北極近接国家」認めず
戦略文書で進出牽制 米国防総省は8日までに、北極海についての戦略文書を発表した。その中で、「中国は自らを『北極近接国家』と主張するが、米国はそのような立場を認めない」と進出を図る中国を牽制(けんせい)。また、中露両国が…
川崎殺傷事件で、トリアージの成果や誤った報道を取り上げた各誌
◆秋葉原事件が生きる 19人が被害に遭った川崎市の殺傷事件から1週間以上経(た)った。各誌とも突発事への対処の仕方について力を注いでいる。 女性セブン6月13日号の記事「51才殺人鬼―」の中では「救急隊が到着すると、…
出生率低下、未婚率の上昇を抑えたい
厚生労働省が公表した2018年の人口動態統計によれば、1人の女性が生涯に産む子供の推計人数を示す「合計特殊出生率」は1・42で、前年を0・01ポイント下回り、3年連続で低下した。 少子化やそれに伴う人口減少は国力の衰…
雨模様の空を見上げながら傘を持ち、道路を…
雨模様の空を見上げながら傘を持ち、道路を駅の方へ向かうと、同じように傘を持った人々が歩いている。梅雨の季節特有の光景だが、そこにツバメが風を切るように飛び交っている。 ヒナの鳴き声も軒先から聞こえてくる。毎年の光景な…
携帯電話「分離プラン」 5G普及をどう進めるのか
《 記 者 の 視 点 》 いわゆるガラケーをまだ使用している。用途がまだガラケーで何とか間に合っているからだ。世間はもちろん社内でもガラケーは少数派で、ガラケーだった同僚もいつの間にかスマホ派に転向し、家族内では息子…
トランプ氏再選へ厳しい道のり―世論調査 Election polls show rough road for Trump
トランプ大統領は、2020年大統領選の勝敗を決するとみられる重要州で支持率を下げている。世論調査によると、共和党の地盤であるテキサス州やアリゾナ州でも問題が起きていることが分かる。 投票日はまだ先であり、トランプ氏支…
翁長知事国連訴訟の真相 権限逸脱した国連演説
《 沖 縄 時 評 》 請求期限超過に正当な理由 資格欠如隠した2紙 「翁長知事国連演説訴訟」の控訴審判決が5月9日、福岡高等裁判所那覇支部で言い渡され、大久保正道裁判長は原告側の控訴を棄却した。 これは、故翁長雄志…