Date archive for 12月, 2019
OECD(経済協力開発機構)による学習度…
OECD(経済協力開発機構)による学習度(高校1年生)の調査結果が公表された。日本については「読解力」の低下が指摘された。想定通りの結果ではあるが、放置しておけばいいというわけにはいかない。 読めない人間は書けない人…
お祭りムードの12月
地球だより 今年の11月は雨が少なく例年に比べ暖かかった。12月になってからは連日の雨で、気温が一気に下がり寒くなったので、物置から電気ストーブを出すことにした。イスラエルは本格的な雨期に入ったようだ。 12月に入る…
伝説となった金宇中
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 中国の新疆ウイグル自治区のウルムチ。西域と呼ばれている場所だ。14年前の冬、ウルムチは濃霧に覆われていた。航空機すら離着陸できなかった。そこの人々はこう語った。「寒い冬に打ち勝つた…
中華民国の台湾移転70年を寿ぐ
平成国際大学教授 浅野 和生 大陸中国との分離は幸運 自由と民主主義定着した台湾 「中共に渡すよりも 台灣は日本に還せ」とアメリカ上院外交委員長のトム・コナリー上院議員が語った、とは1949年12月31日の読売新聞夕刊…
イラク反政府デモ、収拾見通し立たず
イランの介入へ反発が表面化 イラクで10月1日に始まった反政府デモは、70日過ぎた今も出口が見えない。公共サービスを提供できない政府の無能や政治家の汚職、失業率・貧困の拡大などへの不満もあったが、イラクに深く介入するイ…
北住民の人権に沈黙した韓国政府
韓国紙セゲイルボ “犯罪者”を国民に知らせず送還 先月、幽霊船を思わせる古い木造船に乗って北朝鮮住民2人が北方境界線(NLL)を越えて南下し、韓国軍に拿捕(だほ)された。北船舶がNLLを越えるのは年間数百件に達するが、…
中国の国民監視さらに、新ハイテクシステム稼働へ
就職で優遇、ポイントで格付け、移動に制限 中国は、国民や海外企業を監視・抑圧するための新ハイテクシステムの開発を進めている。国民の反体制的な行動を監視するとともに、国内で活動する欧米などの外国企業を、中国共産党の方針に…
五輪除外処分、ロシアはドーピングの根絶を
組織的なドーピングの疑いが持たれていたロシアに対し、世界アンチ・ドーピング機構(WADA)が深刻な違反があったとする調査結果を基に、東京五輪・パラリンピックを含む国際大会から4年間除外する決定をした。ロシアはスポーツか…
景気判断の下方修正が必至の状況で大型の経済対策に批判・注文の各紙
◆「規模ありき」と毎日 「効果のある事業に絞り込め」(読売)、「規模ありきのつけは重い」(毎日)、「必要性と効果の精査を」(朝日)、「効果を吟味し具体化図れ」(産経)、「『賢い支出』なのかをしっかり監視したい」(日経)…
福島県のJR郡山駅で下車した。駅内の観光…
福島県のJR郡山駅で下車した。駅内の観光案内所前では磐越西線120周年を記念する展示が行われていた。郡山―会津若松間に鉄道が開通したのは1899年で、当時は岩越鉄道と呼ばれた。 以来、現在までの歴史が年表と写真で紹介…
習近平政権 対 香港 トマトをどう捨てるのか
現代史の先例を見ても、共産・全体主義政権は「『腐ったトマト』(反体制分子)は籠から放り捨てろ。側のトマトも腐ってしまうから」と考える様だ。国民人口減少を指向する場合もある。中国は今後、香港トマトをどう処理するだろうか。…
中国の次の狙いは台湾、沖縄 台北駐那覇経済文化代表処 范振國処長
台北駐那覇経済文化代表処 范振國処長に聞く 対岸の火事ではない香港情勢 台湾の民意形成に影響、沖縄と日本の安全保障に直結 台湾の総統選挙と立法委員(国会議員)選挙まであと1カ月となった。香港情勢が台湾の民意形成に大きく…
「トランプ減税」が経済牽引 グローバー・ノーキスト氏
インタビューfocus 全米税制改革協議会議長 グローバー・ノーキスト氏 トランプ米政権に近い有力保守派団体「全米税制改革協議会(ATR)」のグローバー・ノーキスト議長がこのほど、世界日報のインタビューに応じた。ノーキ…
中村さんの遺志、平和なアフガンを諦めない
戦乱の地、アフガニスタンの平和と安定のために身命を捧(ささ)げて活動を続けてきた日本人医師で民間活動団体「ペシャワール会」現地代表の中村哲さんが殺害された事件は、日本や現地の人々に衝撃を与え深い悲しみに陥れた。 国連…
おおらかな沖縄県民の悩み、優しい目で見て
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 「飲み会で平気で何時間も遅れる」――。 これは、沖縄県民に対する多くの国民のイメージだ。このほど、全国放送のテレビ番組で、県出身の芸能人らが、こうした県民性について赤裸々に語った…
名も知られたイスラム聖戦士の残虐行為 A known jihadi goes on a rampage
先週のロンドンの残虐行為は暗澹(あんたん)たる気持ちにさせる皮肉なものであった。 すでに身元が知れたイスラム過激派の1人が、ロンドン橋の近くで、刃物による残虐行為に及び、しかも、彼は、捕まえることができた人は誰でもよ…
今年ノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏が…
今年ノーベル化学賞を受賞した吉野彰氏が公式会見で若手研究者を励ますメッセージを送ったが、政府は彼らを長期的に支援するため、経済対策で約500億円の基金新設を決めた。研究開発費や海外渡航費などを念頭に最長10年間、平均で…
韓国・文政権 中国の反米同調圧力に動揺
中国が韓国に対し安全保障上の反米路線に同調するようあからさまに圧力をかけている。韓国に配備した迎撃ミサイルの撤去や新たな中距離ミサイル配備の見送りを求め、北東アジアにおける日米韓3カ国の連携を崩そうとしている。韓国・文…
家庭教師のハードな1日
韓国から 教育熱が高い韓国では子供たちが小さい頃から学習塾やピアノなどの習い事、受験を控えれば予備校に通わされ、1週間の放課後スケジュールがビッシリ詰まっている子も珍しくない。そんな教育需要の上に成り立っているビジネス…
地域づくりの核、民俗伝統芸能の振興・継承を
実演と継承の意義について、道教委が小樽市でシンポジウム 本州の他府県に比べると歴史の浅い北海道であっても地域の中に伝統芸能はしっかりと息づいている。人口減少や少子高齢化が進む地方にあって伝統芸能は地域づくりの核になると…
難問山積の対北朝鮮外交
元日朝国交正常化交渉日本政府代表 遠藤 哲也 非核化交渉、米国支援を 拉致解決には首脳会談不可避 日本の対北朝鮮外交の中長期目標は国交正常化である。その大筋は2002年9月の小泉純一郎総理(当時)の訪朝の際の日朝平壌宣…
皇后陛下 56歳に
「時代の節目、深い感慨」 皇后陛下は9日、56歳の誕生日を迎えられた。5月に皇后となってから初めての誕生日。宮内庁を通じ文書で感想を発表し、「時代の節目となった今年を振り返りますと、深い感慨に包まれます」と気持ちをつづ…
タクシー通学する小学生
いよいよ小学生がタクシーで通学する時代になったか――。昭和の終わり、バブル経済の時代なら、威勢のいい話となるのだろうが、実は四国の山間部の村で起こった悲しい現実だ。平成半ばに隣町と合併して新しい町の一地区となったが、そ…