Date archive for 12月, 2019
G2のセール競争
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 世界的な景気の鈍化にもかかわらず、G2(米国と中国)の年末セールが熱気を帯びてきている。先月29日、米国の“ブラックフライデー”1日のオンラインの売上高が74億㌦となり歴代最高値を…
牛肉の価格高騰に怒り心頭
地球だより ブラジル人が怒っている。理由はサッカーワールドカップ(W杯)でブラジル代表が優勝を逃し続けていることではない。ブラジル人が愛してやまない「牛肉」のことだ。 先月末、妻が近所にある精肉店の買い物から怒り心頭…
「ベルリンの壁」崩壊から30年
日本対外文化協会理事 中澤 孝之 「分断」克服の可能性示す 欧州「共通の家」いまだ未完成 東西冷戦の象徴とも言うべき「ベルリンの壁」(1961年建設)が崩壊して、今年11月9日で満30年を迎えた。ベルリンではコンサート…
なぜ“GSOMIA外交”は失敗したか
韓国紙セゲイルボ 米の意中読み間違え独断に陥る 最近3カ月の間、終了宣言から始まって条件付き延期で幕を下ろした韓日軍事情報包括保護協定(GSOMIA)事態は韓国外交史の汚点として記録されることは間違いない。 大統領府…
報復合戦回避の協議へ、デジタル課税で仏米首脳
フランスが導入した大手IT企業を対象とした「デジタル課税」について、アメリカのトランプ政権が自国企業を標的にしていると不満を表明し、フランスからの輸入品に関税の上乗せを検討している問題で、両国の首脳は対立解消に向けた協…
米フードチェーンがキリスト教団体への寄付停止
LGBT勢力から圧力 米ファストフードチェーン大手「チック・フィレイ」が先月中旬、同性婚に反対するキリスト教団体への寄付の打ち切りを決めたことが波紋を広げている。性的少数者(LGBT)活動家や一部の地方自治体が寄付をめ…
フィンランドのリンネ首相が辞任
ストめぐり政治不信招く フィンランドのリンネ首相は3日、ニーニスト大統領に辞表を提出して辞任し、これに伴い内閣は総辞職となった。中道左派の5党連立政権は新たな内閣を形成することになり、それまでは暫定政府として現内閣が継…
米の兵器、先端技術 中国軍が香港通じ不正入手
元中国工作員が証言 中国軍は、香港で米国などの武器、軍事技術を盗み出している。オーストラリアに脱出し、亡命を求めている中国の元工作員、王力強氏が明らかにした。 台湾総統選にも介入 野党候補者に資金提供 王氏はさらに、…
新国立競技場 日本らしい五輪のシンボル
2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場(東京都新宿区)が完成した。 多くの木材を使用して暑さ対策に自然の風を生かすなど、日本らしい五輪のシンボルが誕生した。 47都道府県の木材を使用 新国立…
中曽根元首相死去、各紙が社説・コラムでユニークかつ味のある評価
◆後世に役立つ回顧録 「晩年、回顧録を次々と執筆したことは評価すべきだ。同世代の政治家が先立ち、自分に都合よく歴史を上書きしているとの批判もあったが、後世の歴史家に役立つ手掛かりを残した。これからの首相も見ならうべきだ…
中国の広州で行われたクライミングチャイナ…
中国の広州で行われたクライミングチャイナオープンの試合をテレビで見た。国際スポーツクライミング連盟公認の大会で女子決勝の場面。野中生萌選手が金メダル、伊藤ふたば選手が銀メダルだった。 身体のしなやかさ、パワー、卓越し…
沖縄県浦添市で深夜の子連れ飲食の制限
松本市長ら提案の条例制定で意見分かれる 沖縄県浦添市が検討する深夜の子連れ飲食の制限についての議論が白熱している。松本哲治市長を中心に教育や福祉、飲食に関わる関係者らが11月26日、その是非について意見を交換した。「子…
両陛下 武蔵野陵を参拝
大正、昭和天皇に即位報告 天皇、皇后両陛下は3日、東京都八王子市の武蔵陵墓地を訪れ、昭和天皇の武蔵野陵と大正天皇の多摩陵を参拝し、即位の礼と大嘗祭を終えたことを報告する「親謁の儀」に臨まれた。 いずれの陵でも、モーニ…
昨年度沖縄県内入域観光客数は1千万人だった
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 沖縄県の玉城デニー知事は11月29日の定例記者会見で、2018年度(18年4月~19年3月)の県内入域観光客数は1千万人を超えたことを明らかにした。その上で、集計を誤り、修正したこ…
ブルームバーグ氏大統領選出馬へ Bloomberg out the gate
これが、もし、ロシアかウクライナで起こっているとしたら、私たちは、メディアが読むであろう台本が想像できる。「メディア帝国と、下院の支配政党(野党)とに深い関係を持つオリガルヒ(ロシアの新興財閥の指導者)が、大統領選に出…
マネ最晩年の傑作<フォリー=ベルジェール…
マネ最晩年の傑作<フォリー=ベルジェールのバー>を観(み)ようと、上野の東京都美術館の「コートールド美術館展 魅惑の印象派」に足を運んだ。15日が最終日で、この作品だけでも観られればと駆け込んだが、セザンヌやルノワール…
ロンドン橋襲撃事件 IS収監者抱える仏に波紋
英ロンドン中心部ロンドン橋付近で先月29日に起きた2人の死者を出した通行人襲撃事件で、ウスマン・カーン容疑者は、イスラム過激派として8年間の刑務所収監の経緯があったことから、聖戦主義過激派の収監者が最も多いフランスにも…
女川原発「合格」 政府は地元の理解を得よ
原子力規制委員会は、東北電力女川原発2号機(宮城県)について、再稼働の前提となる新規制基準に「適合している」とした審査書案を了承した。「事実上の合格」となる。 震災時に冷温停止に成功 2011年3月の東日本大震災で被…
革命の起爆剤、テケシュ牧師「民主主義学ぶには時間必要」
ルーマニア独裁体制崩壊から30年 ルーマニアに24年間君臨した独裁者ニコラエ・チャウシェスク大統領が反体制勢力によって公開処刑されて25日で30年目を迎える。同大統領夫妻の処刑シーンは全世界に放映され、それを見た北朝鮮…
予算低迷10年の影響深刻
元統幕議長 杉山 蕃 令和元年の防衛問題を振り返る 米中の軍事力拮抗に備えよ 早いもので、令和元年も師走の声を聞く。大いに荒れた日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)問題も米国の強力な仲介で韓国が折れた形で継続される…
冷戦終結、マルタ会談から30年
中国と新たな対立構造権威主義国家からの挑戦 米国と旧ソ連の首脳がマルタ会談で冷戦終結を宣言してから3日で30年。冷戦後、米国は「リベラルな国際秩序」の旧共産圏への拡大を目指したが、現在、ロシア、中国という権威主義国家か…
習体制へ対決姿勢強化か 対中国で米政権
習体制へ対決姿勢強化か 対中国で米政権米政権の中国への対応に微妙な変化が起きている。中国の習近平国家主席の肩書を「国家主席」から中国共産党中央委員会「総書記」と改める動きが出ており、政権内で中国政府への対決姿勢が強まっ…
英国のイメージダウン
地球だより 「出て行きたければ出て行けばいい」。仏大手金融会社の調査部長を務めるポワイエ氏は、2年前、吐き捨てるように私に言った。フランスには、自由主義経済を信奉するビジネスマン、エグゼクティブが多く、ポワイエ氏もその…