Date archive for 12月, 2019

酷似する英米の環境と挑戦

アメリカン・エンタープライズ研究所客員研究員 加瀬 みき 虚言・暴言多い両指導者 減税や移民排除で支持を獲得  英国総選挙は保守党の大勝、労働党の大敗に終わった。これで英国は来月末には欧州連合(EU)をやっと離脱する。こ…

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「プラチナ大賞」最高賞の大賞・総理大臣賞に選出

「プラチナ大賞」最高賞の大賞・総理大臣賞に選出

青森県、弘前市、弘前大が進める健康増進プロジェクト  弘前大学と青森県、弘前市が共同で進めている「産学官民一体型青森健康イノベーション創出プロジェクト」が11月、日本が目指すべき社会に向けた取り組みを表彰する「プラチナ大…

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市庁舎内での赤旗購読禁止通達 東京・町田市

違反職員の処分求める声 学校施設でも明文化を検討  全国の地方自治体で、庁舎内における政党機関紙の私的な購読を禁止する動きが広がっている。東京都町田市は今月9日の定例会で、日本共産党機関紙「しんぶん赤旗」の購読勧誘につい…

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便利な「駆け込み寺」、病児保育の怖さ

 今月13日、横浜市の大規模病児保育施設が約1億円の赤字を抱え、2年で閉鎖した。同施設は子供が急に熱を出しても医者の診断書なしで、朝7時から預かってくれるため、共働きの親には「駆け込み寺」のような存在だったという。  同…

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カネばかりの陋習に陥り文明論的な視点が皆無の各紙の少子化論議

◆古代ギリシャと類似  「産めよ殖えよ地に満ちよ」。神は自らのかたちに似せて男と女とを創造され、彼らを祝福してこう言われたと旧約聖書の「創世記」にある。だから人類は元来、多産だった。その多産、いや出産そのものが揺らいでい…

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19年の日本 めでたい令和のスタート

 今年の世相を表す漢字は、新元号の令和にちなんで「令」が選ばれた。一方、前例のない広域集中豪雨に西日本が襲われた昨年は「災」で、今年も東日本の広範囲で台風や大雨の甚大な被害に泣いた(本紙「今年の10大ニュース」2位)。被…

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教会の鐘は「カーン、カーン(come=…

 教会の鐘は「カーン、カーン(come=来る)」と鳴り、寺のそれは「ゴーン、ゴーン(gone=去りぬ)」と聞こえる。『こころの作法』(山折哲雄著、中公新書)の中で知人による鐘のつくり話として紹介されているが、言い得て妙な…

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トランプ金正恩のICBM駆け引き 何が起こるのか米朝【PTV RADIO:068】

 米朝の駆け引きが活発になって来た。制裁緩和を狙う金正恩委員長と再選が絡むトランプ大統領が神経戦を繰り広げている。はたして北はICBMを飛ばすのか、米はさらに圧迫を強めるのか、日本の出る幕はあるのか、上田ソウル特派員が解…

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米中ハイテク覇権争いの行方 遠藤誉氏に聞く【PTV RADIO:067】

 米中が繰り広げるハイテク覇権争いの行方、ファーウェイが狙われた理由、そして香港問題などを「米中貿易戦争の裏側」の著者、中国グローバル研究所所長の遠藤誉氏に聞く。 (対談の音声を公開!)

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2020年の日本外交を展望する

元日朝国交正常化交渉日本政府代表 遠藤 哲也 日米同盟強め中国牽制を 対北も米韓との緊密協力必要  2019年も相変わらず、激動の年であった。海図のない、不安定な世界であったが、日本外交は何とかやってきたというより、良く…

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外国誌が新年の展望を特集する一方でスキャンダルで売る日本の各誌

◆無力化する戦後秩序  大きな変化の予感を抱きながら令和元年を送る。変化の正体はまだぼんやりとしていて輪郭を現さず、人々は予感と不安を抱えたまま2020年を迎えることになる。  どこかの碩学(せきがく)が時代を読み解き、…

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慰安婦問題ドキュメンタリー「主戦場」、「卒業制作」がプロパガンダ映画に

 いわゆる従軍慰安婦を扱ったドキュメンタリー映画「主戦場」が、2018年10月に韓国で上映され、今年4月から日本でも全国各地で公開されている。慰安婦問題について保守系識者と左派系研究者などの双方が登場し、主張を戦わせると…

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社員70人のうち36人が死亡した京都アニメ…

 社員70人のうち36人が死亡した京都アニメーション放火殺人事件で、京都市消防局は、生存者に聞き取り調査をして避難行動の全容を取りまとめた。なぜ、これほど被害が拡大したのか。そこには、煙の恐怖が浮かび上がってくる。  1…

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トランプ再選なら「安倍四選」が国益

“じゃじゃ馬”御する稀な政治家  赤提灯(ちょうちん)で隣り合わせた飲み友達にしても、ママ友にしても、「人付き合い」というものは存外難しい。「美女と野獣」というように、当人同士にしかわからない「相性」がある。まして国家を…

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米は中国の北極圏進出を警戒

米軍 新たに砕氷船を建造へ  中国が北極海進出へ意欲を示していることに米当局者らは、米国の安全保障にとって大きな脅威だと警戒感をあらわにしている。議会と国防総省も北極戦略の見直しと、海域で航行可能な新型艦の建造を急いでお…

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19年の世界 米中のイデオロギー対立激化

 東西冷戦の象徴「ベルリンの壁」が崩壊したのは1989年11月9日。同年12月3日にはブッシュ(父)米大統領とソ連のゴルバチョフ書記長が地中海のマルタで会談し、冷戦の終結を宣言した。  あれから30年。アジアでは中国が軍…

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パステルナーク事件の真相

日本対外文化協会理事 中澤 孝之 「反ソ的」と『ジバゴ』発禁 フルシチョフは回想録で後悔  ソ連の詩人兼作家ボリス・パステルナークの名前を知らなくても、『ドクトル・ジバゴ』というタイトル名は今なお、人口に膾炙(かいしゃ)…

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映画でイエスが同性愛者に

キリスト教会が猛反発 ブラジル ネットフリックス配信  リオデジャネイロ市に本拠地を置く人気コメディーグループ「ボルタ・ドス・フンドス」が今月3日に米動画配信大手ネットフリックスを通じて公開した映画をめぐり、ブラジル国内…

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グリーン経済の実現を約束したバイデン氏、民主党支持層を喜ばせるが労働者層を冷遇 Biden promise to green economy satisfies base, snubs working class

 米民主党の有力大統領候補ジョゼフ・バイデン氏が約束した(環境保護重視の)グリーン経済の実現は、ブルーカラーから雇用を奪うことになる。同氏にとって迷惑なことに、2016年の大統領候補ヒラリー・クリントン氏が炭鉱労働者に対…

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この10年の中東・北アフリカの10大ニュース、トップは「アラブの春」

◆各地で第2波蜂起も  年末を迎え、各メディアで今年の10大ニュースが取り上げられている。今年は2010年代の最後の一年でもあり、ニュースサイト「ニュー・アラブ」は、「10年の終わり―中東を劇的に変えた10の出来事」と、…

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出生数90万人割れ、国を挙げて少子化食い止めよ

 2019年に国内で誕生した日本人の子供の数が86万4000人と、1899年の統計開始以来、初めて90万人を割り込む見通しとなった。  一方、死亡数は137万6000人と戦後最多で、自然減は51万2000人と初めて50万…

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「除夜の鐘吾身の奈落より聞ゆ」(山口誓子)…

 「除夜の鐘吾身の奈落より聞ゆ」(山口誓子)。もう年末である。仕事納めをして帰省の準備をしている人、のんびりと過ごしている人、大みそかまで仕事がある人などさまざまだろう。  今年一年を振り返ると、まさに「光陰矢の如(ごと…

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韓国人若者の声 「反日」強制に抗議の高校生

左派による扇動に気付き始めた  元慰安婦、徴用工判決、自衛隊機に対するレーダー照射、軍事情報包括保護協定(GSOMIA)などの問題で、日韓の軋轢(あつれき)が深刻化した一年だった。論壇でも、これらをテーマとした論考が目立…

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