Date archive for 2018

新在留資格、議論深め精密な制度設計を

 外国人労働者の受け入れを拡大する新たな在留資格の創設をめぐる議論が始まった。  このまま労働力不足が進めば国力の衰退は免れない。その一方で、将来の国のかたちにも関わる問題だけに拙速な議論は慎まねばならない。 単純労働に…

続き

2011年は人口減少社会の始まり

人口減少社会を超えて 第2部・戦後人口政策の誤り (1) 「言葉狩り」で自由な論議封じる  急速に進むわが国の少子高齢化。その出発点には、「子供2人」を国民に要請するなど、長く人口抑制に努めてきた戦後の人口政策があり、社…

続き

「予見可能性」の判断を冷静に行うべきだったアエラの東電裁判傍聴記

◆東電元副社長が証言  東京電力福島第1原発事故を受け、入院患者らが無理な避難で死亡したなどとして、東電元幹部らが強制起訴された刑事裁判。その30回公判が今月中旬開かれ、東電元副社長の武藤栄氏(68)が証言台に立った。 …

続き

某新聞社ニュースサイトに、人工知能(AI)…

 某新聞社ニュースサイトに、人工知能(AI)研究者に「弁護士業は、真っ先にAIに取って代わられる職業だ」と言われたというベテラン弁護士の話が出ていた。この弁護士は「機械(AI)は人間を慰められない(から弁護士廃業はない)…

続き

中南米政策でヘイリー国連大使の強力な発言力失う米政権 U.S. to lose Haley’s powerful voice on Latin America

 ニッキー・ヘイリー氏はトランプ大統領の国連大使を務めてきた約2年間、トランプ政権では中南米の左派政権との対峙(たいじ)を最も声高に主張する人物として明確な地位を築いた。ストリートデモに参加したこともあった。  「ベネズ…

続き

セレブの街・青山に児童相談所建設で紛糾する説明会を特報したフジ

◆怒号が飛ぶ録画入手  ブランド店が集まる高級繁華街と児童虐待や家庭内暴力(DV)対策。いわば世間の光と影の組み合わせに論争を巻き起こしたのが、東京・南青山5丁目に「子ども家庭総合支援センター」を建設する港区の計画だ。 …

続き

「胡桃(くるみ)割る力の指の馴れてきし」…

 「胡桃(くるみ)割る力の指の馴れてきし」(荒川あつし)。秋は木の実が多く取れる季節である。今はクリやクルミなどが代表的だが、かつては多くの種類の木の実が収穫されて食べられていた。  シイの実やトチの実、カヤの実などであ…

続き

災害時の避難先の違い理解を

拓殖大学大学院特任教授 濱口 和久 逃げる場所と落ち着く先 事前に帰宅困難時の対策も  避難場所と避難所の違いを正しく言える人はどれくらいいるだろうか。  避難場所と避難所については、災害対策基本法が平成25(2013)…

続き

両陛下、林業大学校を御視察

 天皇、皇后両陛下は27日、第38回全国豊かな海づくり大会御出席のため、空路で高知県入りし、香美市の県立林業大学校を視察された。  県土に占める森林率が84%と日本一である高知県の林業を担う人材育成のため、2015年に県…

続き

ビル・ガーツ

極超音速ミサイル、米が開発促進

MDAと陸海空軍が協力 先行の中露に対抗  米国防総省ミサイル防衛局(MDA)が、陸海空軍と協力して、極超音速ミサイルの開発を進めていることが明らかになった。このミサイルは、高速で敵のミサイル防衛を回避することを目指すも…

続き

米艦と台湾海峡、国際法が認める航行継続を

 米海軍の艦艇2隻が台湾海峡を航行した。米海軍のローガン報道官は「国際法にのっとった」航行で「自由で開かれたインド太平洋への米国の決意を示すものであり、今後も国際法が認めるあらゆる場所で、飛行、航行、作戦行動を実施する」…

続き

沖縄は全体主義的閉鎖社会、曽野綾子氏の予言的指摘

歪められた沖縄戦史 慶良間諸島「集団自決」の真実上原 正稔 (28)  連載第1回で筆者は、1950年8月15日、沖縄タイムス編『鉄の暴風―現地人による沖縄戦記』によって赤松嘉次大尉と梅澤裕少佐は「集団自決」を命じた「極…

続き

絢子殿下、両陛下に感謝の言葉

御結婚を前に「朝見の儀」  29日に日本郵船社員守谷慧さん(32)との結婚式を控えた高円宮家の三女絢子殿下(28)は26日午後、皇居・宮殿「松の間」で天皇、皇后両陛下に感謝の言葉を伝える「朝見の儀」に臨まれた。  絢子殿…

続き

日中首脳会談、注意を要する「一帯一路」協力

 今年、日中平和友好条約発効から40年の節目を迎えた中、安倍晋三首相が中国を訪問して習近平国家主席や李克強首相らと会談した。  国際会議出席を除いた日本の首相訪中は7年ぶりとなる。一衣帯水の日中とはいえ、両国間に横たわる…

続き

「LGBT」と表現の自由 バッシング恐れる出版界

「新潮45」休刊で覚悟の有無表面化  「LGBT」(性的少数者)に関する特別企画を掲載した月刊誌「新潮45」10月号に批判が殺到したことから、発行所の新潮社が突如、同誌の休刊を決めたのは9月25日だった。出版活動をめぐっ…

続き

共産党ポスト志位氏は誰か

 共産党が野党共闘路線を維持している。来年の参議院議員選挙をターゲットに、野党共闘を呼び掛けている。10月13日から14日まで開催された共産党中央委員会総会では、参議院議員選挙での野党共闘を実現するため、野党間の真剣な協…

続き

GAO、移民家族引き離しは不寛容政策前から Family separations began before zero tolerance: GAO study

 国境で拘束された不法移民家族の引き離しは、トランプ政権が発足した頃から増加し始めた。政府の監視機関が24日、発表した。司法による「ゼロ・トレランス(不寛容)」政策のずっと前から引き離しが起きていたことになる。  セッシ…

続き

「悪い子はいねがー」「泣ぐ子はいねがー」…

 「悪い子はいねがー」「泣ぐ子はいねがー」。鬼の面をかぶり、蓑(みの)をまとった村の男たちが年の終わりに家々を回る、秋田県男鹿市に伝わる民俗行事「なまはげ」。毎年大晦日にニュースでも流され、全国的に知られている。  本当…

続き

正念場を迎える競馬

地球だより  タイの首都バンコクには二つの競馬場があった。「あった」と過去形で書いたのは、その一つのナンロン競馬場が今秋、閉鎖されたためだ。ナンロン競馬場は100年の歴史を持つタイ競馬の聖地だった。ダービーが行われるのも…

続き

ドゥテルテ比大統領の健康問題

政権左右する不安材料 辞任なら野党副大統領が昇格  健康問題が浮上し、フィリピンの剛腕大統領の勢いに陰りが見え始めている。自らがんの可能性を語るなど、これまでにない気弱な一面を見せ、世論調査での政権支持率は過去最低となり…

続き

急がれる安倍政権下での改憲

世日クラブ講演要旨 安倍改憲の行方を占う ~冷戦思考からの脱却が急務~ 政治評論家 高橋利行氏  政治評論家の高橋利行氏は10月16日、世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良(ゆずる)・近藤プランニングス代表取…

続き

紀子殿下、結核予防賞を授与-オランダ

 【ハーグ時事】オランダを訪問中の秋篠宮妃紀子殿下は25日午前(日本時間同日午後)、ハーグで秩父宮妃記念結核予防世界賞授与式に出席し、パキスタンのムハンマド・アミール・カーン博士に同賞を授与された。  紀子さまは授与に先…

続き

科学分野での韓国人のノーベル賞受賞は近い?

韓国紙セゲイルボ  まだ韓国には科学分野のノーベル賞受賞者がいない。日本と比較すると23対0だ。日本人の相次ぐ受賞に韓国の科学界が意気消沈するという話も聞こえてくる。ノーベル賞シーズンを迎えるだけで、国民の過度な関心のた…

続き