Date archive for 2017

9条加憲より2項削除を

哲学者 小林 道憲 空文化した「平和憲法」 信頼できる「公正と信義」なし  「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの…

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米爆撃機、北朝鮮東方を飛行

境界線越え、強く牽制  米国防総省は23日、B1爆撃機とF15戦闘機が北朝鮮東方沖の国際空域を飛行したと発表した。同省のホワイト報道官は声明で、韓国と北朝鮮を分ける軍事境界線を越え「今世紀で最も北まで飛行した」とし、「北…

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冷戦型の封じ込め政策を

どう見る北の脅威 米ヘリテージ財団上級研究員 ブルース・クリングナー氏(上) 北朝鮮の核・ミサイル開発はどの程度進んでいるとみるか。  北朝鮮のミサイルはすでに米国を攻撃する能力がある。少なくとも米本土の半分を射程に収め…

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官民でシェルター設置を

 前回に続いてシェルターの問題を取り上げたい。  NPO法人・日本核シェルター協会の調査によると、日本は人口当たりのシェルター普及率(全人口に対する収容可能な人数の割合)が0・02%しかなく、シェルターの整備は諸外国に比…

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民進党公約、安保法制の「白紙化」は愚論だ

 わが国は戦後70余年、外国からの武力攻撃の危険にさらされたことがない。それが今、北朝鮮の核・ミサイルの脅威に直面しており、国民の生命と財産をどう守るのか、安全保障の在り方が厳しく問われている。  ところが、野党第1党の…

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なぜ今、解散総選挙なのか、時期と争点に疑義を唱える文春・新潮

◆争点とすべきは改憲  安倍晋三首相が国連総会から帰国し、本稿が掲載される頃には解散総選挙の日程が明らかになっていることだろう。野党や一部メディアは猛反発しているが、一気に選挙モードに突入する。  「大義なき解散」と野党…

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災害の被害をできるだけ軽減する「減災」の…

 災害の被害をできるだけ軽減する「減災」の考え方が、国民の間に浸透してきている。経済・産業界では中部経済連合会(豊田鉄郎会長=豊田自動織機会長=)が減災投資を訴えている。  豊田氏はインタビューで「東日本大震災では部品メ…

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進まぬ英のEU離脱交渉

日本大学名誉教授 小林 宏晨 現実感覚喪失した英国 「協定無し」の危険性高まる  欧州連合(EU)離脱交渉に際して、英国がいまだに現実感覚を喪失しているのではないかと考えられ、EU側にフラストレーションが高まっている。離…

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核凍結で米朝ディールも

北暴走 揺れる韓国(4) 元青瓦台外交安保首席秘書官 千英宇氏に聞く 北朝鮮による6回目の核実験はどのような意味を持つか。  北朝鮮は核の弾頭化、小型化、爆発力などの面で成果を挙げ、これ以上の核実験は必要ない段階に差し掛…

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皇太子殿下御夫妻、BBS運動の記念式典に御出席

 皇太子殿下御夫妻は23日、東京都渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターで開かれた「BBS運動発足70周年記念式典」に出席された。  BBS運動は、非行などの問題を抱える少年らを対象とした青年によるボランティア活…

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露軍事演習、欧州側の強い懸念は当然だ

 ロシアとベラルーシの両国軍は、ロシア北西部、ベラルーシ領およびバルト海に面したロシアの飛び地カリーニングラードで大規模な合同軍事演習「ザーパド(西方)2017」を実施した。  この演習は4年に1回行われるもので、14年…

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「イスラム国」がゲリラ戦術を採用 Islamic State adopts guerrilla warfare tactics

 過激派組織「イスラム国」(IS)の司令部は、米国主導の有志連合軍による正確な空爆作戦が、固まっていたISの戦力を系統的に分解していることを受け、戦術をゲリラ戦へと大きく転換するよう求めている。  退役した米陸軍歩兵部隊…

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サウジ「七男の台頭」、若い皇太子の急速な改革に警鐘鳴らす英紙

◆異例の皇太子の交代  サウジアラビアはムハンマド皇太子の下で、経済・社会改革を精力的に進めているが、自身の政策に否定的なイスラム聖職者を拘束するなど、反政府的な活動を弾圧、改革も順調とは言えず、中東の大国サウジの未来に…

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「秋の蚊の灯より下り来し軽さかな」(高浜…

 「秋の蚊の灯より下り来し軽さかな」(高浜年尾)。涼しくなってきて、油断すると朝は風邪を引きそうなほど。だが、厚めの毛布で寝るといつの間にか足で蹴飛ばしているから厄介だ。  とはいえ、蒸し暑さは薄らいで過ごしやすい季節と…

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「一帯一路」構想、経済的世界支配目指す中国

 中国の習近平国家主席が提唱したアジア太平洋経済開発構想「一帯一路」に米国の国防総省、情報機関が強い関心を示している。  国防当局者が記者(ビル・ガーツ)に語ったところによると、計画を詳細に調査した結果、中国は経済的手段…

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北朝鮮「完全破壊」の衝撃

 9月19日、トランプ大統領は就任後初の国連総会の演説で北朝鮮を厳しく批判した。特に、金正恩がマレーシアのクアラルンプール空港で兄をVXガスで殺害したことと共に、横田めぐみさんの拉致事件にも言及。13歳の日本人少女を拉致…

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金正恩氏の素顔 過度な勝負欲、ソウル占領へ檄

北暴走 揺れる韓国(3)  北朝鮮の異常とも映る核・ミサイルの暴走には最高指導者・金正恩朝鮮労働党委員長の「祖父の金日成主席、父の金正日総書記を上回る勝気で自信過剰な性格が多分に反映されている」(元韓国政府高官)。トラン…

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日米韓首脳会談、緊密な連携で対北包囲網築け

 安倍晋三首相とトランプ米大統領、韓国の文在寅大統領が会談した。核・ミサイル開発を加速させる北朝鮮に対して格段に強い圧力を掛け、国連安全保障理事会で採択された制裁決議の完全履行を中国などに促していくことを申し合わせた。北…

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米、対北朝鮮で新制裁 トランプ氏が大統領令

資金源断ち「経済封鎖」目指す  トランプ米大統領は21日、北朝鮮と取引のある個人や企業、金融機関に対する新たな制裁を定めた大統領令に署名したと発表した。北朝鮮に立ち寄った航空機や船舶の米入国も禁じるなど、核・ミサイル開発…

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「自由民主」に党外交/トップに日中与党交流

「一帯一路」へ誘う中国  8月の安倍内閣改造と自民党役員人事の後、同党機関紙「自由民主」1面記事は、「第6回日中与党交流協議会」「新しい時代に相応しい日中関係を」(8・29)、「青年局海外研修団がベトナム訪問」(9・5)…

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女性活躍の「公明」特集/制度より教育で増やせ

指導的地位を目指す女性  今年は女性議員受難の年と見え、蓮舫、稲田朋美、山尾志桜里、豊田真由子、今井絵理子の各氏らが、選挙、失言、暴言、不倫などさまざまな理由でマスコミを賑(にぎ)わした。これも女性議員が増えた証拠と思わ…

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「民進」に前原新代表/ワンボイスの訴え試金石

「民進」に前原新代表 ワンボイスの訴え試金石

続く「赤旗」民共共闘記事  突如解散風が吹き、臨時国会の初めに衆院解散、来月には総選挙だ。これも、民進党の離党問題と無縁ではないだろう。前原誠司代表を選んで後、不倫疑惑で山尾志桜里元政調会長の幹事長内定取り消しがあり、山…

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「一帯一路」の帯と路 無限の航路に“中国一路”

広大無辺に「帯」は無い  たしか2013年になってからだったように思うが、中国の内陸アジア研究会の人たちから、新疆で会議をやるのでぜひ出てきてほしいという誘いをたびたび受けた。内陸アジアといえば、中国新疆を中心とした俗に…

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