Date archive for 11月, 2017
前途多難な農連再開発
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 農連市場などが入る施設が10月17日、那覇市樋川に完成した。農連市場は、1953年の開設以来、生鮮野菜類を中心にした「食の台所」として繁栄したが、建物の老朽化や防災設備が十分でない…
アンカラ(トルコの首都)で鳴り響く轟音 Rumbling in Ankara
ノスタルジアはいろいろな感情を強く駆り立てるものだ。新しい夢を数々見る中で現れる昔の恋人のこと、あるいは、かつての姿を記憶にとどめている帝国の名残を持つ新しい支配者のこと、そのような支配者の想像の世界では、再びそれにな…
第33回京都賞受賞者の一人で、植物生理学者…
第33回京都賞受賞者の一人で、植物生理学者のグレアム・ファーカー・オーストラリア国立大特別教授(69)が、授賞式の記者会見で地球温暖化対策について「経済と環境、社会が収斂(しゅうれん)して同じ方向に向かわないと良くなら…
韓国・文政権、捜査の本丸は李元大統領か
韓国・文在寅政権が公約1号に掲げる「積弊清算」と関連し、前の保守政権時代に対する検察捜査が進められている。先日は世論操作疑惑で元国防相が逮捕されたが、本丸は李明博元大統領だとする見方が広がっている。政権交代を機にした政…
米に弾劾デモ「輸出」?
地球だより 先のトランプ米大統領訪韓では「反米」「反トランプ」を叫ぶ過激デモが行われ、参加者が道路上にペットボトルなどを投擲(とうてき)したため晩餐会帰りにトランプ氏らを乗せた車列が予定コースを変更する一幕もあった。彼…
日本は国連改革の先頭に立て
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 時代遅れで偏った機関 米国のユネスコ脱退は正当 このたびアメリカ合衆国とイスラエルがユネスコから脱退すると報道された。その理由としてはユネスコがパレスチナ問題に関し、政治…
核をてこに北主導の「再統一」狙う金正恩氏
脱北者初の韓国議員 趙明哲氏 1994年に脱北し、脱北者初の韓国国会議員となった趙明哲氏は、ワシントン・タイムズ紙のインタビューで、北朝鮮は依然として韓国内で広範囲にわたってスパイ網を張り巡らせていると指摘、「ここには…
イラン・イラク国境でM7・3 死者400人超、救助難航
イランとイラクの国境地帯で12日午後9時18分(日本時間13日午前3時18分)、マグニチュード(M)7・3の強い地震があり、イラン・イラク当局によると、これまでに少なくとも400人が死亡、約7000人が負傷した。 震…
SNS対策、社会全体で被害防ぐ知恵絞れ
インターネット上の交流サイト(SNS)を通して、事件やトラブルに巻き込まれるケースが後を絶たない。神奈川県座間市で男女9人の遺体が発見された事件を受け、政府はツイッターの規制などを含む再発防止策を検討する。直ちに実施で…
政党機関紙購読、埼玉県庁でも共産系に偏り
教育委、5課が赤旗のみ 県作成文書で明らかに 地方自治体の庁舎内で公費購入されている政党機関紙のうち、「しんぶん赤旗」など日本共産党系機関紙の占める割合が極端に大きい事例が相次いで報告されている。兵庫、岡山、富山の各県…
ここまで知れば大丈夫 インフルとパンデミック
有隣病院院長・工藤宏一郎氏 臨床医の立場から知識伝授 このほど、東京都中央区の一橋講堂で開かれた都民講座で「ここまで知れば大丈夫 インフルエンザとパンデミック」と題して有隣病院院長の工藤宏一郎氏は臨床医の立場からインフ…
体罰を用いない子育てを広げよう
体罰や暴言が子供の脳に大きい悪影響 しつけや教育の一環で行う体罰は一時的効果はあっても、子供の脳に悪影響が大きい。体罰のない社会を目指して、体罰等を用いない子育てを推進する、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレンの取り組み…
「母親であることを喜べるように」
トランプ米大統領に先立って来日した長女のイバンカ大統領補佐官が、都内で開催された国際女性会議で基調講演を行った(本紙今月4日付)。会議は政府の女性活躍推進政策の一環として開催されたものだが、イバンカさんは女性の起業や経…
共産主義の惨禍を隠し歴史を歪曲する朝日のロシア革命100年報道
◆1千万人超が犠牲に 先週の7日はロシア革命から100年。本紙9日付によると、トランプ米大統領はこの日を「全米共産主義犠牲者の日」と宣布し、1億人を超える共産主義の犠牲者を追悼した。米大統領による追悼日宣布は初めてだと…
海のもの山のものと鍋ものに熱燗(あつかん)…
海のもの山のものと鍋ものに熱燗(あつかん)がうれしい季節である。酒を称(たた)えた言葉に<酒は百薬の長>ということわざがある。だが、吉田兼好は「百薬の長とはいへど、よろづの病はさけよりこそ」(徒然草)と戒めている。 …
ヒズボラ排除に動きだしたサウジ
米コラムニスト デービッド・イグナチウス 辣腕振るうムハンマド皇太子 スンニ・シーア派の代理戦争に サウジアラビアは近代の中東が抱えてきた原罪を繰り返そうとしている。レバノンで周辺地域を巻き込む対立を引き起こし、この脆…
クルド人の独立への悲願
ロシア研究家 乾 一宇 部族意識強く抗争絶えず 自治権拡大が現実的選択か シリア・イラク領域の一部を占拠したイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が首都と称していたシリア北部のラッカを、クルド人とアラブ人の反…
ブラジルの大手アパレルに奴隷労働の疑い
ブラジル・サンパウロ州の公共労働検察局は、10日までにブラジル大手のアパレル会社M5 Textilに対して、「奴隷労働」に相当する基準で下請け企業の従業員らを働かせていた疑いがあるとして、最高10年間の販売権停止(サン…
EV開発で立ち遅れ大きな岐路に立たされる日本の自動車メーカー
◆世界の潮流はEVに 自動車は今や日本経済の“産業のコメ”となっている。かつて鉄や半導体が日本経済を牽引(けんいん)し、「産業のコメ、メシの種」と言われてきた。それらの産業が中国や韓国に取って代わられた感のある現在、国…
「盛り塩の冬めく三和土濡れてをり」(下田実花…
「盛り塩の冬めく三和土濡れてをり」(下田実花)。「盛り塩」は、玄関先などで両側に三角錐(すい)や円錐形に盛った塩のことを言う。縁起担ぎや厄除(よ)けなどの風習からきている。時々、商店の入り口でも見掛けることがある。 …
玉木希望代表、政策優先の執行部人事を
希望の党は国会議員団を率いる初代の共同代表に玉木雄一郎衆院議員を選出した。共同代表の小池百合子氏と良好な関係を維持しつつ、対戦した大串博志氏をどう処遇し挙党態勢を構築していくかが当面の最大の課題だ。政策マンとしての玉木…
皇太子殿下御夫妻、国際賞のつどいに
皇太子殿下御夫妻は10日午後、東京・渋谷の国連大学を訪れ、「コスモス国際賞25周年記念のつどい・シンポジウム」に出席された。 同賞は1990年開催の「国際花と緑の博覧会」を記念して創設され、自然と人間の共生に関わる研…
高まる核武装論、都市戦闘マニュアルなし
「核に対抗できるのは核しかない」。最近、韓国の一部で出ている強硬論だ。北朝鮮が「核保有国」を宣言した状況で、韓国も核武装して「恐怖の均衡」を取るという意味である。 もちろん、核武装が簡単にできるものではない。原発など…